- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093890571
作品紹介・あらすじ
小林よしのり苦悩す――日本のナショナリズムに火をつけ戦後の言論空間に地殻変動を巻き起こした『戦争論』から9年。日本に出現したのは「危険なナショナリズム」だった。ネット右翼、ネオリベ一派の「偏狭なナショナリスト」は小林よしのりが『戦争論』によって昂揚させた「愛国心」から生まれたのか? 日本に真のナショナリズムは育ちつつあるのか? 今回はパラオ現地取材による「日本統治論」、自らの故郷・福岡から「美しい国」を描く「パトリ(故郷)とナショナリズム」、挑戦的意欲作の「国家と結婚」、など新しいテーマが満載。さらに語り下ろしと漫画による“沖縄戦スペシャル”、ギャグ漫画「ザ・樹海」なども特別収録する。
感想・レビュー・書評
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2007年6月。前半はパラオ共和国に行って『統治論』パラオのような小国では「防衛」を自国のみでするのは無理だろうが「どうせいつか近代化されるなら日本にしてもらってよかった」という感想が伝えられている。替わって支配者となったアメリカは日本によるインフラ整備をわざわざ取り壊した。後半は沖縄で先の『沖縄論』の補足。国民的一体感/青山学院大学の英語長文入試問題「語り部が居なくなった後の戦争体験の継承」というような高度の内容が出題されるとは。その一部に「正直退屈だった」という言い回しがあるのをあげつらう人が居るとは。
後半ひめゆり学徒について。映画ではもっと病院らしく設定したが、実際は明かりもなく真っ暗、不衛生。言葉に詰まりました。きっと彼女たちも一緒に闘っていた詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2007/06/17 購入
2007/06/17 読了 ★★★
2010/12/10 読了 -
様々な内容が盛り込まれており、非常に読みごたえがありました。パラオのことなどは、なかなか普段暮らしているだけでは学ぶ機会がないと思うので新鮮で、勉強になります。
著者の本に総じて言えることですが、少し意見が偏るところがあるのでその前提に立って読み、自分で考えることでより楽しめるとおもいます。 -
2007/06/17 購入
2007/06/17 読了
2010/12/10 移動