削り屋 (小学館文庫)

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著者 : 上野歩
  • 小学館 (2015年3月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094061390

削り屋 (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 通称、削り屋職人の話し。普通に楽し。
    2015.10.11

  • 代々続く歯科医師の家庭に生まれた剣 拳磨は親の望み通り歯科大に通っていたが、色々あって中退、家を飛び出す。たまたま通りかかった金属加工業に住み込みで働き始めることに。歯科技工が得意の拳磨は旋盤工として自信満々で臨む。この後は、挫折、将来の不安、友情、恋、宿敵の妨害と青春ものの王道ストーリーが展開されるが、勢いのある文章につられるかのように一気に読んでしまった。ストーリーにさほど重みは感じないものの、とても楽しく読めました。

  • 旋盤工の卵である青年の青春小説。できないことが悔しいと思って何度も作業を繰り返していく主人公の姿勢は腕がものを言う職人の世界に絶対に必要なものなんだろうなと思います。
    登場人物の設定がそれぞれ強めなせいか、話の展開もやや強引で、お仕事小説と表現するには日常の業務風景があまり描かれていませんがが、それでも職人という仕事の格好よさを感じられましたし、楽しく読ませてもらいました。

    削るっていうのは、単に精度を求めることじゃない。―削った製品を、使う相手に届けるってことなんだ。―(P333)

    「いいや、主役は“刃物”と“素材”だ。職人なんて脇役だ…いや違う、演出家かもしれん。―」(P122)

  • こういう話、好きなんよなぁ。話の筋うんぬんより、職人が出てくるのが。旋盤工の話。作業の様子がちゃんと頭に浮かばないのが悔しい。。参考文献の『トコトンやさしい旋盤の本』が欲しくなった(^_^;)

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削り屋 (小学館文庫)の作品紹介

歯科医になるはずの俺が、旋盤工に!?

親の仕事を継ぐべく歯学生になっていた剣拳磨は、友人の吾朗とサヨのカップルにまとまった金を渡すために、そして本当にやりたいことを求めて、大学を中退して東京にやってきた。そして、歯学部実習での削りつながりで、飛び込みで下町の金属加工会社に就職する。
削りには自信のあった拳磨だが、金属加工の世界では、大学でやってきたことが全く通用しなかった。しかし、社長の鬼頭は「おまえの切粉(削り屑)はいい匂いがする」と、すぐに褒めてくれた。
いつの間にか、手作業による削りの仕事が自分が打ち込める世界だと気づいた拳磨。仕事に慣れてきた頃、東日本大震災が起こった。拳磨は、先輩の実家にある福島の工場に応援に向かう。福島では、吾朗の求めに応じて、貝の形の金型に挑戦した。
東京に戻った拳磨は、技能五輪全国大会を目指すよう、社長に言われる。
実は、拳磨には中学の頃から立ちはだかってきた男がいた。神無月純也。神無月グループの御曹司だった。そして、技能五輪にも自分の会社から選手を多数送り込んできたのだ。果たして、拳磨は頂点に立てるのか。

削り屋 (小学館文庫)のKindle版

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