「南京事件」の総括 (小学館文庫)

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著者 : 田中正明
  • 小学館 (2007年7月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094060027

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「南京事件」の総括 (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

  • 南京事件。敢えてここは南京事件といい、南京大虐殺とか南京大屠殺とは言わずにおく。

    虐殺とはなんだろう。戦時中において、兵士同士が殺しあうのは、戦時法規上も合法である。兵士ではない市民などを無差別に殺すことは戦時中といえども不法行為とみなされる。南京大虐殺というからには、南京において、日本兵が、兵士ではない一般人の多くを殺戮したと言うことである。これは本当か。南京大虐殺だ!といって、この事件が世間一般に初めて知らされたのは、南京占領から九年後の、日本が敗戦し、連合国によって裁かれた極東国際軍事裁判、いわゆる東京裁判においてである。それまでは、南京戦を戦った当の相手国の国民党軍(蒋介石軍)も、中国共産党も、南京で大虐殺が行われたとは言っていない。それ以外の外国の新聞なども、何十万人の大虐殺があったなどという記述は無い。そう、東京裁判までは、国際的にも、中国においても、南京大虐殺などは存在しなかったのである。

    南京においては、確かに中国兵の犠牲者はいる。南京攻略の戦闘による戦死者も、掃討作戦による敗残兵や便衣兵の処刑も区別することなく、すべてを日本軍による被虐殺者としていることにも問題がある。南京で虐殺されたと称する数は、東京裁判では、12万7000あるいは約20万、松井大将の個人判決は10万だが、中国側は30万と称し、最近は40万とも言っている。また、虐殺派を代表する洞富雄氏は約20万といい、中間派ともいえる秦郁彦氏は約4万、事件派と称する板倉由明氏は6000~1万3000、畝本正己氏は3000~6000とそれぞれまちまちである。南京戦による犠牲者のほとんどは戦死者や投降したが殺されたもので、善良な市民を集団殺害したという不法行為はどこにも記録はない。

    昭和12年12月、日本軍は南京へ近づいた。このため、南京市内に、第三国人からなる国際委員会が、安全区を設け、ここに南京市民全員を収容して保護に当たった。日本軍が入場した12月13日から翌年の2月9日までの間に、日本大使館、米英独大使館宛に、61通の文書を発送している。これには、日本軍の非行や治安、食料その他、日本軍にたいすっる要求を訴えたもので、実に巨細に渡って毎日のごとく記録している。まぎれもなくこの61通の公文書は第1級の史料といえよう。これは東京裁判にも証拠書類として提出された。この文書の中には、3回にわたって、安全区内の難民の総人口は20万人であると記述されている。米副領事エスピーの本国への報告にも、またラーべ委員長のドイツ大使館宛への報告書にも南京の人口は20万人と記録されている。そして、南京陥落直前のドイツ、フランクフルター紙の特派員で、陥落直前に脱出したリリーは、自分の脱出時には15万人と言い、日本軍の捕虜になった張群思少佐は、南京衛戌群の兵力数5万、非戦闘員10万と言っている。これらを鑑みても、最高で20万、陥落時は15万弱と考えるのが普通である。仮にその全員を殺害したとしても20万人が最大である。そこで虐殺派は、その人員数を増やそうと、25~30万人と”言われている”などと、憶測でものを言っている。何の根拠も無く、信憑性は全く無い。そこに、累々たる死体、とか、血の河、とか、おどろおどろしい言葉を使うなどし、残虐非道なイメージを植えつけようとしているのだ。

    どこかの中国の青年が次々と駆け込んで来ては「今、どこどこで、日本兵が15歳ぐらいの女の子を強姦している」などと、国際委員会に駆け込んできてたことについて、なんら検証することもなく、61の文章の中に書き込んでこれを即刻タイプして、日本やその他の大使館宛に送るのである。こうした告発の日本側の窓口は、当時外交官補の福田篤泰氏であり、福田氏は当時、こういった現場を見て、なんども、国際委員会に注意した。何も検証せず... 続きを読む

  • 以上。南京事件は捏造です。

  • 南京大虐殺なんて本当にあったのかと思ったから。
    *図書館の所蔵状況はこちらから確認できます*
    http://opac.lib.kitami-it.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB50100637&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB

  • 良本。戦争が終わってからポッと生まれた南京大虐殺という単語が、戦争や東京裁判、戦後とやっと論理的に繋がる。教科書で出てくるからって事実と思い込んじゃいけない。戦後教育の仕組まれた罠だと感じた。パール判事の本と合わせて読むと言いたいことが分かりやすい。資料に基づいて南京大虐殺が嘘だということを証明している。中国人の方に読んでもらって感想を聞きたい。

  • (2013.09.23読了)(2008.06.07購入)
    【9月のテーマ(東京裁判を読む)・その③】
    東京裁判で、起訴された事件のひとつに「南京事件」があります。松井岩根さんが、この事件の責任者として、絞首刑になっています。
    東京裁判で、中国側は、43万人の一般市民が殺害されたと主張しています。
    この本の著者の田中さんは、この本で、いろんな証拠を挙げて、「南京事件」を否定しています。
    43万人もの遺体を一体どこに誰が埋葬したのか。43万人は、戦闘行為で死んだ兵士ではなく一般市民と主張しているのですから、兵士を含めるともっと増えるわけです。
    捕虜については、田中さんは、日本軍の指揮官が「捕虜はとらない」といった場合、武器を取り上げて、釈放した、と解釈しています。
    中国側は、日本軍は、捕虜を全員殺害した、と主張しています。
    田中さんがこの本で主張していることを認めるとすれば、虐殺は、全くなかった。戦闘行為での殺害は、罪にはならない。便衣兵は、処刑しても罪にはならない、ということです。
    (便衣兵とは、武器を持って戦っていたものが、戦闘服を脱ぎすてて、一般市民のふりをしているもののことです)
    中国側の言う43万人の市民の大虐殺は、なかったというしかないのかもしれません。
    中国では、43万人でなければ、大虐殺ではない、といっているようなので。
    もし、数千人の虐殺があったとしても、これは、大虐殺には該当しません。万が一数万人だったとしても、同様です。

    【目次】
    まえがきに代えて
    序 日本人が虐殺された南京事件
    第一章 虐殺否定十五の論拠
    第二章 断末魔の南京
    第三章 南京攻略戦
    第四章 南京事件と東京裁判
    文庫版あとがき
    解説  櫻井よしこ

    ☆関連図書(既読)
    「南京への道」本多勝一著、朝日新聞社、1987.01.20
    「南京の真実」ジョン・ラーベ著・平野卿子訳、講談社、1997.10.09
    「南京事件」笠原十九司著、岩波新書、1997.11.20
    「「南京大虐殺」のまぼろし」鈴木明著、ワック、2006.06.20
    「秘録 東京裁判」清瀬一郎著、読売新聞社、1967..
    「東京裁判(上)」児島襄著、中公新書、1971.03.25
    「東京裁判(下)」児島襄著、中公新書、1971.04.25
    「パール判事の日本無罪論」田中正明著、小学館文庫、2001.11.01
    「日本無罪論 真理の裁き」パール著・田中正明訳、太平洋出版社、1952.05.03
    「落日燃ゆ」城山三郎著、新潮文庫、1986.11.25
    「BC級戦犯裁判」林博史著、岩波新書、2005.06.21
    「神を信ぜず―BC級戦犯の墓碑銘」岩川隆著、中公文庫、1978.10.10
    「海と毒薬」遠藤周作著、角川文庫、1960.07.30
    「遠い日の戦争」吉村昭著、新潮文庫、1984.07.25
    「ながい旅」大岡昇平著、新潮文庫、1986.07.25
    「生体解剖」上坂冬子著、中公文庫、1982.08.10
    「巣鴨プリズン13号鉄扉」上坂冬子著、新潮文庫、1984.07.25
    「遺された妻―BC級戦犯秘録」上坂冬子著、中公文庫、1985.08.10
    「貝になった男」上坂冬子著、文春文庫、1989.08.10
    「花岡事件 異境の虹」池川包男著、現代教養文庫、1995.09.30
    「イラスト・クワイ河捕虜収容所」レオ・ローリングズ著、現代教養文庫、1984.06.30
    「<戦争責任>とは何か」木佐芳男著、中公新書、2001.07.25

    (「BOOK」データベースより)amazon
    南京戦から七〇年。中国、米国での「南京虐殺」映画をはじめ、「反日」の嵐が日本を襲う。あの『パール判事の日本無罪論』... 続きを読む

  • 当時の統計数字や資料などを用いて、中国が主張している内容の矛盾点について検証している本。
    南京大虐殺と従軍慰安婦についてはすっかり日本に対する外交カードとして利用されてしまっているが、日本も丁寧に反証していくことは重要だと思う。

  • 記録として残った資料を基に、事実のみで結論をつけている。
    感情論で語られるものとは一線を画す検証資料。
    櫻井よしこさんの解説も読んでおいて欲しい一冊。

  • 今や「南京大虐殺」として世界中に喧伝されるに至っている南京事件について、論戦がより激しかった頃の虐殺否定派の論客による、南京攻略戦全体を俯瞰し、虐殺否定の論拠が包括的に整理した著作を、比較的トーンダウンした現在に合わせて再構成したもの。

    【配架場所】 図書館1F 210.74/TAN

  • 沢山の資料や論拠をもとに「南京事件」を色んな視点から眺めてみてる。
    「そういう見方もあるんだねぇ」程度に目を通してみるのもありかと。
    多分、こういう問題に関する思想は学校・教科書・メディア・個人の思想のどれにも鵜呑みしたり、傾倒してはマズい気がする。
    出来るだけ色々目を通し、噛み砕いて消化してかないと、、、口に合わなきゃ吐き出すのもアリだろうけど。

    こういう類の本にも関わらず、駅前の本屋で大きい扱いされててビビッたw

  • 『南京大虐殺』などといわれているこの問題。
    30万人もの一般市民が日本軍によって虐殺されたと主張する中国に
    対し、その主張の矛盾を指摘し実際にはこのようなことはなかった
    ことを証明する一冊。

    全く関心を持っていなかった頃、やはり漠然とこういうことはあっ
    たんだろうと思っていました。なにせ、日本軍の侵略は悪だったと
    いう教育を受けてきておりそれを疑うこともしてなかったのですか
    ら。しかし最近この手の本を読むにつけ、当時の日本のやってきた
    ことと中国、韓国が主張していることの矛盾が目に付くようになっ
    てきました。いや、鼻につくといった方が適切かもしれません。

    この本を書かれた田中正明氏については、いろいろ批判もあるよう
    なのですがこの書を読む上では客観的な情報に基づいているように
    感じられます。

    南京事件とは一般に昭和12年(1937年)12月に当時の中国の首都南
    京が陥落した時期に日本が無差別に一般市民を大量に虐殺した事件
    だといわれています。しかし、南京陥落直後からこのような事件の
    報告、報道はなかったといいます。この事件が表出したのは悪名高
    い、かの「東京裁判」の頃です。
    この頃から中国を始め戦勝国がこの事件を大きく問題として取り上
    げました。しかも中国では時がたつにつれ被害者数が数十倍に膨れ
    上がり今や30万人とまで言われるようになっています。この点だけ
    見ても30万人の根拠はうすく、信憑性が薄いことがうかがい知れる
    でしょう。

    当時20万人しかいなかった南京でどうやって30万人の虐殺ができる
    のか。虐殺のあった直後、どうして人口が膨れ上がるのか(虐殺の
    あった場所に一旦避難していた人が戻ってくるはずがない)。30万
    人もの死体はどう処理したのか全く理屈に合わない。しかもそれを
    目撃した人間がどこにもいない。文化人、新聞記者、外国人も当時
    南京に滞在しているにもかかわらず誰ひとりそれを目撃した人がな
    いといいます。中国が証拠として提示している写真なども非常に怪
    しく全く別の状況で殺されたと思われるものも多く、それどころか
    出所不詳、中国の馬賊による惨殺現場の写真などもかなりの数に達
    しているといいます。

    こういう情報操作による主張は何も中国だけではなく、国内にもそ
    う主張する人が少なくないといいます。

    東京裁判史観、自虐史観から一旦脱したうえで歴史を正しく認識す
    るところからはじめなくてはならないでしょう。

    賛否両論あるかもしれません。が、まず知るところからはじめなく
    ては、と思います。是非手にとってもらいたい一冊です。

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