漂流郵便局: 届け先のわからない手紙、預かります

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著者 : 久保田沙耶
  • 小学館 (2015年2月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093884020

漂流郵便局: 届け先のわからない手紙、預かりますの感想・レビュー・書評

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  • 何も知らないまま、図書館で見つけた本。
    漂流??でもって郵便局??
    半信半疑で読んでみたら、なんと実在する。
    瀬戸内海に浮かぶ粟島。
    ここ最近は瀬戸内の島はアートで溢れているのだ。そういうわけか。

    そして実際に、ハガキを出す事が出来る。
    言えなかった事や、面と向かっては言えない事。
    人それぞれの思いをここで受け取ってもらえる。

    なんて素敵なんだろう。そして出してみようと思った。

  • 瀬戸内海の小さな島・粟島に実在する「漂流郵便局」。
    届け先の分からない手紙はここに流れ着き、受取人を静かに待つ。

    恋人へ、10年後の自分へ、未来の孫へ、地元を離れた息子へ、急逝した友人へ…
    文字に起こすことで人は、心に溜め込んだものを消化する。
    道なき道を彷徨う旅人の背中を見届けているような気分に。

    ふとクラフト・エヴィング商會の作品を思い出した。
    手書きっていいな。

  • タイトルから小説と思って手に取ったら、瀬戸内国際芸術祭出展作品のルポ本だった。届け先の分からない手紙を預かる郵便局。死者や長年連絡の付かないかつての大事な人などに向けて思いの綴られた手紙が集められ、他人のそれを見ることができるインスタレーション。作者は「私たちは大きな流れの中の一部に過ぎない」という。なるほど、人にとって、多くの思いが集まったこの漂流郵便局で、他の人の思いを見る行為は、自らの思いを大きな流れの中で相対化する意味があるのかな、と思えた。それは自分の思いを、一歩前に進める行為なんだろうな。

  • プロジェクト型アート作品「漂流郵便局」。2013年に開催された瀬戸内国際芸術祭で発表された後、再開された郵便局。そこへ流れ着いた(送られた)、届け先の分からない手紙たちが美しい空間を漂っています。
    亡き人へ向けて、未来(過去)の自分へ向けて、またペットや物などに向けて。不覚にも涙を落としてしまうページもありました。
    まだ存在しているなら、実際に足を運んでみたいです。

  • 泣ける。。

  • 816

  • 「ー」

    宛名不明の郵便物が届く場所ではない。
    どこに送れば届くのかわからない郵便物を送る先だ。
    それが誰かの心の支えになるのなら、とても意味がある。

  • ウルウルしながら読んだ。あたたかい気持ちになれた。いつか訪れてみたい。

  • てっきり架空の郵便局だと思ってたのに。実在します(2015年当時)。返事の来ない一方通行の手紙。日記のような手紙。故人への手紙。やはり故人への手紙はウルッとしてしまいます。100年後のこの街に図書館があるかどうか、そう手紙を書いた子供(多分子供のはず)。貸出カードにある名前をみて、この人は今は○○してる等の想像をしてしまうそんな子。100年後に同じように考えてくれる人へと書いた手紙。これを読んで貸出カードってあったよねと懐かしく思いました。今はコンピュータ管理だから、カード無いよね(^_^;)あれはあれで前に借りた人の名前チェックするのも楽しかった。そして、"耳をすませば"の世界に(笑)

  • 病院の待ち時間つぶしの図書館本。

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漂流郵便局: 届け先のわからない手紙、預かりますの作品紹介

届け先不明の想いが流れつく郵便局の物語

恋人へ、10年後の孫へ、がんで急逝した夫へ、
11歳で天国に行ってしまった息子へ、祖父母の愛犬へ、ボイジャー1号へ・・・。
心に響き、心を揺さぶる手紙69通を収録。

これらは瀬戸内海の小さな島・粟島にある、不思議な郵便局に寄せられた手紙。

瓶に詰められた手紙が海を漂うように、
届けたくても届け先がわからない想いがブリキ製の漂流私書箱に集まる。
その名は「漂流郵便局」。
旧粟島郵便局を現代アートとしてよみがえらせたものだ。

胸の内に秘めた想いが綴られた手紙と、瀬戸内国際芸術祭作品としての精巧なしつらい、ゆったりと時がすすむ粟島の佇まい…。
涙とともに、なぜか懐かしく心地よく癒される世界へと、読む人を誘う。

漂流郵便局: 届け先のわからない手紙、預かりますはこんな本です

漂流郵便局: 届け先のわからない手紙、預かりますのKindle版

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