- Amazon.co.jp ・本 (453ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094062373
作品紹介・あらすじ
抱きしめたいほど切なくかわいい友情物語!
2016年ベルリン国際映画祭で「映画化したい一冊」に選ばれた、抱きしめたいほどかわいくて切ない友情物語!
AI(人工知能)の開発が進み、家事や仕事に従事するアンドロイドが日々モデルチェンジする、近未来のイギリス南部の村。法廷弁護士としてバリバリ働く妻エイミーとは対照的に、仕事も家事もせず親から譲り受けた家で漫然と過ごす34歳のベン。エイミーはそんな夫に苛立ち、夫婦はもはや崩壊寸前。
ある朝、ベンは自宅の庭で壊れかけのロボットのタングを見つける。「四角い胴体に四角い頭」という、あまりにもレトロな風体のタング。けれど巷に溢れるアンドロイドにはない「何か」をタングに感じたベンは、彼を直してやるため、作り主を探そうとアメリカに向かう。そこから、中年ダメ男と時代遅れのロボットの珍道中が始まった……。
「とにかくタングがかわいい!」と世界中の読者を虜にしている、抱きしめたいほど切ない物語。
【編集担当からのおすすめ情報】
カバー画は、「よるくま」「ぼく おかあさんのこと…」などで知られる大人気の絵本作家・酒井駒子さんが担当しました。
感想・レビュー・書評
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家電量販店で、掃除や料理をしてくれるアンドロイドが売られている‥‥という、近未来のイギリスのお話。
両親を亡くし悲しみから抜け出せず家に引きこもり状態で妻からも愛想を尽かされているベンの家に、旧式の箱型ロボットが迷い込んでくる。名前はタング。
アンドロイドが活躍している世の中でタングは全く必要とされない存在。
タングに壊れた箇所が見つかり修理が必要だが、旧式のため部品が手に入らず、タングを修理するためにベンとタングは世界中を旅することになる。
ロボットというと、誰もが完璧な知能や技術を想像するのではないでしょうか?でもタングは全然違っていて、駄々をこねる、言うことを聞かない、嫌なことがあると足をバタバタさせる‥‥まるで赤ちゃんに毛が生えたくらいの子どものようなのです。
でも学習機能があるので、ベンに教えられたことをどんどん覚えていく。楽しいとか悲しいという感情も教わっていく。ベンもタングと一緒にいることで少しずつ変わっていき、二人で一緒に成長していく様子がとても心温まります。
タングを修理してくれる人を世界中探し回る‥‥アンドロイドもいるような世界なのに、そんなアナログに探さなくても!とツッコミを入れたくなるのですが、とりあえず行ってみる、というのが冒険物語を子どもに読み聞かせしているような感じがしました。
来年映画化されるそうだけど、親子で観てほっこりできるような感じかなぁと楽しみです。
ちなみにベンの役はニノにぴったりだと思う!
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これは…ズルい!w
タングかわいい
いやかわいすぎる
そして変わっていく、いやタングと一緒に成長していくベンがまたいいですよね
面白かった!-
なおなおさん
こんばんは!
そうそう劇団四季
そういえば図書館にチラシがありました
劇団四季も一度は行ってみたいなぁなおなおさん
こんばんは!
そうそう劇団四季
そういえば図書館にチラシがありました
劇団四季も一度は行ってみたいなぁ2022/07/04 -
ひまわりめろんさん、おはようございます。
お返事をありがとうございます。
劇団四季のファンで、元会員です(^_^)
ロボット〜は今、全国公...ひまわりめろんさん、おはようございます。
お返事をありがとうございます。
劇団四季のファンで、元会員です(^_^)
ロボット〜は今、全国公演しているそうです。もしお住いの方で公演していたらぜひ!2022/07/05 -
なおなおさん
おはようございます
会員凄っ
根っからの演劇好きなんですね〜
映像化スキル高いのも納得ってなんだ映像化スキルってw
劇団...なおなおさん
おはようございます
会員凄っ
根っからの演劇好きなんですね〜
映像化スキル高いのも納得ってなんだ映像化スキルってw
劇団四季は末娘が片付いたら夫婦で行けたらいいな〜という小目標にしておきます2022/07/05
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酒井駒子さんの可愛らしくカバーイラストに惹かれて買いました。
壊れかけたレトロなロボット『タング』と、妻に出ていかれたダメ男のベンの、世界を股にかけた二人旅のお話。
箱を2つ重ねたような頭と体にホースのような腕、マジックハンドのような手の、ザ・ロボット『タング』は、ある日突然ベンの家の庭に現れます。
「ねえ、庭にロボットがいるんだけど」という妻は明らかに迷惑そう。優秀な家事アンドロイドは欲しくても、何ができるわけでも無い時代遅れのロボットに、奥様は全然興味無いのです。それでなくても2人の間には隙間風が吹いていたのに。
ついに妻に出て行かれたベンは、少々ヤケクソ気味に、タングの壊れかけたシリンダーを修理してくれる人を探して、アメリカへ、日本へ、パラオへ
小さな子どものようなタングと、彼に振り回されっぱなしのベン。2人の間には次第に親子のような友達のような関係が育っていきます。
なんだかディズニーとかピクサーの映画にありそうな雰囲気で、ほのぼのと面白く読めました。
続編もあるようなので、そのうちに読んでみたいです。
本筋とは関係ないですが、作中での日本と日本人の描き方がステレオタイプではなくかなり好意的で、日本人としてなんだかホッとして嬉しかったです。-
かおりさん、こんにちは
いつもありがとうございます。
カバーイラストで左胸にメンテ用の扉があるのがなんだかリアルですね。ロボットとダメ男...かおりさん、こんにちは
いつもありがとうございます。
カバーイラストで左胸にメンテ用の扉があるのがなんだかリアルですね。ロボットとダメ男というと、ドラえもんのような感じなのでしょうか?とても面白そうです!
また、よろしくお願いします。2020/08/17
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タングかわいい~!可愛いらしいタングの言動に始終ほっこり。
AIの開発が進みアンドロイドが主流となった近未来。妻に出ていかれたベンと壊れかけのロボットのタングの出会い。そして彼を直すための旅が始まる。
ふたりの友情と成長の物語に心が温まった。
お互いに成長し合っていくところが、子育てみたい。子どもから教えてもらうことってたくさんあるよね。
酒井駒子さんの表紙も素敵。
実写映画化もされているようで、どんな風に映像化されているのか気になるなぁ。-
どんちゃん、こんばんは(*^^*)
小説の方がカワイイという声が多そうですか!
気になって映画の予告動画を覗いてきました♪
小説の表紙...どんちゃん、こんばんは(*^^*)
小説の方がカワイイという声が多そうですか!
気になって映画の予告動画を覗いてきました♪
小説の表紙のタングのイメージとはやはりちょっと違いました。
そうそう、作りが粗いような…(๑¯ㅁ¯๑)
でもでも、面白そうっ…!!
どの映画もですが、実写化ってハードルが高いですね。
2022/12/25 -
ひろさん、おはよう&メリークリスマス^^
タング自体はカワイイんですけどねぇ~。
トテトテ歩いてプシューっとして、幼児っぽい(•ө•...ひろさん、おはよう&メリークリスマス^^
タング自体はカワイイんですけどねぇ~。
トテトテ歩いてプシューっとして、幼児っぽい(•ө•)
むしろ全体的な作りが……。
でもでも、つまらなくはないですよ。
ほっこりしたいときや、ご家族で観るのに適してますね。2022/12/25 -
どんちゃん、おはよう&メリークリスマス(*´▽`*)❀
もしや精巧なアンドロイドと対比させるため敢えて粗い作りなのか…?と考えてみたり。
...どんちゃん、おはよう&メリークリスマス(*´▽`*)❀
もしや精巧なアンドロイドと対比させるため敢えて粗い作りなのか…?と考えてみたり。
いいですね!家族で観てみようかな♪
素敵な一日を(*´︶`*)ノ˚✩∗*゚⋆2022/12/25
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アメリカと日本への旅のあたりまでは私はいまひとつ気分が乗らなかったし、多く出ている続編を読むかどうかはまだわからないが、とにかくタングは序盤からずっと可愛かった。
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あるロボットとの出会いから、変わっていく男。
近未来のSFですが、想像しやすい世界です。
アンドロイドがどこにでもいて働いている時代。
家事のために買おうかと相談もしていたベンとエイミー夫婦のところに、ある日、ロボットが迷い込みます。
四角い箱を重ねたような素朴な旧型で、どうも壊れかかっているかもしれない様子。
「タング」と名乗ったこのロボットに、なぜかベンは惹かれて夢中になっていきます。
妻のエイミーは、バリバリのキャリアウーマン。
ところがベンは両親の急死のショックで勉強も進まないまま、受け継いだ家で半ばひきこもりのような生活を送っていました。
エイミーが呆れて家を出ていくと、ベンはタングを直すために製作者を探す旅に出ます。
アメリカへ渡り、ロボットを巡る諸事情に混乱しつつ、さらに日本まで行くことに。
この日本がありがちな描かれ方ではなく、現実を踏まえて好意的に書かれているのも嬉しい。
予想以上に波乱の展開で面白いんですが、なんといってもタングが可愛くて可愛くて。
思い出しても笑顔になっちゃいますねえ。
切なくて、あったかい。
心をぎゅっとわしづかみにされつつ、楽しく読めました☆ -
突然庭に迷い混んできたオンボロロボット、タング。片言の言葉しか解さず、しかも頑固で癇癪持ち。妻から半ば見放されたナイーブな引きこもり男のベンは、何故かタングに心引かれ、あれこれと面倒を見始める。
「タングには、目に見える以上の名にかがある。僕にはわかる」
結局妻に出ていかれてしまったベンは、タングを修理してもらおうと、製造元を探してアメリカ、日本、そして太平洋の島、パラオへと果てしない旅をする。たどり着いたパラオの離島には、タングを作った狂人研究者ボリンジャーがいて…。
地球半周の壮大な旅では、我が儘なタングにベンが振り回されっぱなし。呆れるほどの珍道中なのだが、我が子のように親身にタングの面倒を見るベン優しさは、両親の死の悲しみをタングへの愛情で埋めようとしているかのように、なかなか強烈だ。
AI搭載で中身は凄いタングは、旅を通して徐々に賢くなっていく。一方、タングとの旅を通じて、ベンも父親になるべく成長していた。
元妻のエイミーは既に別の恋人と暮らしていて、修復不能なのだが、成長したベンの大人な振る舞いに周りは目を見張る。そして、タングもすっかり人気者に。
「あの子はただの金属の箱なんかじゃない」
家族愛をテーマとした、ほのぼのとしたSF作品だった。 -
エッセイ > 人類の進歩は、ユートピアか? ディストピアか?(旅は道草・146)やぎみね | ウィメンズアクションネットワーク Women's Action Network
https://wan.or.jp/article/show/9998
『ロボット・イン・ザ・ガーデン』作品紹介 | 劇団四季【公式サイト】
https://www.shiki.jp/applause/robot/
ロボット・イン・ザ・ガーデン | 小説丸
https://shosetsu-maru.com/tag/ロボット・イン・ザ・ガーデン
『ロボット・イン・ザ・ガーデン』デボラ・インストール | 小学館
https://www.shogakukan.co.jp/pr/robot/
ロボット・イン・ザ・ガーデン | 書籍 | 小学館
https://www.shogakukan.co.jp/books/09406237
初コメですかね。
ところで、映画「TANG」観てきました。
主人公はベンではなく「けん」だったかな...
初コメですかね。
ところで、映画「TANG」観てきました。
主人公はベンではなく「けん」だったかな?
バリバリの日本人なので(笑)
研修医だったんですが父親が急病で運ばれて、怖くてうまく処置ができなくて亡くなってしまい、引きこもってしまいます。
タングは可愛かったですよ。
まるで幼稚園児。
原作だと修理に世界中をまわるんですね。楽しそう。映画では中国に行くだけで、あとは国内でした。
たしかにほっこりはできますね。
でも、原作の方がおもしろいのかも。
コメント、初めましてですね♪
私も「TANG」観ました!
夏休みに親子で観れるほっこり映画になっていたので、大人には...
コメント、初めましてですね♪
私も「TANG」観ました!
夏休みに親子で観れるほっこり映画になっていたので、大人には物足りなかったかもしれませんね。
でも、タングはホント可愛かったですね〜
知ってましたか?
タングのセリフも動きもニノがやっていたそうですよ!
一人二役だったらしいです!
「やーだー」と駄々をこねるタングのセリフと動きをニノがやっていたとは!おそるべし。
土瓶さん、これからもよろしくお願いしますね♪