モップガール (3) (小学館文庫 か 17-3)

著者 : 加藤実秋

• 小学館 (2017年1月6日発売)

作品紹介・あらすじ

シリーズ完結。桃子、ついに翔とXX！

事件・事故現場を専門とする清掃会社で働く桃子は、現場に遺された想いに感応する特殊能力の持ち主だ。しかし、肝心な事件の真相までは思い浮かばないという半端な能力のため、同僚達の協力が必要だった。
そんなある日、桃子は死んだ父親の想いに触れ、完全な能力「素敵なサムシング」を手にする。その能力を利用し、清掃業務に加え「失せ物探し」のサービスをはじめたクリーニング宝船は業績絶好調。役者志望の重男にもテレビ出演のチャンスが訪れる！
しかし、そんな折も折、桃子の能力がまったく使えなくなってしまう。そして、桃子と翔に、かつてクリーニングサービス宝船がかかわった事件にまつわる危険が迫っていた‥‥‥。
笑って泣ける新感覚ミステリシリーズ、堂々完結。

感想・レビュー・書評

[fuku ※たまにレビューします さんの感想 · 2017年4月14日]

超能力で事件を解決する掃除人シリーズ第三作。

超能力がパワーアップしたかと思いきや、力が発揮できなくなったり、何とも不安定な桃子。その原因は翔ならずとも読んでいくうちに分かってくるのだが、相変わらず桃子は鈍い。
それでもゴタゴタのうちに単純といえば単純かもしれないけれど、収まるべきところに収まり、桃子流に言えば『一件落着』か。
それにしても翔ってこういう感じなのね…。ツンデレならぬ…。

やはり加藤さんの昭和ネタは楽しい。今回は特に金八先生第二シリーズネタにすっかり嵌まってしまった。
時代劇ネタも好きだし、桃子の着ボイスには毎回笑ってしまう。
これで完結なのはやや寂しいが、ちょうどよいボリュームか。

[萵苣(chisya)さんの感想 · 2023年4月6日]

なんだか結局主人公はいいように利用されてるように見えてしまって、それでいいんかーいと。
最後まで読んで、そこに愛はあるのかい…ってフレーズが脳内をよぎったのでした(笑。

[haji07-2021さんの感想 · 2021年6月25日]

06月-27。3.0点。
モップガール、完結編。力を自由に使えるようになった主人公、清掃契約を取るネタに。

読みやすい短編。ラストは良かったね。

[hanamama29さんの感想 · 2020年10月21日]

[asamithandesuさんの感想 · 2020年9月6日]

正直、2で終わりでよかった。
嫉妬が能力をなくす。とか、いいんだけど、苑との関係とか、桃子にあんたなんなの？って言いたくなった。読了感は微妙。

[yueliさんの感想 · 2019年4月14日]

不思議な力をコントロールできるようになった（たまに）特殊清掃員の桃子だが、なぜか突然力が使えなくなり、恋のライバルも出現しての最終巻。
重男押だからかもしれないが、翔の魅力がいまいちわからなかった。ここぞというときには助けてくれるが、それ以外の時の態度はとても好きな相手へのものとは思えない。桃子が、わざと距離をおきながらすぐにノコノコ戻ってくるのにもちょっとひいたし、ある程度の友情を築いていたとと思っていた未樹にはあっさり疑われ、苑にはかなりきつく当たられ、だいぶひどいなと思ったのに、あっさりそれを許すという。全体的に、何だか理解できない思考の人々だと思ってしまった。恋愛を絡めない方が面白いままだったのでは。

[ayaponさんの感想 · 2018年8月30日]

シリーズ完結。最後はハッピーエンド。おあとがよろしいようで。

[2006takahiroさんの感想 · 2018年6月23日]

事件・事故現場を専門とする清掃会社で働く桃子は、現場に遺された想いに感応する特殊能力の持ち主だ。しかし、肝心である事件の真相まではわからないという半端な能力のため、常に同僚達の協力が必要だった。そんなある日、桃子は死んだ父親の想いに触れ、完全な能力「素敵なサムシング」を手にする。その能力を利用し、清掃業務に加え「失せ物探し」のサービスをはじめたクリーニング宝船は業績絶好調。役者志望の重男にもテレビ出演のチャンスが訪れる！しかし、桃子と会社を襲う危機が着実に迫っていた。

[arasekinさんの感想 · 2018年4月17日]

最後は普通にハッピーエンドで。

[oooba3さんの感想 · 2018年2月7日]

事件・事故現場の清掃も扱うクリーニングサービス会社「宝船」で働く長谷川桃子。

彼女は、ある清掃依頼をきっかけに、現場の残留思念に感応する力に気付く。

これまでは、ただ気分が悪くなったり、意味の分からないフラッシュバッグに襲われたりだったが、いよいよ、今回はその力が完璧なものとなる。

仲間の重雄は、その力を「素敵なサムシング」と呼んで、「失せモノ探し」サービスも業務に入れようと張り切るが…。

桃子が、ポンコツな能力に振り回されながらも、個性的な仲間の力を借りて、さまざまな事件を解決してきた
このシリーズも完結のようだ。

サクッと読めるライトなミステリーで、なかなか面白かった。

[おかださんの感想 · 2017年10月18日]

続きが読みたくなります。

[kei_mさんの感想 · 2017年7月3日]

シリーズ第3弾・完結編。
事件・事故現場を専門とする清掃会社「クリーニング宝船」で働く桃子は、現場に遺された想いに感応する特殊能力の持ち主。
クリーニング宝船は「素敵なサムシング」と銘打ち、清掃業務に加え「失せ物探し」のサービスをはじめた。

事件よりキャラクターで読ませる作品。
これで終了なのは、なんとも残念。

[shifu0523さんの感想 · 2017年6月19日]

【収録作品】 素敵なサムシング／黒いさざ波／シャドウプレイ／モップガール　

[ymkmさんの感想 · 2017年6月10日]

シリーズ3作目で完結。しかし。大事な2の内容を全く思い出せず。。2の事件の内容が結構関わっているのに。テンポよく読みやすいけれど、ちょっと出てくる女性陣にイラっとしたりした。としかな。
もう一度読もう…

[しりうす☆さんの感想 · 2017年5月27日]

なんか登場人物みんな苦手…

[tonpeiさんの感想 · 2017年5月21日]

桃ちゃんが能力を発動させた時の症状が面白かったのに、能力が進化したら只の残留思念を読み取る人になっちゃって残念(-.-)しかもその能力「素敵なサムシング」はある事情で安定していないし…(^^;)なんだか最後まで話に乗り切れなかったなぁ(--;)

[えりさんの感想 · 2017年5月21日]

モップガール完結編。
前作で終わりかと思っていたら3が出た！

今作では桃子の能力が消えたり復活したり。
それによって悩んだりピンチに陥ったりする。
理由はラストに判明するけれど、これを皆の前で暴露されるのは正直物凄く恥ずかしいのでは…。
翔はずっと読めないはっきりしない奴だなあと思ってたら最後にやってくれました。
完結編と明記されてはいるけれど、もっとこの個性豊かなクリーニング宝船の面子の話を読みたいなあと思ってしまう。
番外編短編集とか出ないかな。

[arielさんの感想 · 2017年4月25日]

加藤さんの描く女の人は同性からも好かれるキャラだなぁ。サバサバしてて内面かわいい。
桃子と翔の未来…素敵なサムシング。すごく嬉しい。
綺麗に掃除したら幸せ呼び込みそうな爽やかな気分です。

[ひるあんどんさんの感想 · 2017年4月14日]

特殊清掃会社に勤める桃子は特殊能力「素敵なサムシング」で事件を解決する。ある事件をきっかけに知り合った苑と翔の関係が気になる一方、突然特殊能力が失われて悩む桃。ギャル美樹、売れない役者重男、ポーカーフェイス翔、犬好き社長東とのチームワークも羨ましい。桃と翔も、「素敵なサムシング」で見えてしまった未来を恐れて一度は離れたけど、結果お互いの大切さがわかってよかった。ただ２巻からかなり間が空いたので、最終話の黒幕がイマイチよくわからん。

[海さんの感想 · 2017年3月23日]

手に入れた能力に振り回されてくるくると思い悩んだ桃子ですが、ようやく色々吹っ切れたみたい。
自分の事も、周りの人との関係も、暖かな気持ちで受け入れる事が出来て良かったです。

著者プロフィール

1966年東京都生まれ。2003年「インディゴの夜」で第10回創元推理短編賞を受賞しデビュー。同作は書籍化され大人気シリーズとなり、ドラマ化、舞台化、コミック化された。他著に「モップガール」シリーズ、「アー・ユー・テディ？」シリーズ、『チャンネルファンタズモ』『ご依頼は真昼のバーへBarホロウの事件帳』『風が吹けば』『桜田門のさくらちゃん』『学スクール園王キングダム国』『ゴールデンコンビ 婚活刑事& シンママ警察通訳人』「メゾン・ド・ポリス」シリーズ、『警視庁レッドリスト』などがある。

「2023年 『警視庁アウトサイダー The second act 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」