声に恋して 声優 (小学館文庫)

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著者 : 小原乃梨子
  • 小学館 (1999年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094031416

声に恋して 声優 (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

  • 26年ドラえもんの声を務めた大山のぶ代さんの『ぼく、ドラえもんでした』を読みました。
    う~ん………それなりに楽しくはあるけど、同じくのび太役だった小原乃梨子さんの『声に恋して』の方がいいなあ。

    この本は洋画・アニメの歴史と小原さんの実人生が重なるところがみそなのですが、とりわけ、ブリジット・バルドーの「私生活」を吹き替えながら“愛されている”と感じる場面はもう、ぜひ読んでほしい。(藤子不二雄とは全然関係ないけど)
    「タイムボカン」の章では息子の反抗期、「未来少年コナン」では姑との確執が書かれるこの本には、藤子・F・不二雄先生の推薦文もついています。
    「ファンタジーの世界の楽しさを知った年をとらない妖精たちよ、永遠なれ」
    この文章が、F先生の絶筆となりました。


    2006年8月23日記


    2008年3月11日の追記

    今さらだけど「ヤッターマン」はすごい。
    ドロンジョの小原乃梨子さん、
    トンズラーのたてかべ哲也さん、
    ボヤッキーの八奈見乗児さん、
    この三悪がそのまんま、三十年前と同じ配役で!
    声をあてているんだから。

    小原さんは26年間のび太の声を演じた人。
    たてかべさんは同じくジャイアン役だった人。

    だから・・・・・・毎週月曜は、「このスカポンタン!」と、
    のび太がジャイアンをいじめているという構図になります、よね!
    というか、あの26年間、トンズラーがドロンジョをいじめていた、
    という方が正しいのかな。

    小原さんの名著『声に恋して』にこんな一節があります。

    「『タイムボカン』シリーズの八年間、悪美女として私は手下の彼に命令しつづけたお返しが『ドラえもん』でやってきたと覚悟したけれど、いじめられる年数の方が多くなってなんだか割に合わない。早く『ボカン』が復活してくれるとうれしいのだけれど・・・・・・」

    この願いが本当にかなっちゃうなんてね~。
    「ザッツ・エンタテインメント!」のアステアやジーン・ケリーを観るかのような感動です。
    (この比喩合ってんのかな)
    来週の「ヤッターマン」は、「タイガードラマアツヒメだコロン!」
    これは肝付兼太さんの出番では?
    そうするとのび太、ジャイアン、スネ夫がそろうことになる。

  • 文庫版をGETしたので再読。

    演者としての小原乃梨子さんはもちろん、
    声のお仕事の黎明期を渡ってきた
    ひとりの「人間」ひとりの「女性」としての姿に、
    表に出ている部分だけでは語れない重厚さを感じます。

    人として懸命に生きてきた部分があってこそ、
    演じられるキャラクターたちも活きるのですね。
    自分はまだまだやなぁ…いい年なのに(^^;。

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声に恋して 声優 (小学館文庫)の作品紹介

四十年ほど前、ニュースを読む小さなアナウンスブースの一本のマイクの前から誕生した洋画の"吹き替え"-。その草創期から現在に至るまでつねに第一線で活躍してきた声優、小原乃梨子。本書はB・バルドー、J・フォンダ、S・マクレーン、そして『ドラえもん』ののび太などの声を演じながら、泣いて、笑って、恋をして、様々な困難を乗り越えてきた声優の回想録であり、娘、妻、母、嫁として生きてきた、一人の女性の心の成長を綴った物語でもある。心をこめて願えば夢は叶う-彼女の生き方は勇気を与え、「声の世界」の素晴らしさを教えてくれる。

声に恋して 声優 (小学館文庫)はこんな本です

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