- Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093965033
作品紹介・あらすじ
私はいつまで女でいればいいのか?うまく枯れていくことができない中年モラトリアム世代の心情を綴った衝撃のアンチエイジング小説。
感想・レビュー・書評
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内容より何より、ところどころ挟まれる写真が、グサッとくる。
どのエピソードも、共感できることが多く、それを悲しく思う。
時代背景は、2006年の連載だということで、確かに違和感を覚えるところもあるが、中年を感じることは、きっと大差ないのだろうと思う。
院長の愛人である夕子、雑誌のヌードグラビア担当の契約社員である蘭子、平凡な主婦兼不満因子満載の真澄。
対象的な3人がいるから、話が進みやすい。
3人がそれぞれ歩もうとする人生、一番したくない選択は主婦の、真澄。
最後はそこで終わるの、という感じ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
978-4-09-396503-3 337p 2007・5・27 1版1刷
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私はいつまで女でいればいいのか? うまく枯れて いくことができない中年モラトリアム世代の心情を綴った 衝撃のアンチエイジング小説。
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友達からいただき読みました。
以前から甘糟りりこさん気になってたので一気読み。
流石に甘糟さんは中年女性の共感得るだろうね。ってところで漫画かドラマのようにさらっと読めました。 -
もっとドロドロにできたでしょうに。そこが惜しい
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なんちゅーか。
こういうひとたち、ってホントに居るんかね?
真澄なんて、夫が不満だったら、別にホストに入れ込まなくてもいいのに。他に入れ込むとこが無いのか?
みんなして、静先生をうらやましがってるけど、それでいいのか?
と、ちょい、むかつきながら読んでしまいました。 -
初読
うっへぁ~~~~~
なんだこれどこのライター上がりのおっさんの書いた話だよ、と
思ってたら女性セブン連載ということで結構納得。
読者を引きつけるわかりやすい記号ということで、
セックスレスのつましい専業主婦が出会い系サイトで
エロ雑誌の編集者がホストクラブで美容整形事務長が愛人なのね。
うすっぺらい人物設定。
作者本人からも「中年前夜」な叫びはあるのだろうが感じられない。
甘糟りり子だもん。自分がこの3人よりうんとハイクラスとでも思ってるんだろうなー、
って勘ぐっちゃうね。
ラスト、真澄の「私が欲していたのものは、本当にこれだったのだろうか」
なんて、馬鹿じゃないの!と本を投げつけたくなってももう遅い。
ラスト2行だからね(笑)
週刊誌レベルのセンセーショナルさに、
表紙はアラーキーのエロティックな花の写真。
勘弁してよ、なコテコテさ。
文章は読みやすいし、心理描写も丁寧なんだけどね・・・。
そう、結構甘糟りり子の文章好きだったんだけどなー。 -
残酷で生々しい。なんか週刊誌にありそうな話。昼ドラとか。