ピカレスク - 太宰治伝 (日本の近代 猪瀬直樹著作集 4)

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  • 小学館
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093942348

感想・レビュー・書評

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  • とにかく長編。太宰治の生い立ちから人生の出来事を詳細に書いた本。私は心中の真相だけが知りたかったので、それ以外の部分はほぼ飛ばして読んだ。太宰治の心中の真相は謎にみちていて色んな説があるが著者は太宰治とさっちゃんとの関係、現場の状況から入水する前に太宰治死亡説をとっている。太宰治は本当に死ぬ気はなかった、私もそう思う。それまで何度も未遂だったのだから。さっちゃんは太宰治を独占したかったみたい、ですね。

  • 太宰のMC(マイコメディアン)な真髄がよく描かれていた。
    とかく暗いイメージが先行している太宰だけれども、本当は過剰なまでのエンターテイナーだと思う。

著者プロフィール

猪瀬直樹
一九四六年長野県生まれ。作家。八七年『ミカドの肖像』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。九六年『日本国の研究』で文藝春秋読者賞受賞。東京大学客員教授、東京工業大学特任教授を歴任。二〇〇二年、小泉首相より道路公団民営化委員に任命される。〇七年、東京都副知事に任命される。一二年、東京都知事に就任。一三年、辞任。一五年、大阪府・市特別顧問就任。主な著書に『天皇の影法師』『昭和16年夏の敗戦』『黒船の世紀』『ペルソナ 三島由紀夫伝』『ピカレスク 太宰治伝』のほか、『日本の近代 猪瀬直樹著作集』(全一二巻、電子版全一六巻)がある。近著に『日本国・不安の研究』『昭和23年冬の暗号』など。二〇二二年から参議院議員。

「2023年 『太陽の男 石原慎太郎伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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