雷電本紀 (小学館文庫)

  • 206人登録
  • 4.03評価
    • (33)
    • (27)
    • (28)
    • (1)
    • (0)
  • 30レビュー
著者 : 飯嶋和一
  • 小学館 (2005年6月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (541ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094033137

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
伊坂 幸太郎
宮部 みゆき
伊坂 幸太郎
飯嶋 和一
ジェイムズ・P・...
伊坂 幸太郎
遠藤 周作
湊 かなえ
有効な右矢印 無効な右矢印

雷電本紀 (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

  • 後半からグイグイ引き込まれる。江戸時代のお相撲さんの話かと思いきや、町民文化的なディティールと生き様的な漢っぽさに読み応えたっぷり。

  • 大作、力作であることは疑う余地のないところ。

    ただ、話の流れが前後するため、流れがつかみにくい。

    20歳の頃の話のあとに、18歳の頃の話になり、
    別の人の話がはじまり、26歳の頃の話になるという調子で
    編年形式ではない点が難点だった。

    資料がないなかで人物像を浮かび上がらせるため
    いろんな周辺人物で脇を固めているものの、
    ややもすると雷電の物語なのか、雷電周辺の人の物語か
    わからなくなってくる。

  •  モンゴル勢に土をつけ来場所綱取りがかかる大関琴奨菊、なんと10年ぶりの日本人力士の優勝だった。TVを観ていて感動した。相撲つながりでこちら『雷電本紀』を手にする。

     なんと雷電は21年間現役相撲人生で10回しか負けていない、勝率.962で、大相撲史上未曾有の最強力士(wiki参照)と言われている。ただ強いだけではない涙あり笑いありの自伝である。強い力士といえば、『ああ播磨灘』さだやす圭による日本の漫画作品がある。憎らしいほど強く無敵だ。実在した力士、朝青龍は強くても好きくないな(笑

  • 伝説の大関「雷電」本紀。
    浅間山噴火による天明飢饉の鬱屈とした時代を背景に稀人雷電の傑出した相撲人としての姿を描く。
    江戸時代の相撲文化や興行のあり方も分かる傑作。
    雷電は貴ノ浪に押しの強さを加えて磐石にした感じのイメージで読んでいました。

  • [ 内容 ]
    凶作、飢餓、貧困に悪政が追い打ちをかけた天明、寛政年間、後世まで語り継がれる一人の力士が彗星のように現れた。
    巨人のような体躯、野獣のような闘志で、生涯にわずか十敗。
    豪快に相手をなぎ倒すこの男の相撲に、抑圧され続けてきた民衆は快哉を叫び、生きることへの希望を見いだしていった。
    実在する伝説的相撲人・雷電の一生を、雄大な構想と綿密な時代考証をもとに、足かけ六年の歳月を費やして執筆。
    いずれも粒ぞろいの飯嶋和一の歴史小説だが、その嚆矢として作家の名を鮮やかに読む者の脳裏に刻み込んだ、感動の歴史大作である。

    [ 目次 ]


    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 全1巻。
    個人的にちょっと雷電を調べる必要があって読んでみる。

    それほど相撲に興味が無くても引き込まれる
    迫力ある取り組みの描写はすごかった。

    また、雷電が伝説的強さと優しさを兼ね備えた
    魅力的な人物として描かれているのも好感。

    ただ、個人的には小説としては....な感じだった。
    雷電の話と思って読んでみると、
    ずいぶん長く別の人物の描写にページを割いていて、
    その人物と雷電の友情が軸に物語は進むのだけど、
    時間も人物も行ったり来たりで混乱する。
    著者が小説っぽい書き方を嫌っているようだったけど、
    それにしても話が見えなく、
    イマイチはっきりしない印象だった。

  • 江戸時代のお相撲さん、雷電為右衛門のお話。すげー関取がいたもんだ!!

  • 100を吸収し1を生み出す。まさにそんな小説だと思う。細部を描くことでその時代に生きているような感覚に陥る。だから、この方の小説は凄まじい。

  • 尊敬する上司から選別として頂戴した小説。

    実際の力士をモデルにした物語。雷電の強さに、江戸の人々と同じように圧倒される。

  • 伝説の力士を主人公にした物語。江戸時代の人々の生活の息づかいが感じられた。回行院が相撲の聖地だったというのに驚いた。

  • 皆さんは相撲界最強の力士、雷電をご存知だろうか。
    この作品は江戸時代に最強の大関(当時の最高位)として活躍した雷電を主人公にした小説である。

  • 江戸時代の関取の話。江戸時代の町の描写などもうまく、馴染みのない分野の小説だったが楽しく読めた。

  • 文章が凄まじく不自然にねっとりと絡み付いてくる。
    どうだい俺これだけ雷電のこと調べたぜ褒めて褒めて的な。
    面白いけど、鬱陶しい。

  • 読み始めると、外の音が聞こえなくなるくらい没頭。
    心が締め付けられ、苦しくてハッとした。
    しみじみと静かに響く力強さに言葉も出ない。

  • 昨今の相撲業界のみなさんがこぞって読んだらいいんじゃないだろうか。

    雷電という人が象徴するもの、ひとくちには言えないが、そこにある、自尊心、誇り、怒り、強さ、静けさ、優しさ、正直さ、野性、猛々しさ、まっすぐさ、そういうものに心を打たれる。

    相撲業界だけでなく、ぼく自身も背筋がピンとなってしまう、そういう小説だ。

  • 雷電の真剣な取り組みが民衆の冷めた心に火をつける。

  • 相撲をとる話。
    オープニングと序盤が最高。
    中盤が退屈。
    ラストまでたんたんとしている点があまり好みじゃない。

  • 飯嶋和一にハズレなし!と帯に書いてあるのですが本当です。
    いろんな歴史の一面を切り取ってたくさんの作品を残していただきたいです。
    ちなみに相撲に興味の無い私ですが本作はとても楽しめました。

  • 図書館所蔵【913.6IJ】

  • 2009年3月22日読了

  •  今月の課題図書。今をさかのぼること250年前、天下無双の強豪力士がいた。その名、雷電為右衛門(らいでん・ためえもん)。身長は6尺5寸(197cm)、体重46貫(172kg)と伝えられる。ペリーが黒船に乗ってやって来る半世紀ほど前のこと。長らく続いた江戸時代は腐臭を放っていた。民という民は貧困によって力を奪われていた。

     <a href="http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20100104/p2" target="_blank">http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20100104/p2</a>

  • 飯嶋和一の描く町人たちの、揺るがない生き方がとても好き。

  • その場の空気にもふれられそうな文章があいかわらず見事。
    この方の小説を読んでいると、“このままでいいのか”“今のままで満足するのか”と
    自分自身がせっつかれているような気がする。

全30件中 1 - 25件を表示

雷電本紀 (小学館文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

雷電本紀 (小学館文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

雷電本紀 (小学館文庫)の作品紹介

凶作、飢餓、貧困に悪政が追い打ちをかけた天明、寛政年間、後世まで語り継がれる一人の力士が彗星のように現れた。巨人のような体躯、野獣のような闘志で、生涯にわずか十敗。豪快に相手をなぎ倒すこの男の相撲に、抑圧され続けてきた民衆は快哉を叫び、生きることへの希望を見いだしていった。実在する伝説的相撲人・雷電の一生を、雄大な構想と綿密な時代考証をもとに、足かけ六年の歳月を費やして執筆。いずれも粒ぞろいの飯嶋和一の歴史小説だが、その嚆矢として作家の名を鮮やかに読む者の脳裏に刻み込んだ、感動の歴史大作である。

雷電本紀 (小学館文庫)の文庫

雷電本紀 (小学館文庫)のKindle版

雷電本紀 (小学館文庫)のハードカバー

ツイートする