千里眼ミドリの猿 (小学館文庫 R ま- 2-3)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (460ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094032536

感想・レビュー・書評

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  • ぶーぶーぶー(-.-
    まったく完結してねぇじゃんかよぉ〜(-"-
    前後編とかにしろよぉ〜(="=

  •  文庫とハードカバー二つを購入(最初の写真は文庫)。しかし中身は同じだった。sigh

     のっけからヒロイン岬が自慢のヘリで飛びまくる。面白くない。ヒーロー嵯峨もだらしなく登場する。ふたりの主人公の出会いから物語は佳境に入る。

    本作は前篇で、岬活躍嵯峨ぼろぼろ篇だ。後篇は逆(と思う)。

     とはいえ、アクロバティックな展開は少し食傷気味。現実有利度合いがひどすぎる。

     要するに ゴジラ対ガメラ の構図だ。

     金に困ったわけではないだろうが、プロットが単純で面白くない。酷評するに値する作品だと思うが、それなりに読み進めることが出来るのは読者が年を取ったからか・・・。

     しかし、作者に対して思うことがある。これは後述。

  • 付いて行った国外での戦争に乱入した。
    それだけの話が、国際規模に。

    ひとつひとつの偶然が重なって…ではない
    恐ろしい現実でした。
    ここまで緻密に計算できるのにも驚きですし
    決行して狂いがなかったのも驚きです。

    しかしこれ、途中で主人公不在になってしまいましたが
    戻るのか、まだ不在なのか。
    気になる状態です。

  • 昔読んだ本

  • 旧シリーズ第2弾。

    ODAの調査のためにジフタニアという句にを訪れた岬美由紀は、ジフタニア政府が内戦状態にあることをかくしていることを突き止めます。ところが、そんな彼女の行動が国際問題に発展し、たちまち彼女は中国国民の怨嗟の的となってしまいます。

    やがて彼女は、おなじく優秀なカウンセラーである嵯峨敏也(さが・としや)という男と出会い、彼と協力しながら事件の背後にひそんでいる黒幕の正体へと近づいていくことになります。

    今回は事件の全編で、美由紀が大ピンチに陥ったところで幕引きとなっています。第2弾からいきなりこんなに突拍子もない物語になっていくとは予想できず、正直なところついていけないと感じてしまいました。

  • 嵯峨敏也は悪夢にうなされていた…。多重人格と判断した入絵由香の恐るべき夜叉の顔をまのあたりにしたからだ。ミドリの猿、その言葉の真意は?嵯峨はかつての恩師、倉石を連続変死事件の犯人と疑い極秘調査に乗り出した。一方、いまや『千里眼』の異名をとるに至った岬美由紀は、見えざる敵の存在を察知する。メフィスト・コンサルティングー史上最大のマインドコントロール組織がついに姿を現したのだ!

  • シリーズ第2段。

    ーーーーーー読間ーーーーーー
    (約半分の時点)

    前作は、ヒロインがスーパーマン過ぎる点だけが若干気になりはしたものの、それを成立させるだけの「とりあえずの説明」がなされていたことで、終始楽しく読むことができた。エンタテイメントとして十分に楽しめる作品だった。

    さて、今作・・・・・・・。
    ちょいと、「トンデモ」が過ぎてやいまいか???
    「トンデモ」過ぎて、かな~り引いてしまっている。

    ODA視察先で、他国の攻撃ヘリに飛び乗って戦闘行為って・・・、ヒロインの性格設定の説明からだけでは納得できない展開よ。それやっちゃあもう、「正義感が強い人」の範疇はとっくのとうに飛び越えて、ただの「直情的で自分の感情を抑えられない青二才」になってしまっているよ・・・。

    もはや、小説というよりハリウッド映画な感じ。

    というわけで、続きは「映画を観ているつもり」で読み進めることにしよう(笑)。


    ーーーーーー読了ーーーーーー

    ●著者のデビュー作「催眠」と地続きのおハナシだとのことだが・・・別シリーズの内容をここまで引き継いで、主要キャラ的な役割を与えるのは・・・ちょいと反則でしょう(笑)。

    いずれにせよ「後付け」だし。
    アンフェアだな、と。


    ●これ、あきらかに未完じゃね?
    ①……巻末解説文によると、次作「運命の暗示」と前半・後半のような関係……とあるが、もはや“のような”ではないっしょ。
    ②……「ミドリの猿」っていったい何?
    後付けで関連付けられた「催眠」から引き継いだのか?とも思える描写が一ヶ所あるだけで、他は一切の描写が無いのに、タイトルの副題になるって・・・?

    「ミドリの猿」前後編か、上下巻、もしくは「運命の暗示前後編か上下巻」として売ってくれなきゃ……、タイトル時点で消化不良だよ。。。


    ●これまた、大風呂敷を広げたな、という印象。“シンクロ二シティ”なんたらの仕組みには、ちゃんと説得力はあるけれど……それを、作中で示された規模でやる……しかも、彼らの目的を達するには主人公たちだけにかかずらわってるだけでなく同時多発的に様々な案件を進める必要があり……。


    ●上で“ハリウッド映画のような”と称したけれど、訂正。少年漫画のような演出と展開。いっても、ヤングジャンプとか。自分が中高生時代に、ジャンプやらマガジンやらで連載されていたならば、夢中になって読み込んだだろう。

    ※物語がどう収束するか……広げまくった超巨大風呂敷を、筆者がどう畳み込むかには、かなり興味あり(笑)。

    連載中の「デスノート」の続巻を楽しみにしていた社会人なりたての頃の気持ちで、次作「運命の暗示」を読むことにしよう。

    ★3つ、6ポイント半。
    2016.12.13.古ワン。

    ※いずれにしても「200万部」売れた価値がある気はしれないけれど……(ファンの方ごめんなさい)……エンタテイメントとしては、十分楽しめる。

    映画化されてるんだっけ……、キャストのイメージが合ってれば、観てみたくはあるかも。

  • 2015.03.04. 読了

    星3つ では少し足りなく、
    星4つ では多すぎる
    そんな感じ。

  • やっぱり、ありえない展開。
    すごいわー。

    前作は新興宗教団体による無差別テロに、元自衛官のカウンセラー岬が単身立ち向かうというものでしたが、今回もやっぱりスーパーサイア人になってます。

    ありえないと思いつつ、開き直って読むと非常に楽しめます。


    冒頭の女子高生の事件。なにかよからぬことが起こっている雰囲気満々でつかみはOK。彼女に関しては、あまりに可哀想な事件で心が痛みます;;

    そして、主人公のカウンセラー岬は相変わらず、突っ走ってます。
    他国で、武装ヘリに乗り込み、ミサイル攻撃で敵を撃沈(ポカーン
    そこからなぜか、日中関係が悪化し、あわや戦争開始か?となるわけですが。
    ・・・・今回もまた一人のカウンセラーが起こした事件から、すっごく大きな国家間を揺るがす大問題に@@;

    そして、「催眠」で登場したカウンセラー嵯峨が、だめだめ~な状態から復活!
    ここで催眠シリーズと千里眼シリーズが合体するのですね。
    いろんなことてんこ盛り。

    日中戦争の危機に新たな黒幕が!そして、とらわれた岬はどうなる!!

    こ、これはどうなるの?どう収拾を付けるの?って思ってたら。。。
    続きは、「千里眼 運命の暗示」へ。

    つ、続くんですか;;  なんだかんだ言いつつ、作者の術中にはまってしまったので早く続き読まなくちゃ。

  • う~ん 岬さん やりすぎ

    「催眠」の時の嵯峨さんカッコよかったのに・・・
    3作目の嵯峨さんにだいぶ 期待します

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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