もう時効だから、すべて話そうか: 重大事件ここだけの話

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著者 : 一橋文哉
  • 小学館 (2016年11月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093885232

もう時効だから、すべて話そうか: 重大事件ここだけの話の感想・レビュー・書評

  • 三億円事件、グリコ森永事件など、様々な取材の現場を歩き、多くの著書を残した筆者の最新エッセイ集。

    ポケモンGO脇見運転死亡事故に始まり、様々な事件の「その後の取材」でわかった事実を取り上げている。

    一昨年、犯人の元少年が「手記」を発表し大きな非難を浴びた酒鬼薔薇聖斗事件。
    この出版自体が、元少年の反省の薄っぺらさの証拠であり、国の威信をかけた「更生プログラム」が功を奏していないと筆者は憤る。

    ビートたけし主演でドラマ化もされた「三億円事件」。現金輸送車にまつわる新証言。モンタージュ写真に込められた欺瞞など、読んでいて感情の処理に窮してしまう。

    著者が「私の原点」と言い切る「グリコ森永事件」。
    国民の食の安全を人質に取ったこの劇場型犯罪は、いくつもの不幸な偶然と、決定的な人為的ミスにより、未だに全貌は解明されていない。
    かい人21面相は、文字どうり闇に消えてしまったのか。


    「一ツ橋のブンヤ」(某新聞社の記者)とも取れるペンネームに、著者の現場を歩き、五感を駆使して取材を重ねてきた意地とプライドと情念のようなものを強く感じる。

    人間の脳だけが持つ、感じる「情」、考える「知」、意思決定する「意」。
    これを元に行動をしていく。
    嫌な感情ですら、行動する中で、昇華させていくしかないのだ。

    デジタル技術がいかに進んだとしても、「心こそ大切」なのだ。

  • 「時効」って、事件の時効じゃなくて、過去の話って意味だったのねー・・・残念!w
    しかも「すべて」話してなくないか~?
    ま、そんなの話せないのかもしれないけど。

    最初の方は、それなりに興味深く読んでたんだけど、あとの方になってきたら、殺伐としすぎてて、救いもない感じで、なんだか世の中に嫌気がさしてきてしまった・・・。

    あ、これは著者のせいではなくて、ホント今の世が狂っちゃってるよなって感じで。自己チューな人が多すぎ?
    自分が大事ってのはわかるけど、他人も物じゃないのに。

    事件が起きると大騒ぎするけど、終結までちゃんと見届けてない自分も同じね。
    犯人が捕まったのか、どんな刑に服したのか、現在はどうしてるのか、とか知らなかったり、まぁ、いろいろ・・・。

    自己チューな人の犯す犯罪に、自分も家族も知ってる人も、うっかり巻き込まれませんようにと思っちゃったりするけど、知らない人も巻き込まれて欲しくないな。

    ノンフィクションは、やっぱり重いっす。。。

  • 連載物をまとめたせいか内容の重複が
    ややうざい。
    あと、わかりやすくなんでもデジタルのせいに
    する論調が…やっぱり爺さんなのね。
    作品は割と好きで読んでたけど
    これはジジイがフガフガ言っている感が強く
    あまり楽しめなかった。
    あと、破天荒の使い方間違ってないか⁇

  •  うーん…。全部話してないし。全体的におやじの説教調&武勇伝。最後は社会を憂えた持論の展開。自己チュー、人間関係の希薄さ、ネット(スマホ)社会…と全体的に現代社会の病が背後に的なステレオタイプ。この人の本はけっこう読んできたけどエッセイは書かなくてもよかったのでは。というかエッセイなのか?
      なんか既視感感じるなと思ったら佐野眞一「別海から来た女」。感想メモ読み返したら「うーん…」で始まっていた^^;ノンフィクションライターのおじさんはある程度書くといろいろ自説を展開したり説教したり武勇伝語りたくなったりするのだろうか。読んできた人たちだけにどちらも切り口がステレオタイプでちょっとがっかり…。うーん。

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もう時効だから、すべて話そうか: 重大事件ここだけの話の作品紹介

覆面ジャーナリストの裏話満載事件エッセイ

殺人、未解決事件や、闇社会が絡んだ経済犯罪などをテーマに、ノンフィクション作品を次々と発表してきた一橋文哉氏が、これまで語ってこなかった、事件の意外な真相や、取材のとっておきエピソードを披露する、本邦初の「事件エッセイ」。著者の原点となったグリコ森永事件の「かい人21面相」から、三億円強奪、連続少女誘拐、酒鬼薔薇聖斗、オウム真理教、和歌山毒カレー、尼崎連続変死、世田谷一家惨殺、福田和子、渋谷セレブ妻バラバラ殺人、餃子の王将社長射殺、そして清原和博覚せい剤、山口組分裂まで、日本史上重大事件の独自ネタや、警察・司法の体質など事件の背景、社会の闇など、今だからこそ語れる話が次々とが明かされる。さらに、特ダネをとる取材方法や失敗エピソードは、覆面を貫く「生涯一事件記者」・一橋文哉の正体も垣間見られて、これまでの著者の既刊にはない魅力が満載の一冊。

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