グリムの森へ (小学館文庫 た 29-1)

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  • 小学館 (2015年3月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094061413

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グリムの森へ (小学館文庫 た 29-1)の感想・レビュー・書評

  • 現代作家によるグリム童話の再話集。作品に対する新たなアプローチというよりは、『如何に語るか』に重点を置いた再話のように感じた。
    皆川博子の『青髯』が読みたくて買ったのだが、髙村薫の『ブレーメンの音楽隊』、津島佑子の『めっけ鳥』も良かった。
    他に参加しているのは阿川佐和子、大庭みな子など。
    巻末のエッセイも面白かった。

    但し、倉橋由美子の『大人のための残酷童話』『老人のための残酷童話』路線を期待して読むと肩すかしを食らう可能性大。そういう意味ではやられたw

  • グリム童話11篇を女性作家たちが再話。原書に忠実なのか、あまり作家さんらの個性は感じられず、面白みに欠ける。本編よりも、付録的な上田萬年重訳の「おほかみ」や、グリム兄弟の意外な経歴などについて書いてある解説のほうが面白い。

  • 個人的にはがっかり。
    錚々たる女性作家が揃っているわけですから、その作家さんなりのひねりやアレンジが加えらてるのかと期待しちゃってたんですよ。
    そしたらまあほぼ原典通り。
    女は慎ましくして忍耐強くして男によく尽くせ、的な教訓を謳われるのは中世の時代背景的には理解できる。うん。
    でもそれを今この時代に再編集しなおすことに意味はあったのだろうか?
    女というか「魔女」や「継母」の扱いについて巻末エッセイでさらっと触れているだけで、とくに女の扱いについてツッコミもないしね。別にフェミニズム思想があるわけでもないんだけど酷い構成じゃないかと…
    それ以外にも、原話そのままで物語として再構築されてるわけじゃないから、理不尽展開で放り投げられるのも物足りなかった。
    童話とか説話って「そういうもの」って分かってるから、心の準備ができてれば問題なかったはずなんだけど。ちゃんと中身確認してから読まない自分が悪いか…

  • 6月28日読了。図書館。

  • こうして読んでみると、あんまり「教訓」としては成立していないんだな。因果応報というのでもなく、意味もなく急に幸せだったり、急に不幸になったりもして、むしろ不条理。

    女は、継子をいじめる継母とか子どもを捨てる母とかこわい魔女とか、わるもの扱いのされ方がすごい。男は、王様とかきれいだけど姿を変えられてる王子とかいいお父さんとか。。。
    どういう待遇なんだろな、これは。

  • 日本の女性作家8人によるグリム童話の再話。リメイクではなく、ちゃんともとのお話をそれぞれの作家が書き直しています。それぞれの個性もあり、なかなか面白かった。

  • 平成27年4月7日読了

  • 現代作家によるグリム童話の再話集。
    小さな頃に読んだ覚えのあるものばかりで懐かしい気持ちを味わえた。
    それぞれ語り口が異なるのも魅力的。

  • グリム童話からの11篇を現代女性作家が、再話するという編集の勝利みたいな好企画。グリム童話って多くの女性が語った昔話をまとめたものなのだそうだ。
    それを高村薫らが語るのだから、ワクワクしながらページを捲った。
    読んでから気づくのも間抜けだけど、オリジナルを読んだことがない。ディズニーや童話のおかげで話は知っているけど、原作を読んでいない。なのでどう変わっているのかは分からない。原作を読んで出直ししよ。

  • 「女性作家8名がグリム童話を再話した」「新たに命を吹き込まれた」との売り文句でしたがストーリーは忠実なので大きい変化はそれ程は感じられず。でも19世紀ヨーロッパの挿絵がふんだんに使われていた点は満足。それと『グリム童話の悪人(継母と魔女)』についてのエッセイで、継母のいじめは実子を是が非でも守ろうとする哀れな母性愛と見る観点には、なるほどな~と。結構充実した一冊でした。

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グリムの森へ (小学館文庫 た 29-1)の作品紹介

ものがたりの原点を8人の女性作家が再話!

「ブレーメンの音楽隊」/高村薫、「カエルの王様、そして忠臣ハインリッヒ」「兄さんと妹」/松本侑子、「いばら姫」/阿川佐和子、「ラプンツェル」「ヘンゼルとグレーテル」/大庭みな子、「めっけ鳥」/津島佑子、「赤ずきんちゃん」「つぐみひげの王様」/中沢けい、「星の銀貨」/木崎さと子、「青髭」/皆川博子
200年の時を超えて子どもたちに語り継がれるグリム童話。最近は『マレフィセント』『イントゥ・ザ・ウッズ』『シンデレラ』といったハリウッド映画の題材になるなど、多くのクリエイターにもインスピレーションを与え続けるグリム兄弟の作品は、まさに「ものがたりの原点」と言えます。
本書は、11篇のグリム童話を日本の女性作家8人が再話するユニークな一冊です。遠い昔の童話が現代の視点で生き生きと語られることで、単なるおとぎ話に終わらないグリム童話の持つ奥深さが浮き彫りとなります。
子どもの頃に慣れ親しんだ「ものがたり」たちに、もう一度出会って見ませんか?


【編集担当からのおすすめ情報】
本書にはそれぞれの童話に、19世紀ヨーロッパでグリム童話普及に一役買った「一枚絵」を掲載しています。「一枚絵」とは、江戸時代の瓦版のような安価で大衆的な一枚物の紙メディアです。当時の雰囲気が伝わる美しい絵の数々もお楽しみください。

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