鴨川食堂おまかせ (小学館文庫)

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著者 : 柏井壽
  • 小学館 (2017年1月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094063905

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鴨川食堂おまかせ (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

  • お父ちゃんと娘が思い出の食を再現する、「鴨川食堂」第4弾。
    今回も、何ということは無いお馴染のメニューが並ぶが、お客さんもいろいろ、そして、料理人の人生にもいろいろあるのだと思った。
    相変わらず親子の仲の良さが微笑ましい。
    初来店時に出される「おまかせ」料理が美味しそうすぎて、悶絶。
    探し出された料理は、明日へ踏み出す背中を押す。

    第一話『味噌汁』
    父の悲しい体験から、弁護士を目指すようになった青年。
    なかなか司法試験に受からず、故郷にも帰り難く、しかし望郷の思いも募る。
    故郷を旅立った日の朝を、味噌汁とともに思い出す。

    第二話『おにぎり』
    約束のおにぎり。
    4年待ちました。
    とても哀しいが、しみじみと良かった。

    第三話『豚のしょうが焼き』
    このお客は、しょうがない豚野郎ですね!
    おっと失礼!
    すぐに怒りが態度に出てお父ちゃんに叱られる直情型のこいし、「忘れたふり」が武器の老練なおとうちゃん。
    読者はニヤリとする。

    第四話『冷やし中華』
    このお客もちょっといけすかなかった。
    久々登場の妙さんと火花を散らす。
    高齢の父親が食べたがっている冷やし中華に、複雑な過去の思い出。
    記憶の底に眠る意匠。

    第五話『から揚げ』
    仕事に行き詰って懐かしむ、青春の日のから揚げ。
    これは、食の謎が解けてからが山場だった。
    何を食べさせるか以上に大切なのは、どういう気持ちで食べさせるか。

    第六話『マカロニグラタン』
    身から出たさびで息子と会えなくなる。
    マカロニグラタンは二人の共通の思い出になったのだろうか。

  • 4巻目。いやあ、とりあえずのランチを食べてみたいものだ。でも、1万は出せんなあ~
    鴨川親子が忽那汐里と萩原健一にしか思えなくて、困ったものだ。元々のイメージは違ったのに・・・

  • 美味しそうなご飯ばかり。
    ドラマを見たせいか、イメージしやすかった。
    思い出の食を探しだすことで、その人の人生の一歩を踏み出す後押しをしてくれる。
    中には、謝った一歩を踏み出そうとしているのをただしてくれる。
    シリーズの回を重ねても、ほっこりあたたかくしてくれます。

  • 探してほしい料理、私だったら何だろうなぁと思いながら4作目も読む。ぱっと思い浮かばない私は幸せということなのかな。

    それにしても、調査・料理代はお気持ちにあう金額でって…
    私的にいちばん困ること。どのくらい振り込んでいるのだろうと野暮なことが毎回気になる(笑)

  • シリーズ4作目です。

    様々な今を生きるお客さんが探し求める、
    遠ぃ記憶にある大切な思い出の「食」を、
    元刑事の料理人の父・流と娘のこいしが、
    本人も忘れていた思い出と共に捜し出し、
    その思い出とともに食べさせてくれる、
    鴨川食堂と鴨川探偵事務所のお話です。

    作品の体も、所謂、探偵小説にある、
    依頼編と解決編の2つから構成され、
    お約束のパターンも、そのまんまで、
    それでも、状況がいろいろなので、
    各話、新しく読むことができます。

    本シリーズの作風、構成を、
    お約束と思ぅか、ワンパターンと思ぅか、
    それによって、評価も変わるでそぅが、
    ボクは、お約束と思って、安心できます。
    とは言え、やはり、4作目ともなると、
    そのお約束が崩れなぃ程度に、
    何かしらのプチ変化も欲しぃところも…。

    そんな中、既作品と比べると、
    解決編の中で、父親の流の感情や想いが、
    若干ながらも、前に出ている話もあった。
    ただ、第3話の、気を利かせた部分は、
    作品的には、うっすらと違和感も…??
    すごく微妙なところ、なんですけどね。

    でも、全体としては、変わらずいぃ感じ。

  • シリーズ4冊目もお腹が空きました。おまかせが美味しそう、と、こいしぶっきらぼう、はいつもと同じ感想です。ぶたのしょうが焼きと、からあげの依頼者への、流さんの対応は好きでした。どんな事情があっても変わらず食を探す、というスタンスでも、流さんのこういうところはいいなと思いました。さらっと出された、こいしと浩さん付き合い始めたの?みたいな描写にびっくりしました。鴨川親娘の情報、ほとんどないからなぁ。妙さんも好きなのですが。あまり、ほっとするお話でもないのですが、読んでしまうシリーズです。

  • 家を出た、あの日の味噌汁
    プロポーズのおにぎり
    未練を残す彼女の豚のしょうが焼き
    祖母の冷やし中華
    学生時代のから揚げ
    息子を想うマカロニグラタン

    流さんの作る「おまかせ」の手の込んだ繊細なお料理に対しての、依頼人が探す料理の定番ぶりに毎回ちょっと拍子抜け。
    でも、その定番料理が曲者で、どれもダタモノではないアレンジにお腹がグーとなる。
    「味噌汁三百六十五日」ほしい。。。え?そんな隠し味?
    ケイハン冷やし中華、ザンギから揚げ!
    食べたい。家で作れるかな。
    今回はこいしと流の感情がジトリと流れ出る場面もあり、よかった。
    常連さんの元気そうな姿やこいしと浩さんもいい感じでホッとしたし。

  • シリーズ4作目。普通に美味しそう。

  • 料理がおいしそう、と、人間ドラマがすてき、が、ちょうどいい塩梅で描かれているところが好き。
    第2話のおにぎりがよい話だった。何気ない料理だけど、誰かが握ってくれたおにぎり食べたくなった。

  • 第四弾でした。第三弾と間違って購入してしまった。「味噌汁」「おにぎり」「豚のしょうが焼き」「冷やし中華」「から揚げ」「マカロニグラタン」の6篇。今回はこいしも食を捜しにいったので、少し雰囲気違うものもあったかな。

  •  安定した、裏切らない内容です。こちらも惰性で読んでしまう。

     ただ、こいしの態度が気になります。客商売なんだから、嫌な客でも責めちゃいかん。

  • (2017/6/11読了)
    流が再現するのに、こいしがなぜ客の話を聞くのかと、文句をつけながらも、シリーズを全て読んでいるので、やっぱり新しいのがでたら読んでしまう。
    取材旅行にこいしが行ってるのもあり、そして探さなくて流が再び探しに出るのもあり、少し私のような不満点が作者に伝わった様子。
    前作では、こいしの恋愛にも話が及んでいたけど、進展なし。これはまだまだシリーズは続きそう。
    謎ときも楽しいけど、各話、依頼のすぐあとに結果があることは、リズムが早く読みやすい。
    美味しそうなお料理も楽しみのひとつ。

    (内容)
    思い出の「食」を捜していただけなかったら、私はずっと過去ばかりを追いかけてしまっていたと思います―。京都東本願寺近くの鴨川食堂には、今日も人生の迷い人が訪れる。司法試験合格を目指して上京する日の朝に飲んだ味噌汁、大事な約束と一緒に贈られたおにぎり、道ならぬ恋の思い出となった豚のしょうが焼き、酸っぱくないお祖母ちゃんちの冷やし中華、弱小野球チームに食堂のおっちゃんが振る舞ってくれたから揚げ、幼い息子と最後に食べたマカロニグラタン。板前の父と探偵の娘がお迎えする、看板のない食堂にようこそ。美味しいミステリー第四弾!

    (目次)
    第一話 味噌汁…帰りたいのに帰れない
    第二話 おにぎり…果たされなかった約束
    第三話 豚のしょうが焼き…夫婦は仲良ぅせんとあかん
    第四話 冷やし中華…夏休みとお母ちゃんの家
    第五話 から揚げ…負け犬青年と消えた料理人
    第六話 マカロニグラタン…すがるのは過去の思い出ばかり

  • 読んでおいしい安定の一冊。一話一話、話の流れがほぼ変わらず、そこにずしりと安定感があって安心して読めます。

    ・第一話 味噌汁
    司法試験突破を諦めるか、まだ頑張るか。母が昔作ってくれた味噌汁を呑んで決めたいという依頼人。
    我が家ではほとんど味噌汁を飲まなくなってしまいました。日本人が一番「おふくろの味」を感じるのが味噌汁かも。

    ・第二話 おにぎり
    昔結婚を誓ったが別れてしまった料理人の男性が作ったおにぎりを依頼しに来た女性。
    昔の恋をただふっきるための依頼かと思われたが、その男性は既に死亡していた。

    ・第三話 豚のしょうが焼き
    既婚を隠して料理屋の女性と不倫していた依頼人の男性。既婚であることがばれ、その女性とは別れてしまったが、彼女の作ったしょうが焼きが食べたいという。
    依頼人は女性が自分に特別にそのしょうが焼きを作ってくれていると思っていたが、流は「特に変わったことはしておらず、店で出してたメニューをそのまま出してただけ」だと言った。依頼人はそれで女性を吹っ切る。
    しかし実はそのしょうが焼きは男性の身体を考えて特別な味付けがされていた。流は依頼人の今後の夫婦関係を考えてあえて黙っていたのだった。

    ・第四話 冷やし中華
    ジュエリーデザイナーをしているちょっと高飛車な女性が依頼人。亡くなった祖母が作ってくれた冷やし中華が食べたいという。
    高飛車な女性の鼻に付く感じが最高だった。
    祖母の冷やし中華は、祖母の出身地である奄美大島のテイストが加わっていた。
    複雑な事情があり、あまり会えなかった祖母が孫に向けた愛情。その祖母の想いは依頼人の心の奥に「自分のルーツとして」残っていた。

    ・第五話 から揚げ
    依頼人の男性が高校時代、料理屋の頑固おやじに出してもらったから揚げは、心の支えとなった。再びそれを食べたいという依頼人。
    依頼人は流の知り合いの旅館経営者の息子で、彼はいずれ継ぐ旅館をもっと斬新にしたいと思っていた。
    流は彼に、おやじが作ったから揚げの真相を明かしながら、食べ物のおいしさの本質は心にあると説く。

    ・第六話 マカロニグラタン
    若い頃浮気をして息子と離れ離れになった57歳の女性が依頼人。息子と離れる時に最後に一緒に食べたのがマカロニグラタンだった。
    依頼人は最近、旅先のあるレストランでマカロニグラタンを食べる。それを再現してほしいという。
    実は旅先の店は、依頼人の息子がやっている店だった。息子は母と別れる時に食べたグラタンの味を覚えていて、それを再現したのだという。

    こいしちゃんには彼氏がいるようだけど結婚はしないのだろうか。
    したらシリーズが終わりそうですが(笑)。

  • 期待の第4弾
    心がほっこりで星5つ
    5弾待ってます。

  • 月刊STORY BOXの2016年4、7、10、11、12月号掲載の5編に書下ろし1編を加えた6編の短編を2017年1月小学館文庫刊。前巻と同様の思い出の食を探偵するスタイルのお話。事情が、生々しくなく、カラリと語られるのが、心地よい。

  • シリーズ第4弾も安定の展開ぶり。徳島祖谷の蕎麦米雑炊、津山のホルモンうどん・・・、味が想像できるものが出てくるとなんだか嬉しい。五行歌なるものに少し興味湧く。

  • このお店で食べてみたいが1万円。。。は、高いな。

  • 食探偵シリーズ第4弾。
    今回も美味しい料理がたくさん並ぶ。相変わらず物語が大きく動く事は無いが今回はちょっと違う顔も見えた。お父さんが静かに怒っていた。嘆いていたという方が正しいのかもしれない。旨さを感じるのは舌でもなければ胃袋でもなく心なのだと。こういう事をちゃんと言える人に憧れる。
    最後のマカロニグラタンはちょっとハラハラした。都合よく美化した過去よりも今を生きる事に意味がある。心を込めた料理は食べる人の心に届く。素敵連鎖。
    それにしてもふだんお店ではどんな料理を出しているのだろう。お昼に1万円。おまかせの料理を見ていれば安く無い事は解るけれど。おいそれとは行かれないお店なのが辛い。
    そう言えば読んでいる最中、お父ちゃんはずっと土井善晴先生の声や顔で動き回っていて楽しい。

  • #鴨川食堂
    「おかわり」くらいまでは、全部めでたし終わりで起承転結もワンパターンで、きつくなってきたかなと思った。
    でも、波乱万丈な展開はテレビの連続ドラマの方がしてくれて、それで(私の)気がすんじゃったのかな、ワンパターンの王道「水戸黄門」でも「暴れん坊将軍」でもいいじゃん、安心して読めるじゃん、と今では思う。
    次はいつになるかな。楽しみです。

  • いつもと変わらず、美味しそうな「おまかせ」&「思い出の食」(*^^*)♪でも最後のマカロニはいつもと少し違う展開にドキドキした(^^;)いつも食べたいと思っている「おまかせ」は常連の妙さんが昼食代に一万円札を置いていっているから、「やっぱり、おまかせ もそのくらいはするよね~(--;)」と思った(-.-)

  • 今回も美味しそうなお料理に満足。
    ただ、少し飽きてきたかも。こういう連作ものは、何を目指してはるかにもよるとは思うけど、何かしら、新しい展開とかがないと、と思ってしまうのはわたしの読書体験が浅いからなのか...。

  • 思い出の「食」を捜してください…。
    上京する日の朝に飲んだ味噌汁、大事な約束と
    一緒に贈られたおにぎり…。
    鴨川食堂には、今日も人生の迷い人が訪れる。
    美味しいミステリー第4弾。

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鴨川食堂おまかせ (小学館文庫)の作品紹介

京都発! 旨さも温もりも大増量!

思い出の「味」、探します。
迷い人に優しい食堂は、今日も元気に営業中!
京都発ベストセラー! シリーズ最新刊!
第一話 味噌汁………………………………帰りたいのに帰れない
第二話 おにぎり……………………………果たされなかった約束
第三話 豚のしょうが焼き……………夫婦は仲良ぅせんとあかん
第四話 冷やし中華……………………夏休みとお祖母ちゃんの家
第五話 から揚げ………………………負け犬青年と消えた料理人
第六話 マカロニグラタン………すがるのは過去の思い出ばかり
板前の父と探偵の娘、トラ猫の“ひるね”がお迎えします!



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