海街diary (小学館文庫 た 20-4)

  • 小学館
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感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094061659

作品紹介・あらすじ

大人気コミックの映画版を完全ノベライズ!

行方知れずだった父の葬式で、三姉妹は腹違いの妹に出会う。大人以上に気丈な異母妹―すずに、長女の幸は声をかける。「一緒に暮らさない?」
しっかり者の長女・幸。姉とぶつかることの多い次女・佳乃。マイペースな三女・千佳。そして、不倫の子であると負い目を抱えながらも鎌倉に来る決意をした四女、すず。四姉妹の生活が始まったが…。
鎌倉を舞台に、人の強さ、弱さ、優しさを温かい視点で描いた累計250万部突破・マンガ大賞2013受賞、「flowers」で連載中の大人気コミック『海街diary』を実写映画化、その完全ノベライズをお届け!
2015年6月13日公開。監督・脚本は是枝裕和、四姉妹キャストは綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず。

感想・レビュー・書評

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  • 4姉妹のうちの、幸とすず、特に良かったな。

    物語に登場する前の、彼女たちの過去が立体的に浮かび上がるような気がして。

    友人は映画を勧めていたが僕は、

    コミック→映画→脚本→小説 の中の小説を読んだ。

    実際にはなかなかあり得ない家族構成かもしれないけれど、

    血のつながりがなくても、心の壁や距離がちょっとずつ取り払われていく様子は、

    自分にも周りにも、厳しいなぁ、と感じる日々の生活の中で、

    ああ、巡り逢えてよかった、と思える物語だった。

  • この前に読んだ本ですっかり心やられてか?
    心穏やかに楽しくサラサラ読めた。
    ラストはなんとなくウルッときて、リハビリには丁度いい本でした。

  • 突然読みたくなった。映画を見ていたから文章がスルスル入っていく。
    なんかいいなって思う、この4姉妹。
    コミックは読んでないけど、映画のキャスティングも最高だと思う。
    映画をまた見たくなったな。

  • 鎌倉の古い家で暮らす三姉妹。
    父の葬式をキッカケに腹違いの妹との生活を始める。
    映画は見ずにこのノベライズを読みました。
    終始優しい物語でしたが、
    後半の幸とすずの蝉時雨の見晴台のシーンは、
    本当に感動した。
    気を遣わないでいられる居場所。

  • 映画のみ視聴だけど、自分の記録のために残す。

    母親の大好きな映画で、何度も何度も見返しているのは知っていたけど、反抗期だった私はあえて見なかった作品。今考えれば勿体ないことをした。

    女三姉妹の末っ子である私は、見終えてから無性に姉たちに会いたくなった。長女と次女がちょっとバチバチして、三女はそれをハラハラしながら見てるとか、そういう感じがとてもリアルだった。

    音の少ない映画が好きなので、最初から穏やかな雰囲気に一気に引き込まれた。このまま4人の姉妹が仲良くなっていく様子が最後まで続くのかと思ったが、最後にすずが気持ちを吐き出し、本物の姉妹に近づくことの出来るような場面があって、わたしもほっとした。

    姉達3人が、すずを大事にしていることがよくわかるそれぞれの描写があって、そういうものを見るたびに、わたしも姉たちに愛されてきたんだな、といいような少しくすぐったい気持ちになった。

    1番好きなのは次女かもしれない。
    一見、自由奔放でサバサバしているように見えて、面倒見もよく、はっきりとものを言い、でも3女やすずからしたら頼れる姉なのである。
    人のために動いたり、お世話になった人のお葬式では誰よりも涙していたり、なんだか人間味の溢れるキャラクターだった。

  • まだ映画を見てないからわからない部分もあったのかも知れないけどよかった。映画も原作も見てみたくなる本だった。

  • 映画の感想です。
    鎌倉を舞台にした季節の移ろいとともに一軒家に住む四姉妹の暮らしを描いた作品
    帰り道、映画に登場するしらす丼としらすトーストが食べたくて、思わず釜揚げしらすを買ってしまいました。
    喪服のシーンが多いのだけれど、姉妹それぞれの着こなし方が三者三様で、人となりが現れているようで面白い。広瀬すずの透明感もよかった。
    家でゆるーく見る映画かも。
    原作も読んでみたい。

  • 映画が大好きで、小説も大切に取っています。

  • もし、“姉妹”の一員として生まれ育ったとしたらどんな人生を送るんだろう。
    いろいろなことを思い巡らせました。

  • 変わらずにいてくれる人がいるのって幸せだなあ。

  • 愛人を作って別れた父と、去っていった母に残された3姉妹。祖母に育てられて大人になった3人の元に、父が死んだという知らせが。葬儀に行ってみると、義母の元に残された異母妹が・・・。
    異母妹を呼んで鎌倉の家で4姉妹は暮らし始める。
    自分の生い立ちが誰かを傷つけるっていたたまれない。でも優しく接してくれる姉達で、大事にしてもらえて良かった。
    映画の脚本が元になっているだけあり、景色等の描写がわざとらしかったけど、最後は自然と涙がこぼれた。

  • 映画ノベライズ版だったのは読み終わった後に気づきました笑
    これは泣ける。今回は図書館から借りて読んだけど、手元に置いておこうかと真剣に悩ましい1冊です。

  • 買って2時間ほどで読了してしまった…

    漫画も映画も観ておらず、映画のキャストと
    おおざっぱなあらすじを知っているだけのわたしですが
    これは楽しめました。

    家族への思い、別れ、誰かとの絆、いろんな不安や
    大好きなものが増えていく喜びなどなど
    様々な色がキラキラしていました。
    映画を観たくなりました。

  • 姉妹っていいなぁ

  • 当たり前だが映画の雰囲気がよく出ている。映像も浮かんでくるのでとても心地よい。本棚に置いて映画を思い出すきっかけにしたい。

  • ■ 15143.
    〈読破期間〉
    2015/9/20~2015/9/21

  • ノベライズだから言葉足らずは仕方ないか・・・。映像で見たならきっとすごく綺麗なんだろうな。映画を見よう。

  • よかったぁ。
    鎌倉の古い一軒家に住みたくなった。
    映画も観たけど、映画で泣いたシーンで同じとこで泣いた。
    幸がすずを高台に行って抱きしめるシーン。
    幸ねえって呼んでるのかと思ってたけど、シャチねえだったんだ。(いつも長女らしく怒ってるから)
    この配役も絶妙に合っていた。(母親役の大竹しのぶは微妙だったけど)
    ちょっと4姉妹ということで向田邦子の阿修羅のごとくを
    思い出しちゃった。

  • 以前に漫画の方を読み、映画ノベライズ本の方も偶然図書館で見つけ、読んでみた。漫画での場面を思い浮かべつつ読みすすめた。漫画も良かったが、小説版も読みやすく、内容も丁寧に描写されていて良かった。葬儀で出会ったのがきっかけで異母妹を引き取るのだが、季節が進み、お互いの優しさ、距離感、家族としての思い、成長、絆などが感じられ、出会いや別れがあり、姉たち皆がすずを家族として暖かく受け入れ、暮らしにすっかり馴染んでいる。「ここにいていいんだよ」の言葉が人との繋がりを感じさせる温かみのあるものだと強く印象づけられた。

  • 2015/9/24図書館から借りた。

  • 漫画の方を読んでいたので、ほかの人が書いたものは違和感あるかなと思ったが、これはこれで良い。

  • 結構良かった。じんわり温かくなるような、思わず微笑んでしまうような。
    異母妹っていじめられる対象に挙げられがちだけど、4人だったからかな、すずの歳が離れてるからかな、ずっと前から妹だったかのように受け入れられて、やさしく時に厳しく。
    自分の居場所があるってだけで幸せだなあ。

    映画も観てみたい。

  • 映画の映像をイメージしながら読み進める事ができた。小説として素直に入り込めた。
    幸も佳乃も千佳もすずも鎌倉も二ノ宮も全てが好きだ。

  • 資料ID:98150434
    請求記号:080||S
    配置場所:工枚普通図書

  • 2015/6/23
    父の死をきっかけに三姉妹が腹違いの妹すずと鎌倉で一緒にすみはじめる話。

    どの子にも共感がもてたし、読んでいてとても楽しかった☺
    生きてるものには手間がかかる
    すずはここにいていいんだよ
    自分の居場所があるって、その人をすごーく強くする。

    あったかい気持ちになれるし、清々しい気持ちになれる本。

  • 2015-42
    映画は観に行けそうにないからノベライズを購入。

  • この四姉妹が大好きだぁ~\(^o^)/漫画で描かれていた場面を思い出しながら読んだ(*´∇`*)季節的なものか梅仕事の場面が特に印象に残った♪映画もぜひ見たい!

  • 読み出してから気づいた…好きな漫画家さんが原作だった。だから即馴染めたのかな。年の離れた兄と二人兄妹の私は姉妹に凄く憧れる。そしてこの姉妹は理想だな。時に仲良く、時に言い合い、でも互いを大事にしている。姉妹ってなんだかんだ言っても頼れる大事な存在なんだろうな

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