涙は女の武器じゃない より子流「しなやか激闘録」

著者 :
  • 小学館
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093897044

作品紹介・あらすじ

青春、仕事、家庭、未来への提言。元外務大臣・環境大臣・川口順子の自伝的エッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 1940年代生まれの著者が、どのように子育てしながらキャリアを?と思ったのは、ノーベル経済学賞受賞者のクラウディア・ゴールディン著「なぜ男女の賃金に格差があるのか」で、世代別の働き方の変化が示されていたため。
    川口順子さんは、複数回のアメリカ留学経験により、当時では「日本人離れした」方法で家事育児との両立をしていたことがわかった。
    今後、男性の働き方が変わらなくては、「両立」を迫られるのは女性のままになってしまう。
    これまで、を知り、これから、に生かすことができる。男性キャリアの仕事録は多いが、女性によるものは貴重。一職業人として、この記録を残して下さったことに感謝したい。

  • 川口順子元外務大臣・環境大臣の自伝的エッセイ。
    ただただ、強い女(ひと)だと感じた。
    いろいろ人生の選択で迷いがあった説き、たいがい、
    「えいやっ!」と決断してしまうところが、すごいと思った。
    家族にもめぐまれていたからこそ彼女の活躍があったのだとも思った。

  • 現参議院議員の川口順子さんの自伝風エッセイ。自分が中学高校の頃、川口さんが環境・外務大臣を務めていた。女性も政治の世界で立派にやっていけるのだと、勇気をもらった。官僚女性の仕事と家庭の両立。大変そうだけど、自分も(将来)頑張りたい。文章も優しくて読みやすい。(2006年6月発行)

  • 川口順子元外務大臣の自伝。
    講演を聞きに行って、購入した本。

    子供のころから、「女性も仕事をしなさい」「目の前のチャンスはつかみなさい」と育てられてきた彼女。

    外貨制限があって、自由に海外に行くなんてまったく考えられない時代の高校生で、留学するチャンスをつかんだ。

    そこから始まり、常に今やってること、通産省の仕事、子育て、閣僚など、をとことんやってきた。

    大きな転機はいくつかあり、いろいろ悩むけど、最後は「えいやっ」と決めている。踏み出さなければ、何も先はないのだ。

    仕事も、家庭、子供もこなし、なお精力的に活躍する川口さん。おそらく一生働く私には、非常に参考になる本だった。

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川口順子の作品

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