神様のカルテ 3 (小学館文庫)

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著者 : 夏川草介
  • 小学館 (2014年2月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (484ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094060188

神様のカルテ 3 (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 2を読んでから随分時間が経ったような?
    こんなに患者ときちんと向き合ってくれる医師がいれば、患者の不安も随分解消されそう。状態を聞いてもらえるだけでホッとするということもあるものね〜。
    どんな仕事であっても、技術だけでなく人との接し方がかなり重要なのかもしれないな。
    一止が大学へ戻ったから何かが変わるか!?

  • 第一部、第二部と続いて主人公の一止の医師としての悩みを交えながら成長していく姿が心に響く
    今回は専門医の小幡先生が赴任して、同時期に誤診で一止の医者としての在り方を突き動かされ医療の現在の限界にどう対応するのか、患者の自制心の問題などリアルでした
    そんな修羅場な医療現場の外、ハルや男爵、屋久杉や看護師など、各々の在り方と応援が心暖まるストーリー
    親友の達也や次郎、大狸先生などキャラがますます充実していてほっとさせられる
    なんといっても一止の妻ハルの存在が素晴らしい
    大学病院に行って新たな一歩を踏み出す一止の成長を続編へと続けてほしいと思う

  • シリーズ3作目ともなると、キャタクターそれぞれに愛着が沸いてくるので、巻数重ねるごとに面白くなってゆきます。いわゆるお涙頂戴感動作には、どちらかというと「けっ」という反応を示してしまう心の汚れた私でも、このシリーズはなぜか素直に感動できてしまうのは、一癖もふた癖もある登場人物たちが、みんなそれなりに真摯でひたむきで、自分のやるべきことをきちんとはたしているからでしょうね。

    映画のほうは全く見てないんですが、四話のラストシーン(大晦日に紅白で嵐を見るイチさん)は、もし映像化されたらさぞやシュールなことになりそうです(笑)。

  • 真正面から医療の現場がかかえる問題と向き合っている物語。
    「医者っていう仕事はね、無知であることがすなわち悪なの」。
    確かにその通りだろう。無知な医師になどに正直診てもらいたくはない。
    一止が勤務する本庄病院はとにかく忙しい。
    24時間体制を貫く裏側には、たくさんの医師や看護師たちの努力と犠牲がある。
    患者に追われるように一日は過ぎていく。
    その中で、日々進歩していく医療の世界とどう兼ね合いをつけるか。
    一止は小幡先生との出会いをきっかけに、自分が成すべきことはいったい何なのか?
    自身に向かい問いかけるようになっていく。
    一止とハルの夫婦愛が静かに描かれているのもいい。
    けっして出しゃばらず、けれど一止を優しく包み込むようなハルの愛。
    よき理解者がいてくれるからこそ、医師・栗原一止が存在するのだと思う。
    ふたりの場面はいつもあたたかく、そして優しい。
    派手な物語ではない。
    劇的な何かが起こるわけでもなく、医師と患者と家族の日常が語られているだけだ。
    だが、そこには様々な思いが詰まっている。
    シリーズを追うごとによりリアルに、より深く、医療とそこに関わる人間たちのドラマが描かれていく。
    第1部完結編ということで、次作からは新しい一止が描かれるのだろう。
    大学病院というあらたな場所で、一止は何を感じ何を得るのだろう。

  • 今回は最新医療の習得と患者に向き合う時間、そのどちらに時間を割くべきかという命題がメインテーマですね。確かに患者として考えると最新医療をもったドクターが理想ではあるが、かと言って十分に診断されず誤診されてはみもふたもない。
    要はバランスなんですけどね。
    おなじみの個性的なキャラがわきを固め、ユーモアもあり読みやすいです。
    漱石はじめ名著がでてくるところも興味をそそられます。
    送別会の最後、大狸先生とのシーンで古狐先生を絡めてくるところはグッときましたね。
    医療の良心を問うた本をほかに読みたくなりました。

  • 今回も読後感は爽快。登場人物がみんな真面目なんです。一生懸命なんです。読むたびに自分も真面目に生きなきゃな…と考えさせられる本です。信州・松本の澄んだ空気が伝わってくるような本です。

  • シリーズ2冊読み終わって、3冊目はさすがにちょっとどうかなと思いましたが、いちばん気に入りました。軽いけど、いいわぁ、登場人物みんな好きになる。

  • やっと3読んだよ-。
    一部完結ってことでイチさんはここからまた新たなステージへって感じですかね。
    砂山先生と進藤先生と栗原先生の旧友トリオの絡み(というかホモ関係の噂のある2人の絡み)が地味に好きだったので次からは減るのかと思うと寂しいですけども。

    あ!小幡先生なんか嫌な人だなって思ったけど、後半で好きになった!かっこいい女医さんです。
    実写化されたら誰がやるのだろうか。

    あ…あとジャン・クリストフ読みたくなった。難しそうだけど。

  • 1、2と時間が空いたので登場人物がこんがらがってた。人や地名の読みも。あと自分が読書するときに脳内で動いているのは過去のアニメキャラの面影があることに今更気付く。
    正、一止。イチト。すてきな名前。七つの海のティコのトーマスの父親が近い。もうちょっと愛嬌あるかな。ぼやぼや。
    御嶽荘(おんたけそう)。
    外科医の砂山次郎。明るい。水無さんと。
    進藤辰也。蕎麦屋。夏菜。2から。

    外村(とむら)さん。耳をすませばの保健の先生。

    学士殿と屋久杉君も混じってた。
    男爵はルネサンスの大きい方笑。

    ハルって名前の人に悪い人はいないな!
    榛名姫、ハルグローリー、鈴木さんの春くん。
    ===========
    章ごとに患者の事情だったり、章を跨いで同僚の過去だったりが明るみになって(ミステリ的に言えば伏線が回収されていって)、読んでいて驚きや納得、楽しさがあるんだけど、それによって、時間をかけて人ってだんだんと見えてくる、わかってくるんだよなあという現実の感覚が思われる。
    新しい出会いの中での刺激と、ハルや御嶽荘の住人、同僚の安定した癒しとで生まれる神経の伸縮が味になっててまた好き。特にハル!ステキな言葉の掛け合い。私も、頭をひねらずとも自然に出てくる素直な言葉が、ハルの言葉みたいに誠実で的確で心を温められるものだったらいいのに。

  • 久しぶりに神様のカルテ。1、2巻からずいぶん間があいてしまったけど、すんなり栗原ワールドへ。
    物語全体に、人生を前に進むための応援メッセージがちりばめられていて、元気づけられました。
    「あせってはいけません。ただ、牛のように、図々しく進んで行くのが大事です」

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神様のカルテ 3 (小学館文庫)の作品紹介

シリーズ275万部のベストセラー最新作!

栗原一止は、信州にある「24時間365日対応」の本庄病院で働く内科医である。医師不足による激務で忙殺される日々は、妻・ハルの支えなくしては成り立たない。昨年度末、信濃大学医局からの誘いを断り、本庄病院残留を決めた一止だったが、初夏には恩師である古狐先生をガンで失ってしまう。 夏、新しい内科医として本庄病院にやってきた小幡先生は、内科部長である板垣(大狸)先生の元教え子であり、経験も腕も確かで研究熱心。一止も学ぶべき点の多い医師だ。
しかし彼女は治ろうとする意思を持たない患者については、急患であっても受診しないのだった。抗議する一止に、小幡先生は「あの板垣先生が一目置いているっていうから、どんな人かって楽しみにしてたけど、ちょっとフットワークが軽くて、ちょっと内視鏡がうまいだけの、どこにでもいる偽善者タイプの医者じゃない」と言い放つ。彼女の医師としての覚悟を知った一止は、自分の医師としての姿に疑問を持ち始める。そして、より良い医者となるために、新たな決意をするのだった。

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