- Amazon.co.jp ・本 (509ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094032512
感想・レビュー・書評
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覚えたばっかの言葉使っちゃうよ。
間違いなくページターナーな本!!
次々にページを捲らずにいられない、ぐんぐん読んじゃう。
すなわち、夏休みに子どもが居る家で読むには不適格(^^;
全て投げ出して最後まで一気読みしたくなるぅ~。
ただ、『ブラッドタイプ』の時も思ったけど、この人の作品てすっごい面白いんだけど、どっか小っさな違和感が残る…。
いや。もちろん物語を楽しむのに、何の支障もない程度のものなんだけど
どうしても相容れないモノがひっかかるんだよね。
突拍子もないことが次々起こるように見えて、実は予定調和に向かって一糸乱れぬ言動を各人がとるあたりも…、あ、リアリティがない女性登場人物に物語を回収させようとするのが原因かナ?どうしても想定外に弱い男性作家ってイメージが払拭できない。
だから、毎度、こんなに楽しんでも、「この人の本続けて読もう♪」キャンペーンは張らないんだな私。
桂サンおすすめの本。
臨床心理士の彼女はどんなふうに読んだんだろ?? -
昔読んだ本
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2017.7
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ある嵐の晩、ニセ催眠術師・実相寺則之の前に突然現れた色白の女。稲光が走り雷鳴がとどろく中、突如女は異様にかん高い声で笑い出し、自分は宇宙人だと叫び始めた──肝を潰す実相寺の前で、その女が見せた異常な能力とは? そして女の前に現れた東京カウンセリング心理センターの催眠療法科長・嵯峨敏也が見抜いた女の能力の秘密とは? 複雑な精神病理と医療カウンセリングの世界を一級の娯楽作品に仕立てた話題のベストセラー。
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読書録「催眠」3
著者 松岡圭祐
出版 小学館
p131より引用
“「かける、といういい方自体が誤解だよ。
催眠とは、人為的にトランス状態をつくりだ
す技術だ。催眠状態とは、催眠によって生じ
たトランス状態のことだ。相手を催眠状態に
誘導するわけだから、かけるではなく、催眠
状態に入れると表現するべきだ」”
臨床心理士を主人公とした、長編ミステリ
小説。著者デビュー作。
テレビの生中継が始まり、椅子に坐った女
性に対し言葉をかけ続ける男、彼が行ってい
たのは催眠術だったのだが…。
上記の引用は、主人公の上司の言葉。
この人物が言うには、パチンコは催眠商法と
のことで、知らず知らずのうちに、催眠状態
に誘導されているとの見解です。やたらとう
るさくて、けばけばしい物事は、こういう意
図が隠されているのかもしれないですね。
後に多くのヒット作を書かれている著者の、
記念すべきデビュー作。映画化もされている
とのことなので、本が苦手な人でも楽しむこ
とが出来るのではないでしょうか。
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作者が臨床心理士とのことで手に取ったものの。
取り上げられている内容は興味深かったし真剣に取り扱われるべき問題だけど、小説としては正直おもしろくなかった。
図書館で借りたけど、表紙の絵がちょっと気持ち悪くて電車で読みづらかった。 -
図書館にあったため借用。
事前に知らなかったけれど旧作版でしかも、絶版中の本のよう。
内容が心理学についてなので仕方ないこととはいえ、医学的に新しいガイドラインが出来たので完全版では今までの考え方を変えて改稿してる模様。
それでも、ミステリ要素としては充分ハラハラドキドキさせられるし、医学的にこれが正しいと合点して読んでる訳では無い(あくまでフィクションの範疇)ので、アトラクションという感じで楽しめる。
久々にお腹いっぱい楽しんだ!と思える作品だったかもしれない。
(ここのところ割とライトな本が多かったので)