ゴーマニズム宣言SPECIAL天皇論

  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093897150

感想・レビュー・書評

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  • 『憲法の3原則』のうち一番大事なのは何か?テレビ討論で、佐藤優以下の全登壇者が「国民主権」と答えた、小林よしのり以外は。「それでは何時か国民が望めば」憲法改正して侵略戦争も出来るのか。武装放棄、人権尊重のワイマール憲法があっても、議決でヒトラーに超越の大権を与えて再度大戦となった歴史に何を学ぶのか?
    天皇は歯止めとなるべきだったのか?内閣責任制のもとで、三国同盟も仏印進駐も大御心に添わぬまま憲法通り裁可された…。
    日本国憲法は11.3交布で5.3施行、その前日「神社の土地は無償供与された」(もちろん占領軍容認)。
    神道をコンセンサスとする文化的存在としての日本の継続性を主張する。そのコアは、言うまでもなく祭祀王としての天皇。

  • 漫画なのに情報量が多くて読むのにとても時間がかかりました。
    まあ基本的には天皇は日本の国の最高神官だと、私は思っていますので、スーツなんぞ着ないで伝統的な神主スタイルでいてほしい。まあ軍服を着させられるよりマシではありますが。
    古の権力者ではあったものの、今となっては時代に翻弄され、いいように利用されてきた感もあります。明治天皇のすり替え説も聞きますし、権力の周辺には血生臭い謀略の果ての痛みや悲しみが渦巻いているような感じがします。
    でもまあ、日本の伝統ですし、厳しい仕事ではありますが、私としては天皇家にはこの世の平和と国の安泰をお祈りしていただきたいのであります。
    あと、本来は天皇家のことは天皇家が決めるべきであって、インチキ選挙で勝った大手企業の傀儡政権の都合なんぞ一切聞く必要はないと思います。
    しかしなんでしょう。本の感想になっていないような気がします。

    レベル:261

    まあ、本としては害はないにしても、真実からはほど遠い感じがします。

  • この本を読んで「万歳」と「降参」の手の向きの違いを知りました。
    まんがだけど情報量はものすごいので、定価1500円は妥当ですね。

  • 買ってしまった。。
    まあ言うとおりだよね。

    今、生きてる人間の価値観のみで判断した妥当性と
    伝統として天皇がいるという普遍の積み重ね、どちらが
    妥当ですばらしいかは。。

    しかも天皇は今の世の中でプラス面がやはり多い
    =生きている大切な伝統といえるよね。

    そこに右翼も左翼もないと思う。

  • 君が代がどのような歌か初めて知った

  • 「国民主権」という観念に感化された国民が持つ傲慢さを考え、天皇を中心とした「支配なき自己統治」こそが日本の国体であるとする。

  • 天皇について、理解が深まった。
    ナショナリストの小林らしくサヨク批判も多いが、なかなかためになると思う。日本人なら最低限知っておきたいこともたくさん書かれてます。

  • 天皇についての知識がついた。「はだしのゲン」を読んでから何だか天皇の印象が悪かったのだけれど、大変なものを背負っているのだとよくわかった。

  • *立ち読み

  • ■概要
    天皇とはなにか?これを一言で答えられますか?
    天皇は日本にとって必要か?これも、即答できますか?理由を添えて。

    わたしは… はずかしながら、国歌の成り立ちも、なぜ国歌が国歌として認められたのか?
    またあの歌の本来の意味も、まっったく知りませんでした。

    また天皇って?に対しても
    「国の象徴?」
    「元・神?」くらいなもので、ひどいです。

    そこを著者もいろいろ調べられて自身なりの解をみつけられました。
    それを書きあらわしています。、が…

    実はこれは… SIY規約に反しているかもしれませんが、というか反しているのですが、マンガです。

    でも、マンガ目的のマンガじゃないから、例外としてみてください。

    ■活かせる
    「天皇」についてお客様と直接会話をする機会は、まず無いと思いますが、
    これを語れるようになれば大人になる気がします。

    私は最近アメリカかぶれになりつつありますが、自国のことも知らずにアメリカが好き!って、中学生の頃の恋愛のようで痛々しい感じがします。

    ですので、この世界に二つと無い、「天皇」という制度を知って、同時に日本独特の文化や、普段は自然にそうしていて全く気付かないけどそれって日本的だったのねということ(たとえば正月)を知ることは、自分を知る上でも重要な要素だと思っています。

    ためになります。(eno)

著者プロフィール

1953年8月31日生まれ。1975年、福岡大学在学中に初めて描いた漫画『東大一直線』が赤塚賞の最終候補で落選するが、雑誌に掲載され、大ヒットとなる。『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』『ゴーマニズム宣言』など話題作多数。
●主な著書
『新ゴーマニズム宣言10』(2001、小学館)、『新・ゴーマニズム宣言Special 台湾論』(2000、小学館)、『新・ゴーマニズム宣言Special「個と公」論』(2000、幻冬舎)、『ゴーマニズム宣言9』(2000、幻冬舎)、『朝日新聞の正義』(共著、1999、小学館)、『自虐でやんす。』(1999、幻冬舎)、『国家と戦争』(共著、1999、飛鳥新社)、『子どもは待ってる! 親の出番』(共著、1999、黙出版)、『ゴーマニズム宣言 差別論スペシャル』(1998、幻冬舎)、『 知のハルマゲドン』(共著、1998、幻冬舎)、『ゴーマニズム思想講座 正義・戦争・国家論』(共著、径書房)、『教科書が教えかねない自虐』(共著、1997、ぶんか社)、『小林よしのりのゴーマンガ大事典』(1997、幻冬舎)、『小林よしのりの異常天才図鑑』(1997、幻冬舎)

「1997年 『ゴーマニスト大パーティー3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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