音楽という<真実>

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著者 : 新垣隆
  • 小学館 (2015年6月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093884211

音楽という<真実>の感想・レビュー・書評

  • (15-53) 新垣氏は二人の関係を続けるのは限界なので終わらせたいが、方法としては佐村河内氏が耳がもっと悪くなったとして自然に止めることを希望していた。でもそれは現実的でないから世間にあのような形で公表したのだが。
    「ペテン師と天才」は神山さんの視点で事件が書かれているので、それと比べると興味深い。本書では神山氏がかなり押して、新垣氏は押し切られるような感じであの会見にいたっている。その経過はまさに作曲することをまずいなと思いながら断りきれず、ずるずると佐村河内氏と関係を続けてきたことと同じだと感じた。
    新垣氏だけだったら、関係を断つことは出来なかったと確信した。
    四分の一程度で佐村河内氏と出会う前の半生が語られ、音楽家一家というわけではない家庭に生まれても、音楽が好きな子供を親が伸ばしてやれば音楽家になるんだと思った。

  • 音楽が大好きで、ベートーヴェンに憧れて、作曲家になった新垣さん。ある日、もうひとりの『ベートーヴェン』に出会い、人生を狂わせられてしまったわけだが、うーん。新垣さんの断りきれない優しさ、弱さがゴースト生活を作ってしまったのだな、と思った。でも、会見をしたことで、重荷は軽くなったことでしょう。その後の新垣さん。これからの新垣さんに大いに期待したい。

  • 初読

    新垣さんが口述したものをライターさんがまとめた形で
    とりとめなく、物凄く読みにくいw

    そう書かれてるレビューがあるが、確かに神山さんの「ペテン師と天才」との
    温度差というか、印象の違いが面白い。

    新垣さんも人間というか、欲もあるし困ったところもある人で
    ただその欲というのが、サムラゴーチ氏みたいにあくまで「俺」の一点に集約され
    「とにかく凄い自分」を成す事そのものが欲望、に対して
    音楽を感じたい、作りたい(そしてそれを聴いて貰い、評価されたら嬉しい)という
    職人的な欲望のあり方で
    う〜ん…そこが新垣さんの流されがちで押しに弱いという性格もあって
    分かち難くバディとして結びついてしまったのねぇ…

    本人もあとがきで口述している音楽への熱い気持ちパートは流し読みがちだったがw
    (ビル・エヴァンスは知ってたけどギル・エヴァンスって知らなかった!w)
    恋愛遍歴?まで恐らく水を向けられるまま語ってしまい、
    ソリストと伴奏者の関係は疑似恋愛的で
    「困りますね。ポッとなっちゃいますから」とお前は何を言っているんだ状態w
    しかしこれを読んだ時、あー知り合いにもいるなぁこういうタイプ…。と何か納得してしまった。

  •  近所の大型書店で本書が「著者の直筆サイン入り」で売られていたのを目撃して愕然とした。商業主義極まれり。すっかり「中途半端なタレント」になってしまったようだ。中身の方も口述をそのまま文章化したようでとりとめなく、はっきりいって読みにくい。とにかく「利用されやすい」人であることはよくわかった。

  • あの衝撃の記者会見と一連の騒動の後に出された本。
    なんというか、自分を見つめなおしてみましたー…感たっぷりの筆致。
    文章はそこそこ読みやすいです。

  •  
    ── 新垣 隆《音楽という<真実> 20150619 小学館》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4093884218
     
     新垣 隆  作曲 19700901 東京 /ピアニスト/ゴーストライター
     
    (20151029)
     

  • 葛藤が感じられますが、ゴーストライターを止めるころができなかった、もうひとりの「ベートーヴェン」佐村河内氏をある意味利用していた(されていた)それが新垣さんの弱さだったのでしょうか…
    巻末の本誌に登場する音楽家一覧に佐村河内氏が入っていないのが受けました(^^;

  • 川越スカラ座さんでの無声映画上映会で新垣隆さんにサインもらった本 読了。

    例の事件も彼についても ほとんど知らないのだが、こんな事があったんだ。

    本からは新垣隆さんの誠実な姿勢が伝わってくるけれども、
    逆に おかしな人に対して 途中で止められて実現しないはず と声を挙げないでいると、そのまま進んでしまうケースもあるって事だなぁ。

  • 彼の本職はピアニストなのか作曲家なのか、本書を読むまであまり詳しく知らなかったが、とにかく日本一有名なゴーストライターであることは間違いない新垣隆氏の著書。

    内容としてはあの事件の一部始終はもちろん、新垣氏が音楽家を志す事となったきっかけや強く影響を受けた人々、そして彼の音楽に対する姿勢や音楽理論などが存分に語られていて、大変興味深いものがあった。

    名声は欲しいが才能に恵まれなかった佐村河内氏と、純粋に自分が作曲した音楽を世に送り出したい新垣氏の利害が、かなり歪んだ形で一致してしまったのが今回の事件の顛末なのだと思う。

    きっと佐村河内氏はプロデュース業に徹していれば、また違うの結末が待っていたのではないだろうか。そして新垣氏は派手な演出を好む佐村河内氏に対し、関係を断ち切りたいと思いながらも、心の片隅ではどこか憧れに近い感情もあったのではないだろうか。

    出来れば新垣氏の音楽理論は改めて違う作品で読んでみたい、そして今回の事件に関しては佐村河内氏の反駁も聞いてみたい気がする。

  • 最近バラエティでも活躍している新垣さん。
    事件を振り返る本は果たして自著なのか、「チームライティング」なのかということが気になってしまった。
    (取材・構成担当者がクレジットされ、あとがきでも「私の話をうまくまとめてくれた」とあったのでライターさんのはたらきがだいぶ大きいのでは勝手にと推測)

    新垣さんから見た佐村河内の人物像とか当時のエピソードやそれに対するツッコミがやはり面白かった。
    新垣さんのこれまでの人生や音楽観からは、現代日本のの音楽家や作曲家がどのようにして生まれるのかという点でも面白かった。

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音楽という<真実>の作品紹介

元ゴーストライターが語る音楽への愛

2014年2月、佐村河内守氏の「ゴーストライター」であることを告白し、日本中に衝撃を与えた作曲家、新垣隆氏は、幼少のころから天才少年と呼ばれ、日本の現代音楽界で最も期待されてきた人物だ。クラシック、現代音楽、歌謡曲、ジャズ、アニメソングなど、さまざまな音楽を愛し、自分の糧としてきた新垣氏は、騒動の後も音楽の力を信じ、音楽に救われて新たな人生をスタートした。幼少期から現在までに出会ったさまざまな音楽と恩師や音楽仲間とのエピソードを紹介し、佐村河内事件の顛末を振り返りつつ、人間を救う「音楽」の力を語る。

【編集担当からのおすすめ情報】
発売直後に新垣隆=吉田隆一(バリトンサックス)のジャズ・ライブがあります! 6月19日(金)仙台市サテンドール2000、20日(土)八戸市はっち、21日(日)函館市FMいるかホール、22日(月)東京荻窪ベルベットサン。いずれの日も本の即売とサイン会を行います。また、6月30日(火)にはイオンモール幕張新都心グランドコートでミニライブ&サイン会が開催されます。

音楽という<真実>はこんな本です

音楽という<真実>のKindle版

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