逆説の日本史〈8〉中世混沌編―室町文化と一揆の謎 (小学館文庫)

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著者 : 井沢元彦
  • 小学館 (2004年5月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (495ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094020083

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逆説の日本史〈8〉中世混沌編―室町文化と一揆の謎 (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

  • 這裡提到淨土真宗的佛光寺和專修寺派之前極度隆盛,而本願寺派快倒店(因為忠實實行親鸞教義),在天才蓮如的手下才又復甦的故事,讓人不禁感嘆,樣宣傳和布教的需求,加上人性,讓宗教永遠無法純化,偶像、教主崇拜、布教手法比艱澀(或極度簡單)的教義更容易吸引人。

    山城一揆和一向一揆的部分也饒富興味。而這個時代的土地制度異常混亂,同一塊土地可能有律令制,又有公家的莊園和管理者,又有武家的莊園和管理者亂入。作者提到關所的問題,座(特權商人)的專賣獨佔制度與關所是息息相關的獨佔特權一環,而因為莊園被武士搶奪之後寺院竟開始亂立新關所,讓經濟停滯問題更嚴重。座也跟寺社息息相關,像大山崎離宮八幡宮的神人就等於是僧兵一樣,而當時大市場都是寺社的門前町,販賣都必須交保護費,更強化獨佔(例如想自己私下偷製油賣油,可能被關所成本榨乾,也可能根本擺不了攤就被僧兵神人修理了)。這些問題都是被信長徹底解決的,信長的樂座讓商品可以自由製作販賣,廢除關所讓樂座才有意義,另外他所造的城下町及樂市將人口聚集,終於形成可與門前町匹敵的都市。從這個角度看來他真的是一個巨人般的存在(寺社越研究就越覺得這種能夠打趴這些人的只有大魔王了)。不過作者也提到,本能寺之變光秀一路暢通回頭攻擊也是因為關所徹底廢除的關係,所以他認為德川看到這個借鏡才又恢復設置,大井川也不架橋。

    雖然政治上亂成一團,但是這本書提醒我們,現在所有的文化幾乎都是室町時代發芽紮根。另外,能樂當然和怨靈思想脫不了關係,作者認為這是日本在戲劇這一塊極晚發達的原因,因為沒辦法演到怨靈悲劇這一塊(我覺得這只可能是其中一個原因,還是有點牽強),怕演入魂,平家物語之前也是給化外琵琶法師原則上是出世的人唱(出世的人可處理死亡相關的ケガレ,例如僧侶,以前的醫生→原則上是剃光頭),後來因能面本身提供了一種就像開關切換的作用,解決這個問題之後才開始發達。接著提到將棋,關於別人的駒捕獲之後可空降為己所用這點我本來也很難了解,作者指出這不是一種戰爭遊戲,比較像經濟大亨鯨吞蠶食對方資產的遊戲,稍微比較懂一點了;而這種沒有陣亡者的遊戲也是日本獨特思想下的產物。駒這種看似沒有節操的行為,確實跟室町戰國時代的武士們相同。

  • 第8巻は、室町時代、第8代足利義政から第9代義稙の追放まで。一向一揆と室町文化に紙面が割かれている。
    著者いわく、能(猿楽)の多くが「怨霊が主人公の劇」であり、怨霊鎮魂の儀式。仮面を付けて演じるのは、上演の間だけは怨霊が憑依し、終わったら憑依から脱する事ができるようにするため、とのこと。また、将棋における「駒の再使用」は日本人の大発明であり、死穢を嫌う日本人が戦争ゲームからマネーゲームへと変質させた結果。だから将棋は日本文化の象徴なのだとか。

  • 井沢さんの通史は面白いですが、史観が独特で納得いくこともあれば、はあ? ってところもあります。
    この巻では足利義政や日野富子に関する件や現代に続く和のルーツなどは非常に面白いですが、前巻の終わりから触れられている義教の評価は納得いきかねますね。

  • 流し読みのため第4章のみ通読。能が怨霊との絶縁体として面を用いている、将棋は死穢の思想を反映した戦争ゲームではなく経済ゲームになっている、などなど。鋭い洞察が随所にみられる。筆者と読者の温度差を多少感じつつも歴史を振り返ることができる良書。

    第1章 「懶惰の帝王」足利義政編
    第2章 日野富子と傀儡政権編
    第3章 国一揆と一向一揆編
    第4章 室町文化の光と影編

  • 実は、このレビュー、読後ずいぶん立ってから書いてるのですが、この巻は印象が薄い。

    この時代に始まった文化への興味がないせいかもしれない。

  • おなじみの『逆説の日本史』
    第8巻では室町八代将軍・足利義政の時代(応仁の乱)や室町文化、一向一揆の発生などがメインテーマ。

    応仁の乱という、十年以上も続いた未曾有の戦乱の中、現在の日本文化のルーツとも言える室町文化が花開いたのは不思議な感じがする。和室、お茶、懐石料理、生け花、能、将棋・・・この時代に始まったといわれるものは数限りない。

    知らなかった・・・。

  • ご本人とその政治的主張は非常にクセがあり(マイルドに言って)、好き嫌いが別れそうですが、彼の通史は本当に面白い。「怨霊信仰+コトダマ+ケガレ忌避+和の精神」という日本人の宗教観をベースに古代史から現代までを新たな視点で考察しています。粗い・甘い箇所もあるけど掛け値なしに面白く、目から鱗。考えさせられます。

  • 室町時代に発達した文化として、能や華道・茶道、風呂敷、将棋などが第4章に掲載されており興味深く読むことができた。この時代に農民が自治共和国を作ろうとしたことと一揆を結びつける考え方が新鮮に感じた。

  • この巻は今までの中で一番読みやすかったかもしれません。  井沢節も未だ健在・・・・ではあるものの顕在というほどではないうえに、KiKi 自身があんまりよく理解できていない時代の話であるために「うっそぉ!!」と思うことがほとんどなかった・・・・・というのがその大きな理由なのかもしれません。

    正直なところ、KiKi は「応仁の乱」っていうヤツのことがよくわかっていなかった(名前だけは知っていたし、嫌になるほど長い争いだったことや都を疲弊させたことは知っていたけれど、根本的に誰と誰が何のために争っていたのかを理解していなかった)から、その輪郭がうすぼんやりと・・・・ではあるものの、ようやく理解できてきたような気がするし、同時に「惣国」というもののことを全くと言っていいほど知らなかったので、「惣国一揆」と「一向一揆」のどこが根本的に異なるのか?を丹念に解説してくれていたのも有難かったです。  まあ、この著者の言うことですからどこまで信じていいのか?は甚だ疑問ではあるんですけどね・・・・・・(苦笑)



    又、「能」というヤツをこれまでの人生の中でただの一度も観たことがなく、同時にほとんど知らないという意味では同じように知らないと言っても過言ではない「歌舞伎」以上に有名どころのストーリーさえ知らなかった KiKi にとって「能」に関する解説も楽しく読むことができました。  さすがに信長さんのイメージ・ソングとでも言うべき「人生50年・・・・」というヤツが「敦盛」という演目の中の歌舞であったことは知っていたけれど、肝心要のストーリーは知らなかったし・・・・・(苦笑)  と、同時に「観阿弥・世阿弥」親子の名前に入っている「阿弥」の謂れに関してもなるほどと思わされるものがありました。

    室町文化に関して考察している最終章は KiKi にとってはさほど目新しいことがあるわけではなかった部分ですけど、1点だけ「なるほど!!」と思わされたのは華道に関する記述の中で「南京大虐殺」に関して井沢氏の反論が書かれている部分があったのですが、そこで書かれている視点は KiKi にとってはなかなか斬新なものに映りました。  

    曰く、華道の大元を辿ると「香華を手向ける」という仏教発祥の地インドの習慣があり、これは元はと言えば死臭を防ぐという目的があったということ。  その伝から考えれば世に言う「南京大虐殺(≒ 30万人に及ぶ大虐殺)」があったとしたら、仮に99%の遺体を何らかの方法で処理できていたとしても、残り1%(≒ 約3,000体の遺体)の腐敗臭に多くの人が苦しんだはずであるという説です。

    KiKi 自身、この時代の文献を実際に調べてみたことがあるわけではないので、そういう事件が全くなかったと断言できるわけではないのだけど(と同時にインドと南京ではどの程度の気候差があるのか知らないけれど)、これは心にとめておきたい視点だなぁと感じました。

  • 室町文化と一揆の謎

    ・「懶惰の帝王」足利義政編―「無責任」将軍が招いた応仁の乱
    ・日野富子と傀儡政権編―「半将軍」細川政元のクーデター
    ・国一揆と一向一揆編―律令制度の崩壊と新しい土地システム
    ・室町文化の光と影編―忘れられた日本文化のルーツ

  • 学校で学ぶ歴史では、戦国時代へ雪崩れ込むような形でしか触れられない室町時代。本巻ではその室町時代に焦点をあてる。

    銀閣寺を建設させた義政の、政治的無責任さや、幕府をテコに富を貪った日野富子など、見落とすには惜しい人物が入り乱れる。
    また、「一揆」という、新たな勢力も、この時代が萌芽の時代である。


    その他にも、茶道や能、華道など、現在の日本の文化のルーツはこの時代から始まっている。パトロンとしての義満、義政にも注目したい。

  •  室町時代の文化が今につながっていることが分かった。
     授業の参考になった。

  • 影丸伝を読み終えたので一向一揆をおさらい。

  • 怨霊、言霊、穢れから日本史を見据える《赤松正雄の読書録ブログ》

     日本史をおさらいするうえで比類なき面白本をようやく見つけた。歴史の書というよりも歴史推理小説といった方がいいかもしれない。かねてからの「歴史通」や、今はやりの「歴女」には、何を今更と言われよう。このシリーズが世に出てもう10有余年も経っているのだから。しかし、恥ずかしながらその存在を私は知らなかった。井沢元彦『逆説の日本史』1~12である。未読の方は、まず文庫の第一巻を購入されることをおすすめしたい。

     日本史を追う井沢さんのキーワードは、怨霊、言霊、穢れの三つ。彼はことごとくをこれで抑えていく。見事なまでに。彼にかかれば歴史学者は形無し。木っ端微塵にやっつけている。宗教の本来的な役割を知らずに、文献至上主義に陥ってることの弊害を事細かにまた繰り返し飽きもせずに説く。読んでる端から忘れがちな私のようなものには、まことにこれは助かる。しかし、この手法ではさぞかし正統な歴史学者や同業他者から嫌われよう。であるがゆえに、あまり世の中に評価されていないように思われるのは、著者ならずとも口惜しい。

     近眼の人が寝ぼけ眼に顔を洗ってメガネをかけた時のように、ぼんやりしていた歴史絵巻が忽然と姿を現すのは嬉しい限り。というのは少々ほめすぎかも。だが、古代から中世にかけての日本人たちにとっての、様々なる神社仏閣の存在や「和歌」の持つ意味が判明するのは大きな収穫であった。軍事について現代日本人がとかく敬遠しがちなのは、何も戦後に始まったことではなく、古代からの歴史に根ざした伝統であることを知ったことも大きい。

  • 2007/9/25 Amazonにて購入。2008/2/15移動の電車で読み始める。2008/4/13家で読了。
    あまり注目されることのない室町後期について。足利義政についての記述と室町文化についての記述について面白いものがあった。

  • 戦国を知るにはココから!と思い定めて(本当は全部読みたいんだけどガマンして)8巻からスタートです。
    歴史にハマってからもどかしいと思っていたポイントが、様々突っ込まれていて、溜飲が下がる思いです。室町文化はこれ以降の時代の思想に深く関わっているので、美術史好きの方などにもおススメかと思いまする。

  • え・・・面白いと思うんだけど。。
    将棋とか、、、

  • 日本人は悲劇好きなのか

  • 一応自分が専攻していたところを読んでみる。しかしこの井沢という男は他人が研究した話をいかにも持論のように展開して恥ずかしくないのだろうか。厚顔無恥とはこのことだ。その辺の言い訳が一巻あたりにあったらごめんなさい。参考文献欄もまったくなし。作家だから、庶民に面白おかしく伝える義務がある、とでも言ったような態度か。それならばもうちょっと面白く書いて欲しいなあ。というのが正直な感想です。結構売れてるのだろうか、この本。買ってしまった自分がちょっと悔しい。

  • 重いな。
    室町幕府、応仁の乱あたりの歴史は前に鎌倉、後に戦国時代があるためにそれらにばかり目が行ってずっと見過ごしてきた。ところが現在の日本の原型は室町から来ているという。我々が持つ旧い日本的なイメージというのは室町発祥らしい。俄然この時代に興味が湧いてくる。
    このシリーズは文章がしつこいのが難点だが、各時代のポイントを知る為のIndexとして非常に有用だ。

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