セカンドウィンド (3) (小学館文庫 か 24-4)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 77
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (477ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094062410

作品紹介・あらすじ

大人気シリーズの高校生篇、ここに完結!

三年生部員が引退し、主人公・溝口洋は、キャプテンとして南雲学院高校自転車部を率いる立場になった。
自転車部を取り巻く環境も変わった。予算が削減される中、スパルタンな新任コーチが就任。その指導への不満やインターハイ連覇を義務づけられたプレッシャーで、チーム内の不協和音が高まっていく。それは必然的にキャプテンである洋に大きな波濤となって押し寄せるのだった。
高校最後の夏、親友でライバルでもある岳との切磋琢磨で、洋はどう成長するのか。連覇は達成できるのか。そして多恵や茜への想いは・・・? 大人の世界への旅立ちを前に、もがく少年たち。かつてない大激走の闘いを経て、やがて洋や岳たちは卒業を迎え、それぞれの夢を実現するため、進路を選択する。
躍動するキャラクター群。激烈なレース描写。怒涛のスピード感。誰もがかつて経験した友情や恋心・・。自転車という乗り物への愛と、若者たちのすべてが正面から描きつくされた本格ロードレース小説の決定版。
早くも青春スポーツ小説の金字塔の呼び声高い名作シリーズ第3巻、堂々の文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 練習、レース問わず、シリーズ中一番自転車の描写が多かったのではないか。
    選手の目から見た風景、ペダリングをしている脚に感じる力感や痛み。すごく魅力的に描写され、選手の情熱が伝わってくる。
    情熱には感染力があり、読み手も熱く燃えてくることは間違いない。
    与え、与えられる『感動』ではない。あなたの情熱の記憶が呼び起こされる、自身の心が叫びたくなるような衝動を感じてほしい。

  • 文庫になるまで3年間待ちましたよ。

    そうか、今度はキャプテンになってみんなを引っ張るのねぇ。
    ・・・

    無理に恋愛要素いれないほうがよかったようにも思います。
    青春小説ではあるのだけれど、自転車の話主体でごりごり書いても
    いい作品になるのでは、と思いました。
    (1作目2作目がとても面白かっただけにちょいと辛めの寸評。)

    20151231

  • 復活。こうでなくっちゃ。3巻の中で断トツに良かった。
    両親の話など、伏線の全ては回収されてないので続編を書くつもりはあったのだろうけど、これで終了にして良いくらいの終わり方。それでも、著者はもう諦めたのかもしれないけど、読者としては是非続きも読んでみたい。
    主人公を取り巻く人たちが余りにも変人ばかりなのはご愛嬌か。

  • 学生ロードレース物の第三弾。
    主人公が自転車部のキャプテンになる。中学生時代からの親友ともギクシャクしたり、幼馴染の女の子と恋愛も多少ありつつも練習及びレースの描写もなかなか良く書けていると思う。
    特に少しの期間しかいれなかったコーチの話なんかは結構良いよね。主人公の両親の話も少し出てきたりして、これは続くのかな。

  • セカンドウィンド、3弾目です。

    自転車部のキャプテンとなった洋。
    自転車への思いや、部員たちへの思いにグッとやられる。
    少し残念だったのがレースの場面が少なかったなぁと。
    もっと濃く読みたかった。
    そして洋の父親と母親の事は結局チラッと出てきただけで、詳しくは書かれていない。

    少しモヤモヤが残りましたが、やはり自転車に乗っているシーンの描写が何とも言えず素敵なので、
    おまけで★ひとつプラスで。

    続編はあるのかなー。

  • シリーズの第3作。
    南学自転車部のキャプテンになった洋がコーチと部員の板挟みになるなど苦労しながら自転車選手として殻を破っていく姿が描かれている。
    レースの描写も多く、文面からも選手の思いや臨場感が伝わってくるようだった。
    1巻の最後に伏線のように張られた洋の両親のことについてはイマイチ消化不良な感じがした。続編があるのかな?

  • 196
    俺だって若いんだぞ!
    明日は自転車で勝浦に行くぞ!

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