- Amazon.co.jp ・本 (453ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094062373
感想・レビュー・書評
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四季での舞台化をきっかけに知った作品。公演前に絶対読んでおこうと思い読了。
みんなが書いているように、おんぼろロボットのタングが超絶かわいい!
初めはいかにもロボットといった感じで、すぐに癇癪を起すし、頑固でわがままだなと思っていたけれど、旅をしていく中でどんどん学習して人間らしく成長していき、読み終わるころにはすっかりタングの虜になってしまっていた。
また、なんとも頼りなくダメ男の代表のようだったベンも旅を通してタングと一緒に成長し変わっていく姿に好感を持てた。
エイミーとの今後の展開も気になるし、ベンとタングのこれからももっと知りたいと思ったら、続編も出ているみたい!これはもう続編も絶対読まなくては。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ある朝、自宅の庭に旧型ロボットのタングがいた。
弁護士としてバリバリ働く妻エイミーと、なんとなく漫然と過ごす夫のベン。
タングの出現によって、二人の関係はさらに悪化していく。
タングとベンが旅の中で、変化していくのに引き込まれました。
タングが、どんどん可愛く愛おしく思えてきます。
続編も読んでみたい。 -
家族の絆を感じる、素晴らしい作品でした。
冒険の要素もあり、笑いもあり、感動もあり。
互いに相手を理解しようという気持ちが足りず、離婚することになったベンとエイミー。
そのきっかけの一つが庭に突如現れた時代遅れのロボット、タングでした(舞台設定としてはAIの活用が進み、家事を担う=役に立つアンドロイドが活躍しています)。
何の役にも立たないタングを廃棄しようとするエイミーと、タングに夢中になるベン。
エイミーとの離婚後、タングには修理が必要なことがわかり、ベンはわずかな手がかりを追って世界を半周することになります。
ベンは旅行を通じて人間としても成長し、タングとも「親子」のような関係を築き上げていきます。
次第に「良い男」「良い父親」になってゆくベンと、ベンに心を許してまるで「5歳児」のように自由奔放にすごすタングとの二人の旅はほほえましく、ずっとこの世界に浸っていたいと思えるような温かい作品です。 -
カテゴリー的にはSFなのかもだけど、これはロードムービーでもあり、イギリスの笑えてホロリとさせる映画(ヒューグラントが出てるようなっていうか)を見ている気分になる。ちょいとヒューマンすぎる気もするけど、それは我慢の範疇だからよし。
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シリーズ1作目
家の庭に座るボロボロのロボット
ロボットを直すために身体に残った単語から旅をする
最初は何も出来ない役立たずなロボットだったタングが旅の中で沢山学び成長する姿がとても印象深い
少しずつ言葉を覚えて、感情を覚えて
小さな子供が一つ一つ覚えていくように、タングは覚えていく
凄く感情が豊かになって、ベンを大切に想うタングが本当に可愛らしい
私もどんどん絆されてしまった!
旅の中でベンの成長も見逃せない
自分自身を見つめ直して反省して、相手の気持ちを考える
正直だらしのない男性ではあるけれど、タングを直そうとする姿からもとても優しい人なんだろうなと思われる
多分これからも2人は一緒に成長していくんだろうな
素敵な可愛らしい物語だから、所々にある男女の交わる場面とか正直要らないよ〜って思ってしまう笑 -
劇団四季の舞台を見て、原作を手に取りました。
四季の舞台で、いろんな設定が観る者に伝わるように工夫して描かれていると思いましたが、文書はきめ細かく言動や気持ちを説明してくれるので、主人公ベンとタング2人の旅の様子やベンの内面の変化がより鮮やかに浮かび上がってきます。 -
近未来を取り上げたこのシリーズは、ロボットだけど、人の成長にかかわっていっしょに成長していく姿は、人を育てることに関わる人にはぜひ読んでほしいシリーズです。アメリカが舞台ですが、東京が舞台に出てくることも。身近に感じる場面でした。
近々映画になること、劇団四季の出し物になることなど話題が豊富です。劇団四季の舞台を明日、観に行きます。 -
映画化のニュースを聞いて。単にロボツトとダメ男の冒険話だけじゃない。2人(?)の互いが思いあう共感、直感、頑固さが良いです。何度もほろりとさせられました。映画楽しみです
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タングの可愛さと面白さにメロメロでした。ベンとタングの成長のスピードがなんと早いこと。続編も読んでみたい。映画化も楽しみです。
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海外の翻訳小説読むのすごく久々!
とっても面白くて、心が優しくなりました。
とても翻訳とは思えない自然さ。
タングの可愛らしさや、洒落っ気がとてもよい。
これを読んでからシリーズ全部読むか考えよーとのんびり考えてたけど、急ぎ続きが読みたくてたまらない!