中年前夜

著者 :
  • 小学館
3.00
  • (4)
  • (6)
  • (31)
  • (6)
  • (4)
本棚登録 : 94
感想 : 17
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093965033

作品紹介・あらすじ

私はいつまで女でいればいいのか?うまく枯れていくことができない中年モラトリアム世代の心情を綴った衝撃のアンチエイジング小説。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 内容より何より、ところどころ挟まれる写真が、グサッとくる。
    どのエピソードも、共感できることが多く、それを悲しく思う。
    時代背景は、2006年の連載だということで、確かに違和感を覚えるところもあるが、中年を感じることは、きっと大差ないのだろうと思う。

    院長の愛人である夕子、雑誌のヌードグラビア担当の契約社員である蘭子、平凡な主婦兼不満因子満載の真澄。
    対象的な3人がいるから、話が進みやすい。
    3人がそれぞれ歩もうとする人生、一番したくない選択は主婦の、真澄。

    最後はそこで終わるの、という感じ。

  • 私はいつまで女でいればいいのか?
    うまく枯れていくことができない中年モラトリアム世代の心情を綴った衝撃のアンチエイジング小説。
    (アマゾンより引用)

    何か胸に痛い物語だったなぁ…
    自分が同世代だけに…

  • 978-4-09-396503-3 337p 2007・5・27 1版1刷

  • 私はいつまで女でいればいいのか? うまく枯れて いくことができない中年モラトリアム世代の心情を綴った 衝撃のアンチエイジング小説。

  • 40代前後の女性を「中年前夜」としてしまうのに、ちょっと違和感が。今は40代って若いからなぁ。話の中心となるのは3人の女性「専業主婦の真澄」「バツイチで現在は仕事をしつつ愛人な夕子」「がむしゃらに仕事にうちこむ蘭子」というそれぞれ全然違う立場の女性たち。そんな3人が料理教室で出会い、親しくなる。夕子、蘭子は自分の新しい生き方を見つけたのかもしれない。でも、真澄は幸せ度が低いなぁ。どこまでも落ちていきそうな感じがする。

  • 友達からいただき読みました。
    以前から甘糟りりこさん気になってたので一気読み。
    流石に甘糟さんは中年女性の共感得るだろうね。ってところで漫画かドラマのようにさらっと読めました。

  • もっとドロドロにできたでしょうに。そこが惜しい

  • なんちゅーか。
    こういうひとたち、ってホントに居るんかね?

    真澄なんて、夫が不満だったら、別にホストに入れ込まなくてもいいのに。他に入れ込むとこが無いのか?

    みんなして、静先生をうらやましがってるけど、それでいいのか?

    と、ちょい、むかつきながら読んでしまいました。

  • 初読

    うっへぁ~~~~~

    なんだこれどこのライター上がりのおっさんの書いた話だよ、と
    思ってたら女性セブン連載ということで結構納得。

    読者を引きつけるわかりやすい記号ということで、
    セックスレスのつましい専業主婦が出会い系サイトで
    エロ雑誌の編集者がホストクラブで美容整形事務長が愛人なのね。
    うすっぺらい人物設定。

    作者本人からも「中年前夜」な叫びはあるのだろうが感じられない。
    甘糟りり子だもん。自分がこの3人よりうんとハイクラスとでも思ってるんだろうなー、
    って勘ぐっちゃうね。

    ラスト、真澄の「私が欲していたのものは、本当にこれだったのだろうか」
    なんて、馬鹿じゃないの!と本を投げつけたくなってももう遅い。
    ラスト2行だからね(笑)

    週刊誌レベルのセンセーショナルさに、
    表紙はアラーキーのエロティックな花の写真。
    勘弁してよ、なコテコテさ。

    文章は読みやすいし、心理描写も丁寧なんだけどね・・・。
    そう、結構甘糟りり子の文章好きだったんだけどなー。

  • 残酷で生々しい。なんか週刊誌にありそうな話。昼ドラとか。

全17件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1964年、神奈川県生まれ。玉川大学文学部英米文学科卒業。ファッション、グルメ、映画、車などの最新情報を盛り込んだエッセイや小説で注目される。2014年に刊行した『産む、産まない、産めない』は、妊娠と出産をテーマにした短編小説集として大きな話題を集めた。ほかの著書に、『みちたりた痛み』『肉体派』『中年前夜』『マラソン・ウーマン』『エストロゲン』『逢えない夜を、数えてみても』『鎌倉の家』などがある。また、読書会「ヨモウカフェ」を主催している。

「2019年 『産まなくても、産めなくても』 で使われていた紹介文から引用しています。」

甘糟りり子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
奥田 英朗
吉田 修一
川上 未映子
林 真理子
中島 京子
桐野 夏生
東野 圭吾
村上 春樹
村上 春樹
角田光代
東野 圭吾
東野 圭吾
東野 圭吾
湊 かなえ
角田 光代
林 真理子
東野 圭吾
桐野 夏生
村上 春樹
角田 光代
東野 圭吾
井上 荒野
桜庭 一樹
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×