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- Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094042320
感想・レビュー・書評
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「地獄の門」も「宗十郎頭巾」も面白い。
「宗十郎頭巾」は、ちくま日本文学全集の巻頭に入っていた作品だから、これで2回目。
出だしから息もつかせぬ展開で、これはシリーズの中でもかなり良いできの作品なのでしょう。
映画向きだといったけど、たしかにハリウッド系の娯楽映画としては最適だと思います。
でもちょっと疑問。
意表をつく展開なのはわかるけれど、伏線がなにもないような‥‥。
ご都合主義といわれても仕方がないのでは。
たしかに面白いけれど、この作品を自分の本棚にずっと置いておきたいかというと、そうではないですね。エンターテインメント系の作品は、よっぽど気に入ったもの以外は、いずれ捨ててしまうのですが、この本もそうなると思います。
でも、この前読んだ中野重治の本はそうしないはず。
この違いはどこからくるのでしょう。
鞍馬天狗のシリーズを読みながら、その点について考えているところです。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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