ゴーマニズム宣言SPECIAL 国防論

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  • 小学館 (2011年8月31日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093897365

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ゴーマニズム宣言SPECIAL 国防論の感想・レビュー・書評

  • 日本は3.11で未曾有の東北大震災を経験した。 その時派遣された自衛隊はのべ10万人にも達する。 もくもくと震災の復興にあたる自衛隊の姿はテレビのニュースにも流れ国民の共感を呼んだ。 自衛隊は災害・又は防衛と不可欠な存在であることがわかった。

  • 小林よしのりシリーズは結構好んで読んでいる。こういった話題(政治)は文章だけで読むよりは絵も入っていた方が人物イメージがより明確になると思うからだ。
    タイトルは「国防」だが本書の前半は東日本大震災直後の現地取材がメイン、特に自衛隊の活動について焦点が当てられている。本書の後半では呉の海上自衛隊や高等工科学校への取材がメイン。そこから海上での実効能力、つまりアジア圏での海上国防に対する著者の考えが述べられている。
    台湾論でも感じた事だが相変わらず著者の取材能力は高く、それを漫画というメディアで表現しているので小難しい話を非常に分かりやすく読めるのが特徴的だ。
    自衛隊の幹部や現場の隊長のインタビュー等は他のメディアでは取り扱いが非常に雑になってしまう事が多いように感じられるので、こういったメディアで細かく取材された内容に触れられるのは貴重な体験と言える。
    ただ、著者が個性的で情熱的?な語り口を使うので、冷静に読まないと取材先の意見や言葉と著者の主張がごちゃ混ぜになり、少し偏った思考を作ってしまうような気もする。
    特に唐突に出てくる愛子天皇論なんかは本書の中における位置づけとしては完全に「?」な状態。それは新天皇論なりで存分にやれば良い事であって、自衛隊や国防に絡めてする話ではない。こういった部分は漫画のテンポの良さに流されず、冷静に分けて読み進める必要があると感じる。
    上記のように著者の非常に個人的な特徴が出ているところもあるが、本書の全体を通してはしっかり取材された自衛官の言葉に触れているのでそういった部分で興味深い一冊で有る事は間違いない。
    自衛隊の活動や考え方、特に東日本大震災における活動内容を読みやすいメディアで触れたい人には「国防」だと構えて入らずにお勧めできる一冊である。

  • 未曾有の災害である東日本大震災において、それぞれの立場で責任を全うした人々を描いているが、同じ人間なので各自のそれぞれの事情において葛藤があっただろうが、残念ながら、そこまでも掘り下げは、作者の意図的かもしれないが敢えて描かれていなく、結果として自衛隊礼賛的な部分が表層的に出すぎており、若い読者に誤解を与えかねないのが残念である。確かに献身的に活躍された自衛隊や消防、警察、作業員の個々の皆さんには感謝をしてしすぎることはないが、翻って、その指示をした政府や東電がじゅっぱひとからげ的に全ての人々が悪であるかのように描くのはやり過ぎだろう。非常事態に面し、それぞれに個々の責任の範囲において使命を全うすることしかできないはずなのだ。結果論的に全てを断じてしまうのは、神でもない人間には出来ようもない。

  • 護憲の意味について改めて考えさせられた。 
    やはり原発は日本の国土を危険にさらす。

  • 東日本大震災の取材を通じてよしりん先生が考える「国防」についてを訴えている本。国防は単に軍事的なものだけでなく、経済や文化も含めていかに国を守るかということを考えなければならないことがわかった。あと、あらためて自衛隊の銃声を認識させられた。同著者の「反TPP論」と併せて読むと、国防についての理解がより一層深まる。

  • 「戦争論」を読んで2冊目、貰いものだけど相変わらず読みごたえあるわ~(^o^;)ただ主に陸と海だったので、空も読みたかったなぁ(-_-;)自衛隊の仕事は予測できない事に、常に対応できる能力が必要だし大変だな(゜゜;)平和ボケの頭にガツンときたΣ(゜Д゜)

  • 国防についてだが、時期的に半分は震災・原発と自衛隊の論点である。本質的な国防という観点で言えば、自衛隊は最終的には日本の文化的統合の大本である天皇を守る為に存在するということを基本としている。全くもってその通りであり、三島由紀夫も言っていた事だ。後は原発と核武装の観点。脱原発で核武装せよ、というのが著者の考えである。私の考えと大きく異なるのは、著者はアメリカが日本の核武装を容認する時期が近いと記したが、アメリカがそんなことを認めるとは考えられない。核武装やるなら極秘裏でお願いします。

  • 三葛館一般 392.1||KO

    東日本大震災直後からの様子を描いた漫画。震災直後から被災地で多くの命を救い、被災地のために働き続けた自衛隊を目の当たりにした著者が、震災取材後に自衛隊の取材を行い、国防について考えた1冊。戦争や侵略が起こってしまったら・・・。「自衛隊」「国防」について、考えるきっかけになります。
                                  (うめ)

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=61857

  • 震災や工科学校の記事を読み、自衛隊に対する尊敬の念が益々高まった。国(国体)を守るという事の重要さを、忘れている人が多い気がする。201404

  • 図書館でなんとなく。
    筆者の著作を久しぶりに読んだ。原発即時廃炉を言い出せないのは核セキュリティーの問題があるからという見方は現実主義的だなとおもう。

  • 「国防とは “国の独立”を守ることであり、“国の独立”は死守すべきものである。
     主権を奪われたら、蹂躙されようが何されようが 力でねじ伏せられてしまうからだ。
     だから、軍隊としての自衛隊は必要だし、核抑止力としての原発は必要である。」
    というのが主旨でした。
    核兵器を所有するのなら、事故リスクの高い原発は“脱原発”すべき、とも。

    小林よしのり氏の主張は、シンプルで力強く、良い人悪い人を判り易く描き分けています。
    作者の著書を読み自衛隊に入隊した若者に、本文で作者が怖れを抱いたように、
    親しみ易く、且つ、伝わり易い“漫画による主張”が、子供に与える影響度に心配を抱きました。
    作者の“傲慢宣言”を鵜呑みにしたら偏ると思ったからです。

    ところで、相手を怯ませる最低限の武力は必要かも知れませんが、
    やはり、日本の地理的・歴史的特徴を活かした外交力に期待したいです。
    ともだチンコ!

  • 本屋で立ち読み。
    反原発かつ憲法改正し核武装を訴える。
    国家の独立が最も大切なことという。


    急いで描いたのだろうか。
    巻末の参考文献がよしりんにしては少なくて、原発の話など「ああ、この本から取ったんだな」となんとなく分かった。

  • 【花びらは散る。花は散らない。】この言葉一点。

  • 未曾有の被害を我々に齎した東日本大震災。そこで明らかになったものは、自己完結で動く事の出来る自衛隊の必要性でございました。本書は弱肉強食の世界で日本が生き残るための『手引き』のひとつだと思います。

    久しぶりに小林よしのり先生のゴーマニズム宣言なんぞを。ここでは未曾有の被害をもたらした「3・11」をきっかけとして、今まで継子扱いをされていた日本の国防を担う自衛隊の存在価値を今回の東日本大震災をきっかけに誰もが再認識したというのは明白でございます。幸か不幸か今でも判断がつかないのですが、この大震災があったからこそ、国民に自衛隊というものが受け入れられたのではないでしょうか?

    被災した現地を小林先生自らが取材し、その爪あとが生々しい状態を絵という表現媒体を通じて描くと、ここまでの迫力を持って迫ってくるというのが本当によくわかりました。「あの日」襲い掛かってくる津波になすすべなく飲み込まれ、引き波によって遠く沖へ連れ去られた人々や、懸命に非難、誘導を行って犠牲となった警察官や消防官。さらには津波を警告するアナウンスを最後まで続けて行って、その犠牲となった女性の絵を見ると、本当に息が詰まります。

    中盤および後半からは海上自衛隊の幹部候補生学校(こうれば僕もかつて志願したことがあったが夢破れ、紆余曲折を経てこんな駄文をつづっている)で厳しい幹部教育を受けている幹部候補生との対話や、潜水艦へ実際に乗り込んで乗組員から話を聞いたり、果ては「下士官」を養成する陸上自衛隊少年工科学校(現在の陸上自衛隊高等工科学校)への取材と、本当に多岐にわたっております。

    その中でも、彼らの卒業式に参列した際。会場から出てきた一人に、『「戦争論」を読んで少工希望しました!』と握手される場面があることに、改めて氏の影響力の強さを知りました。今後、どのような展開になるかは予想もつきませんが、尖閣諸島への中国工作船の接近などから顕在した領土問題で、より自衛隊の役割が増している昨今。本書を読むことは『自分で物事を考える』手引きとして役に立つのではないのでしょうか?

  • 命を奪うより、救うことが多い自衛隊は誇っていいことだ。

  • マンガなので読みやすいかと。

    東日本大震災に置ける自衛隊の活躍と、日本人にとっての自衛隊とは何なのか、考えさせられる一冊です。

  • 『日本人の危機管理意識の欠如が問題なのだ。想定外は巨大地震や巨大津波だけではない。
    外国からの侵略は日本人にとってすっかり「想定外」になっているのかもしれないが、国際社会の常識からすれば、完全に「想定内」のことなのだ。』言われてみれば、日本人は天然ボケしているような気がする。

  • よしりんが取材した一年以上後にしか僕は各地を見れてないけど、それでもやはり被災地はいまだひどい状況。作品の中では南三陸と閖上地区以外は僕も見ました。そして被災地ではないけど、江田島も行きました。

    総合的によしりんが感じている危機感は共有できます。ウチは母親が社会党寄りだったんで、就職先に自衛隊だけは反対されたため、若い時分は自衛隊に関する知識が極端に少なかったけど、ここ10数年よしりんのおかげで自衛隊がいかに素晴らしい存在か本当によく分かるようになりました。

    震災があろうがなんだろうが、シナは領海を侵犯してきます。ロシアは空から様子をうかがっています。最後に我らが日本国を守ることができるのは究極的には自衛隊です。米軍にそれは期待できません。

    素晴らしい存在自衛隊。我々はもっと尊重せねばなりません。

    あ、それとこの本はシナの皆さんにも読んでもらいたいね。イヤだろうけど。

  • 国防論の1-8章を咲いて東日本大震災の救助活動を書いています。3・11はまさしく有事であり、国難でした。
    この本を読んで災害救助隊と自衛隊の違いが分かって来た気がします。災害救助隊が被災者に持って行けるのは、命の安全確保と最低限の衣食住援助。自衛隊でなければもたらすことが出来ないのは、『被災地域の秩序』。
    「自衛隊の車両を見ると」「隊員の迷彩服を見ると」安心できたと被災者が語るのを何度も見聞きしたけれど、国を守る軍隊が来てくれたというのは国が自分たちを守ってくれると信じるよすがになったのだと思います。

  • 震災の生々しいレポートは迫力があった。

    震災下における自衛隊の活躍は有事を想定した体制と訓練の賜であり、東アジアの政情を鑑みるにつけ、自衛隊を軍隊として規定し、その地位を更に高める時期にきていると痛感させられた。

    途中で、愛子様天皇論が唐突でいきなり女性天皇の話が登場。これは本著では不要だったのではないか。ここで主張する意図が不明。

  • 震災での人員、装備、機材、兵站、メンタルなどの有事対応は、自衛隊だからこそ可能だった。

    活字より写真、写真より絵の読みやすさ。
    自衛隊の方達ってすごかったんですね。知りませんでした。

  • よくもわるくも、小林よしのりらしい、国防に対してまとめた本。

    震災時の自衛隊の働きは、もっと認められてよいとは個人的にも思う。
    とどうじに、自衛隊を日本として、どのような位置づけにするべきかは、
    まだまだ議論の余地があると思う。

    冷戦構造前提、アメリカが世界覇権、の時代は終わりつつあるので、
    新しい時代の枠組みが必要だと思う。

  • 昔はよく読んでいた小林よしのり。タイトルが気になって手に取ったこの本。相変わらず「分からない事は分からない」と言い、出来うる限り事実を調べ上げ、論理構築するスタンスは好感。だから読んだ後は自分にできる事を問われているようでちょっと困ってしまう。もっと自分自身強くありたいな。

  • 3.11で起きたことの中で、忘れてならないことの一つが自衛隊の活躍だと思う。自分も石巻でキャンプしてるの見たけど、迫力があって頼もしかった。非常時の緊迫感や悲壮感もあったけど頼もしさの方が勝ってた。原発問題をヒューマニズムや経済の範囲でしか語らないのは思考停止。これは国防の問題、内側も外側も。反原発と核武装には同意。このほんとはあんまり関係ないけど、三島由紀夫は先見の明ありすぎだ。

  • 大石英司氏の半島有事を読んでいるが、自衛隊は災害に対する活動も大切だが、やはり国土を守る事が本業だと思う。侵略されて国連軍が来るまでに何日かかると思う?その間に国土(国民)がどれだけ蹂躪されるか?国土を守る事は当然の権利であり義務である。

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拡大する中国の脅威、迫る食糧危機、牙を剥くグローバリズム、突きつけられたエネルギー安保。-もう目を背けてはいけない!「軍隊」だから救えた命、守れる国。『戦争論』から13年-国家の要諦、ここに完結。

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