- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093965194
作品紹介・あらすじ
"冬に太る"はウソ!方向音痴は老化のサイン。ストレスに強い人は頭がいい?AKB48人気を生んだ「繁殖力」とは。"天才"たちの頭の中-。46編の新脳科学で澤口センセイが解明。
感想・レビュー・書評
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面白いんだけど、理屈を単純化し過ぎていたり、飛躍があったりで心配になる。子供には体罰が効果的な面もあり、身体の痛みが心の痛みを生む。その回路が共感の回路を発達させる。吉田松陰は、玉木文之進に熾烈な教育を受けたから知能を向上させたのだろうと。個人的には子供を縛り付ける事も効果的だと言っている。局所的な研究結果を無理矢理当て嵌め、暴力を肯定するような言い方はやめた方が良い。防衛本能で快楽物質が出るからと陵辱を肯定する位にこじつけに近い切り抜きであり、誤りだ。
奇抜な行動や言論は天才の証と自ら演じる所があるため、偽悪的な発言とも取れるが、過去の著書が面白かっただけに、エンタメ学者になっているのは惜しい。
システマイザー。論理的な思考と解析は非常に優れているが人間関係などの社会性は苦手か希薄。また細かいことにこだわると言う特徴。アインシュタインはこれだと。アインシュタインの脳は下頭頂小葉が通常の人より15%大きい。この領域は論理的空間的神経システムの中枢で前頭前野の相互作用が創造性に深く関与する。一方、シルビウス溝と頭頂弁蓋がない独特の構造。弁蓋部にはブローカー野と言う言語野を含むので言語の発達には問題があった。脳の競争原理、トレードオフだという説明は、サヴァン症候群の症例を見ていても納得しやすい。
しかし、厄介なのは天才に憧れ、天才を演じ、そのように振る舞う事で自己主張を補強、その思い込みそのものが、ある種の確証バイアスとして働いている凡人たちなのかも知れない。記憶や思考が到達できぬ領域を読書や会話で得られるならば、凡人で良いではないか。天才脳と言語野はトレードオフであり、それが意味するのは、社会全体では、十分相補的だという事なのだから。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
頭が良い幼児はかわいい
未来記憶
太ると知能が下がる
成功した状態を強くイメージする
ダイエットしたければ室内の温度を上げない
天才:執着心がつよい -
人生を豊かにする脳の使い方を解説した本。
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イメージの力は大切という話。目標をしっかり持って、それの成功を強くイメージするっていうのを繰り返し繰り返しやるといいらしい。
ダイエットもそう。
あとは、ワーキングメモリのために家事をしたり、知ったことをアウトプットしたり、まとめたり、批判的に見たり。具体的にはブログ。
あと、ダンスや運動もいいらしい。コミュニケーション能力的改善にも効くと。
体罰というか、しつけの際に身体的な痛みを与えていいと言っていて、なかなかびっくり。その根拠はあんまり科学液に示されてない気がするし、アドラー心理学やノンバイオレントコミュニケーションから外れるけど、どう説明するのかな?それとも、こどもだといいのか? -
意外と面白い!