ベリーベリーグッド: レターエッセイ集

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 206
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093884532

作品紹介・あらすじ

明日の仕事が楽しみになる!エッセイ集

働く女性向けファッション誌『Oggi』の連載エッセイ(2013~2015年)が一冊の本になりました。エッセイは、仕事や人間関係、暮らし、人生に悩みながらも、ひたむきによりよい未来を見つめる、20代後半~30代女性読者への手紙のように書かれたもの。働く女性の現在にやさしく寄り添いながらも、自身の豊かな経験や確固たる思いをまっすぐに綴っています。その潔さにハッとさせられ、新たな視点を学び、また明日からガンバロウ!と前向きになれる珠玉の言葉が満載。女性に限らず、すべての働く人におすすめの、何度も読み返したくなる一冊です。
2014年12月に『暮しの手帖』編集長を辞して、2015年4月、クックパッドに入社、7月に新メディア『くらしのきほん』を立ち上げた著者。自身の仕事が大きく変化する時期にリアルタイムで綴られたエッセイとしてもファン必読!




【編集担当からのおすすめ情報】
撮り下ろしカラー口絵「松浦弥太郎のベリーベリーグッドな一日」もお楽しみください!

感想・レビュー・書評

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  • 安心して読める本

  • 筆者の松浦さんはとても感受性が豊かで、自身と向き合うのが上手い方だと思った。くらしのきほんの編集長とのこと、そちらもチェックしたくなった。
    ていねいに暮らすということは、自分自身としっかり向き合い、1日をじっくり味わいつくす、そんなスタンスを持ちながら、自分を愛し喜ばせる方法を模索し続けることなんじゃないかと、この本を読んでふと思った。ら

  • 松浦弥太郎さんのような丁寧な生き方がしたくなる本。
    How to本ばかり読んでいたがふと本棚から久々に取り出して読んでみると、ふっと心が軽くなった。

  • 「弥太郎さんの本には、ハズレがない」という「信」をもって読みましたが、やっぱりそうでした。

    抜粋箇所がたーくさん!

    【本文より】
    ・ヘンリーは言った。「僕の仕事は、自分の目と感覚だけを信じ、誰とも競うことない宝探しをすること」

    ・自分が何者であるか、何者として、人々や社会、文化に接し、仕事や暮らしの発想をしていくのか。

    ・では、人を愛するとは、どういうことか。それは好きとか嫌いとかいう感情を越えたところにある。その人をその人らしく生かすために尽くすことではないだろうか。

    ・随筆家の白洲正子は「心に残る人々」で「本当に見るとは、かくれたものを引き出すことであろう」と書いている。

    ・本来、どんなことにも、それなりに要する「ちょうどいい時間」があり、「ちょうどいい時間」から生まれる、喜びや楽しさ、美しさ、クオリティというものを、忙しさを理由にして手放してしまってはいけないと僕は思うんだ。絶対に。

    ・「仕事とは何か」の12の質問
    1.それは、今より少しでも良い解決方法、対応を示したものだろうか。
    2.それは、困った、もっとこうしたいの答えになっているものだろうか。
    3.それは、お金を払ってでも、知りたい、得なことだろうか。
    4.それは、少しでもいやなことを忘れられることだろうか。
    5.それは、とても簡単で、わかりやすく、今すぐに、できることだろうか。
    6.それは、誰でもよく知っている、親しみのあり、身近なものだろうか。
    7.それは、人の孤独や寂しさを埋めることができることだろうか。
    8.それは、不安や恐怖を拭い去ることができることだろうか。
    9.それは、最も大切な人へ向けたものになっているものだろうか。
    10.それは、世代を超えて、分ち合えるものになっているものだろうか。
    11.それは、おもしろく、たのしく、新しいか。
    12. それは、人を助けることができるだろうか。

    ・様々なメディアや、自分自身の経験を通じて情報収集をし、その情報を自分なりに分類整理し、仕事や暮らしにおいて自己表現することを、今、「キュレーション」という新しい言葉で表している。その「キュレーション」だけど、僕は仕事における基本プロセスであろうと思っている。

    ・「もし自分をやっつけようと思ったら何をするか。成長したいなら、それを考えるといい。」

    ・急がない、求めない、怒らない、よく休みよく遊ぶ、早寝早起き、はっきり伝える、文句は後回し、約束を守る、いつも感謝、欲張らない、言葉を慎む、いつも笑顔、先に与える、もっと素直に、今日もていねいに、知らんぷりしない、楽しむ工夫、もっと親切に、などなど。

    ・好きとか嫌いと言っているりうちは、まだまだ子どもなんだな。

  • 「はじめに」がとにかく印象的だった。物書きの松浦弥太郎さんが文書を書く際に心がけていること。それは大好きな人に手紙を書くように。

    手紙を書くとは「ただただ人に向き合い、人を思いやり、人のために、こころを傾けること」。あー、たしかに。そんな手紙をもらったら嬉しいし、読むのが楽しくなる。そんな手紙のようなエッセイ集。

  • 全部が全部心に響くわけじゃないけど、「あ、それ素敵!」というのが散らばっていて、忘れずに心に留めておきたくなります。

  • 日々の100以外では一番読みやすかった。服と思い出のエッセイは面白かったが、精神論的なものはあまり自分には合わないことが分かって、良い発見だった。

  • 前半は、うまく松浦さんの文章に乗り切れず、失敗したか? と思ったが、後半はうまく乗れた。
    仕事に、生き方に行き詰まったら、もう一度読みたい。

  • 松浦弥太郎さんの本の中で1番好きです。

  • 覚えておきたい事がたくさん

  • あとがき部分に書いてあった毎日の規則正しい生活を見習い。

  • ていねい

  • 2016.5.16
    松浦弥太郎さんのエッセイをまとめた本。青いカバーがきれいで、手に取った。繰り返し読み返したい本になりそう。

  • 1月から読んだ本の感想アップが出来ていなかったので
    ゴールデンウィーク中にまとめてアップ(笑)

    大好きな弥太郎様の著書
    付箋びっしりですが、気になったところをご紹介します

    ・手紙とは、あたまではなく、こころを働かせて書くもの。そう技術でもなく、
     形式でもなく、単に経験を生かしたものでなく、考えることでもなく、ただただ、
     人に向き合い、人を思いやり、人のために、こころを傾けること。
     その人のこころに寄り添うこと(p10)

    ・「いつも大切にしているのは、お客さんの気を見て、今日はどんな味を求めているのかを
     自分なりに見極めること(p23)

    ・相手の心に自分の心を向けること。そこに生まれる愛情が、あらゆる行為に魔法となって
     作用するのだ(p24)

    ・「見つける」ということは、感動するということだ。今日一日、感動が多ければ多いほど
     それだけ「見つける」ことができたということだ(p31)

    ・アイデアとは、過去の記憶から発掘するようなもの。生まれてから今日までの、感動、喜び
     驚き、悲しみや苦しみといった、あらゆる実体験と経験の記憶こそがアイデアの原点である(p38)

    ・これまでの記憶、そしてこれからの経験ぐらい尊いものはないと強く思った(p39)

    ・暮らしにおいても仕事においても、豊かな人脈は必要である。人脈のある人はとにかく
     お礼上手である。お礼上手な人は必ず大事にされる(p43)

    ・どんなことにもその先には人がいて、その人を思うことで、小さな工夫やアイデアが生まれ
     いつしかそれが基本になっている(p84)

    ・常々思っているのは、言葉使いというのは、心使いであるということだ(p93)

    ・「おもてなし」とは、日々の生き方ではなかろうか(p123)

    ・随筆家の白洲正子は「心に残る人々」で「が、本当に見るとは、かくれたものを引出すことであろう」と
    と書いている(p125)

    ・常々思うのは、幸運とは、いつも誰かという人が運んできてくれるもので、自分一人で手にできる
     ものではないということだ(p131)

    ・時たま練習するのは、足し算にしかならないが、ちょっとでもいいから毎日続けていると
     成長は掛け算になるという言葉を僕は信じ続けた(p141)

    ・大好きなものやことで行き詰ったら、一度離れてみるのも方法だと実感した。
     勉強、仕事、人間関係、すべて同じかもしれない(p155)

    ・常に自分が、自分自身の最強の敵という視点を持つことが大事である(p170)

    ・まずはなんでも受け入れる。いわば、信じてみる。こう思うようになって、いろいろな意味で
     チャンスのような出来事がぐんと増えた(p179)

    ・それまでの自分を認める自己肯定感を持ちつつ、今のままではダメだという自己否定をすることで
     チャレンジに向けた心のエンジンに火が入る(p193)

  • 松浦弥太郎さんのエッセイ集。ちょっと年上の先輩が後輩に問わず語りで話すような、いつもの穏やかな文章。モノや場所へのこだわりが、異国風味で流れている。最後の方のエッセイは、おそらく、暮らしの手帖をおやめになるころに書かれたのだろう、そのあたりの心づもりが記されている。
    おいしいお茶でも飲みながら、座り心地のいい椅子で読むととても気持ちがいいだろうな、と思う一冊である。

  • のんびりとした仕事をしたい。
    好きなことをして暮らしたい。

  • 対話の目的は相手にとってのわからないをなくして安心させること。苦手なことに挑戦してみる。成長は階段式。心が折れても、どこかで絶対大丈夫とあきらめない。

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著者プロフィール

松浦弥太郎(まつうら・やたろう):東京生まれ。アメリカの古書店にインスパイヤーされてm&co.booksellersを立ち上げる。『暮しの手帖』編集長を経て、現在は会社経営、執筆・編集活動、映像、コンサルタント、商品開発、メディア出演など、枠を超えた活躍を続けている。著書に、『仕事のためのセンス入門』、『センス入門』、『ほんとうの味方のつくりかた』、『僕の考える投資について』、『期待値を超える』など多数。

「2022年 『それからの僕にはマラソンがあった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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