- Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094023053
作品紹介・あらすじ
右か左か、の二者択一的思考法から、いい加減に脱却すべきではないか、と著者は説く。そのために必要なことは戦後史をつぶさに検証していくことである。
感想・レビュー・書評
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本書は著者である井沢元彦節が炸裂している。ニッポン歴史観とあるが、話題の対象となっているのは、戦後以降の部分。 こんな書き方をして大丈夫なのかと思うくらいズバリと批判している。事実だと思われるのだが、なかなかここまでは書けないと思う。 批判の矛先は、朝日新聞・共同通信・進歩的文化人等。 本書は歴史という言葉がタイトルに入っているが、実際にはメディア論となっている。朝日新聞を代表とする大手メディアが自社のイデオロギーを重視するあまり、真実を新聞記事に載せない、あるいは故意に情報の一部を隠蔽するなどを行っているということ。実際の記事を取り上げて、「ここがおかしい」とやっているので、説得力は抜群。すべてを真に受けた訳ではないけど、正直朝日新聞を見る目が変わった。
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逆説シリーズを読んでいるので、氏の歴史観は理解できる。
この書では、朝日新聞を中心にして、メディア批判をしてる。氏の主張はよく分かるのだか、最近、世の中が、だいぶ右傾化してるように感じる。井沢氏に言わせると、マトモになってきたということになるのだろうが、ほんの少しの危うさを感じるのは、私だけだろうか。 -
2007/8/16 Amazonにて購入
2008/7/15 歯医者の待合室で読み始める 。2008/8/9東京のホテルで読了。
井沢氏得意の朝日流ジャーナリズム批判がメイン。聖徳太子流の「和」政治家は今の日本には似合わない、という点は同感。しかし、小泉さんのようなリーダーシップはいいのだが、やる内容がイマイチ(イマもっと?)なのはちょっと問題