当選請負人 千堂タマキ (小学館文庫)

  • 69人登録
  • 3.75評価
    • (8)
    • (7)
    • (11)
    • (2)
    • (0)
  • 6レビュー
著者 : 渡辺容子
  • 小学館 (2014年9月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094060850

当選請負人 千堂タマキ (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

  • 選挙小説というジャンルがあるなら、この作品も、その一翼をしっかりと担うことができる。
    古くは、真保裕一「ダイスをころがせ!」、それに吉田修一「平成猿蟹合戦図」、最近では佐々木譲「カウントダウン」、そして原田マハ「本日はお日柄もよく」もこのジャンルに含めていいかも。
    いずれの作品も選挙の結果にむけて、緊張が高まり、読者をも熱くさせる。
    この作品も、スーパーレディの当選請負人を主人公に、終局へ向けて大いに盛り上がる。様々な妨害や、困難を乗り越え、当選へ至る結末には、カタルシスと爽快感に
    浸ることができる。
    出来れば、副主人公ともいうべき、阿部まりあの今後、政治家秘書になった彼女の活躍も見てみたいものである。

  • 就活浪人の女の子が敏腕選挙プランナーと出会い、市長選の戦いを通じて成長していく物語。

    参議院選挙も近く、本書を手に取りました。演出が現実離れしているものもいくつかありましたが、本作で選挙戦の流れやルールについて知ることも多くあり勉強にもなり、また物語としても楽しく読めました。

    また主人公のまりあの成長やタマキのプロ意識の高さも本作のなかでは読みどころだと感じました。
    また、選挙戦を通じてまりあが生き方を学んでいくところは印象に残りました。
    選挙事務所も実際こんな感じだろうと思うような登場人物の個性を感じることができ、選挙というものが身近に感じれると共に政治に対する興味が沸く一冊だとも感じました。

  • 当事者が盛り上がる選挙運動を冷めた目で見てしまうのは
    私だけ?

  • 文庫書き下ろし作品。渡辺容子と言えば、これまでは硬いイメージの作品ばかりだったが、この作品は角が取れており、読み易く、親しみ易く感じた。

    日給百万円の選挙プランナー・千堂タマキを主人公にした痛快選挙小説。市長選に出馬した鈴木まこと候補を当選させるべく奔走する選挙事務所のボランティアと千堂タマキ、千堂タマキに誘われ、ボランティアとして千堂タマキを支える阿部まりあ…次々と起こる数々の難問に千堂タマキはどう対処するのか。鈴木まこと候補は当選出来るのか…

    選挙のドロドロした部分が描かれており、非常に面白い。また、主人公の千堂タマキを阿部まりあの眼を通して描く事で、描写に厚みがあるように感じた。

    テレビドラマ化するなら、千堂タマキは米倉涼子が適役だろうか。

全6件中 1 - 6件を表示

当選請負人 千堂タマキ (小学館文庫)を本棚に登録しているひと

当選請負人 千堂タマキ (小学館文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

当選請負人 千堂タマキ (小学館文庫)の作品紹介

本邦初!? の選挙エンタテインメント小説

就職が決まらず落ち込んでいる阿部まりあは、千堂タマキから誘われて市長選のボランティアをすることになった。タマキは選挙プランナーで、今回無所属で二度目の挑戦になる鈴木眞寿候補からの依頼を受けていた。対立候補は、親子二代で市長を務める現職の辛島一郎。
選挙戦は、投票日までわずか10日間。
タマキは、まこと候補の演説の手の使い方から、演説で何を争点にするか、どこを訴えるのかなど、事細かに指導していく。
そのうちに、経理担当の女性が突然事務所に出てこなくなる。すぐに、彼女の名前で事務所に宅配便が届く。中身はいったい?
また、応援している鈴木まこと候補と同姓同名とほとんど同じ、「鈴木マコト」という第3の候補者が立候補してきた。彼女は、キャバクラ嬢でまこと候補との交際疑惑が!?
さらには、人気の前総理が辛島市長の応援演説にくるという情報が。
次から次へと訪れるピンチの連続に、タマキは巧みな対応で、プラスの方向に持って行く。
選挙の面白さ、難しさ、楽しさを全編を通して描いた、本邦初!?の選挙エンタテインメント小説。

当選請負人 千堂タマキ (小学館文庫)はこんな本です

当選請負人 千堂タマキ (小学館文庫)のKindle版

ツイートする