P.I.P.: プリズナー・イン・プノンペン (小学館文庫 R さ- 23-1)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (507ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094055917

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  • 昔読んだ本

  • 「この物語は作者の実体験をもとにしていますが、フィクションとして書き下ろされたものであり、実在する個人や団体とは、一切関係がありません。」とある。
    が、これは全てをフィクションと片づけられるものではない気がする。
    今まで興味を向けることもなかったカンボジアで近い昔、こんなに大変なことが起こっていたとは。
    ポルポト時代がこんなにも悲惨だったとは。
    多くの人に読んでもらいたいと思うが、かなり重い内容なので、簡単には薦められない。
    ーーー
    札幌の中学の教壇でチョークを握っていた私は、気が付くと灼熱のカンボジアで牢獄に繋がれていたーー。
    プノンペン拘置所生活半年の著者が描く、謂われのない罪で収監された男の驚異の脱出劇。騙し騙されの頭脳戦、張り巡らされた伏線が最後まで息をつかせない前代未聞のアジアン・アンダーワールド・エンターテインメント。
    観光直後、各紙誌の書評欄に波紋を巻き起こし「映像化不可能」といわれた超問題作が、八年の歳月を経て、玉山鉄二主演でWOWOWにて連続テレビドラマ化。

  • 引用
    内容紹介
      プノンペン拘置所歴半年の著者が描く、謂われのない罪で収監された男の驚異の脱出劇。騙し騙されの頭脳戦、張り巡らされた伏線が最後まで息をつかせない前代未聞のアジアン・ノワール。解説・馳星周。
    出版社からのコメント
    カンボジア拘置所歴半年の新人作家が描くアジアン・ミステリー。平凡な中学校教師イザワ・ケイゴは灼熱の国カンボジアにて、いわれのない罪で逮捕される。しかし、イザワは知恵を絞り、驚異の脱獄プランを思いつく―

  • 実話をもとにカンボジアでの体験を小説化。どこまでがフィクションで、どこまでがノンフィクションかわからないが、カンボジアの混沌とした政治情勢と、そこに生きる人々の逞しさが十分すぎるほど伝わる。
    日本人からすると理解できないカンボジア人の行動。但し、日本人の感覚を世界に押し付けることの危うさ、自己管理意識の低さを改めて感じることができる。
    パワー溢れるカンボジア人の息づかいが感じられる一冊。

  • この時代設定は何年?1990年代だろうか。
    実際にプノンペンにはいったことがある。4年前。
    ここから経済がもう少しよくなって、人々が前をみている印象を与えられた。
    実際投獄されたことないので、裏社会はどうかわからんが。
    そういえばタイ、カンボジア国境でも賄賂要求されるとあったが、
    されなかったしな。
    国が変ってきてはいるんだろうと思う。
    毛沢東の登場には黒幕登場のインパクトあり。
    なくはない。

  •  プノンペン拘置所でポルポトの元通訳が語るカンボジアの歴史が興味深い。ポルポト政権誕生のいきさつ、大国中国との裏取引が後々、カンボジアの国民にとんでもない苦悩を与えることになる。イザワケイゴがだまされ獄中につながれるところから、颯爽と釈放される話などはどこまで真実なのだろうか。一部フィクションなのだとしても強烈なインパクトがある。

  • どこまでが実話なんだろう?

  • 文章がうまくないし登場人物多すぎて読みにくかった。カンボジアこわい。

  • 2011/05/02 読了

    日本に生まれてよかったと感じた本でした。

  • ある程度は実話らしい
    カンボジア怖い

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