追憶 (小学館文庫)

  • 268人登録
  • 3.59評価
    • (9)
    • (35)
    • (35)
    • (4)
    • (0)
  • 29レビュー
著者 : 青島武
  • 小学館 (2017年3月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094064032

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
恩田 陸
東野 圭吾
湊 かなえ
宮下 奈都
三浦 しをん
有効な右矢印 無効な右矢印

追憶 (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

  • たったひと月だけの家族。だけど彼らにとっては本当の家族だった。家族を守りたかった。そして起きた悲劇。アツシ、ケイタ、サトシはあの人に助けられ二度と会ってはならないとバラバラになっていく…。

    29年後、刑事の篤、容疑者の啓太、被害者の悟として3人は再会した。悟を殺したのは本当に啓太なのか?固く口を閉ざす啓太が守りたいものとは…。

    結局29年前の事件を背負っていたのは啓太だけな気がして複雑で切ない気持ちになった。懐かしくて、会いたかったけど、会えなかった人に会った時、それぞれの時計が少しずつ進んだ気がした。啓太が思い描く光景がいつか叶いますようにと願わずにはいられない。

    すごく盛り上がる話ではなかったが鉄道員やあなたへなどの降旗康男監督がどんなヒューマンミステリーを観せてくれるのかと思うととても楽しみだ。

  • ひょんなことで出会った家出少年3人は、ひと月のあいだ喫茶店『アンブレラ』のリョウコとともに暮らしていた。
    月日は流れ、刑事になったアツシは小樽市郊外で刺殺死体と対面する。
    それは、遠い夏の日をともに過ごした仲間・サトシの死体だった。
    さらに、容疑者として浮上したのも、同じく古い仲間のケイタで……

    ミステリーではなく人間ドラマがメイン。
    ケイタが一番好感を持てた。
    悪くはなかったけど、いろいろ物足りなかった感は否めない。

  • 2006年3月、王貞治監督率いる日本代表は、第一回ワールド・ベースボール・クラシックで世界の強豪と激戦を演じていた。同じ頃、北海道警察本部刑事部捜査一課の四方篤は、すすきののラーメン店で、野球仲間だった川端悟と29年ぶりの再会を果たす。川崎市在住の川端は、金策のため北海道にやって来たという。その翌々日、小樽市郊外の臨海部で川端悟の刺殺死体が発見された。彼は死の前日、娘との電話で「懐かしい人たちに会った」と言い残していた。四方は、容疑者として浮上した人物もまた、古い友人であることを知る―。
    ----------------------------------------------

    重い内容だけど全200ページの文庫本でサラリと読めた。不遇の少年時代を過ごした3人の少年が抱える過去、大切な人を思う気持ち、プロ野球という注目される舞台に夢や希望を重ねるという陰と陽の感じ。過去は変えられないけど未来は変えられる、そう思わせてくれる一冊だった。

  • とても読みやすくてあっという間に読了。
    辛く厳しい境遇の三人の少年の出会いと別れ、そして二十数年後の再会…。重い秘密を抱えて大人になったそれぞれの心情がさらっと描かれているのでやや物足りないようにも感じたが、その辺は映画で見たいと思った。

  • 2017/08/22
    映画が気になっていた作品。
    なんというか、あっさりした小説だったな、という感想。
    もうちょっといろいろと膨らませられたんじゃないかな。
    でもストーリーはおもしろい。
    映画も観てみよう。

  • 事件の真相とは違ったところに大切なことが詰まっている物語

  • この作家さん、初読みです。
    映画化されて話題になっていたので読んでみました。
    映画はまだ観てません・・・。観たいな。

    すっごく読みやすくてあっという間に読了。

    シーンの切り替えがきれいで場面展開がスムーズなので、画が見えるんですよね。
    映像化しやすいんだろうな、なんて思って読んでました。

    読み終えてからプロフィールをみたら、脚本家さんだそうで今回が初の小説なんだとか。
    なるほど、うなずけました。

    殺人事件が絡むミステリー的要素もありますが、それよりも小学生の時に一緒に夏休みを過ごした男子3人抱え込んでしまった秘密と、10年間の葛藤や生き様のようなものを描いたヒューマンドラマかな。

    岡田准一さんと小栗旬さんがどう演じているのか、ぜひ映画も見ていたいと思います。

  • 札幌市周辺が舞台で、厚別、江別、手稲、小樽、石狩新港なんてなもでてきて身近な場所すぎてついつい読み入っちゃいました。ただ、身近な場所が舞台じゃなかったらもしかしたらそんなには?引き込まれなかったかもなぁー?というのもあり。

    読みやすいミステリーで、展開も早くサーっと読み終われる。

    ただ深みはなく西村京太郎サスペンス的な感じで、あーそうだねーなるほどなー犯人そいつかー的な、二時間ドラマのような展開です。

    暇な時間に読み終えられる軽めのミステリーかな?

    この人こんなに札幌に詳しいから絶対札幌出身だと思ったら静岡生まれの人だった。今、札幌にいるのかなー???と、作者に思いを馳せる私でした。

  • 映画を先に見てしまった。

  • 映画のコマーシャルを観て、買ってきた本。映画は観に行かなかった。最後犯人がいがいでした。

  • 映画の原作。映画観賞後に読了。映画も心に染みる良い出来だったが、細かなところは小説が補完してくれた。映画を観た後でないと、淡々としすぎな感じがしなくもない。

  • しばらく前、友人からこの映画を観てきたとメールがあった。よかったと。
    ちょうど中盤に差し掛かって、年賀状を隠匿したり、単独行動しそうな勢いで、やばいんじゃないの…?とドキドキしていたころだったので、へぇ~最後は「よかった」んだぁ~と思うと、安心して読み進められた。
    まだ上映してるなら、私も映画も観てみようと思う。

  • 映画を観てから読みました。舞台設定は違いがありましたが本筋には影響がないのでスムーズに読めました。映画よりも救いのある終わり方のような気がします。わかりにくかった部分や気になっていた部分を補填できたのでよかったです。

  • 映画も良かったけど、観た後に原作を読みたくなった。舞台設定は違ったものの、小説の良さがあり、これはこれでよかった。

  • 良くも悪くも「収まりの良い小説」とでもいうべきか。
    著者は脚本家とのことだし、映画原作とはなるほど納得。2時間程度で映像化するのには、物語構成や人物背景はコンパクトにまとまっている。けれども、小説としては物足りない気がする。

    テーマが古典的すぎで、ひとむかし前のお話のような印象だった。うーん。

    ついでに表紙もいまいちだと思う。

  • カバーイラスト : 坂本ヒメミ さん。

  • 面白かったし最後は泣けたけど、各キャラクターの心情や、登場する情景など全体的にもう少し掘り下げて欲しい。
    何となく全体的に浅い作りになっているのが惜しい。
    王さんが2度世界一になっている凄さを再認識するとともにアツシたちに起こった事の対比が切ない。
    岡田准一主演の映画はまだ見ていないが、演出でさらに深みのある濃厚な人間ドラマに出来る余地が十分にあると思う。

  • 岡田准一の映画と知ってたので、アツシはずっと岡田准一を思い浮かべながら読んだ。犯人はまさかの人で、意外性があり自分には良かった。

    過去に1ヶ月だけ一緒に暮らした3人(4人?)にまつわるお話。小説としては、少し物足りない感じがあるが、映画となりゃ面白いだろうね。

    自分は普通の親の元で育ったけど、不遇な少年時代を過ごすって本当に辛いね。自分の子供達に虐待するなんてマジ無理だけど、それをする人がいるんだよね。悲しい。子供と接してたら、腹立つ事は多いし、イライラするなんてしょっちゅうだけど、虐待はマジでダメ。

  • 映画の予告から、興味を惹かれた。期待以上に良かった。映画も是非みたい。

  • 岡田准一主演の映画原作。
    家庭に問題を抱えた三人の少年・アツシ・ケイタ・サトシがある夏に出逢う。三人を優しく受け入れてくれた涼子。つかの間の幸せを三人はそこで過ごすが、その日々は長く続かなかった。ある事件が起き、仕方なく、元の生活に戻るしかない三人だった。
    29年後、川端悟(サトシ)が殺害される。刑事になった四方篤(アツシ)は偶然、殺される前日に彼に再会していた。金策のため北海道にやって来たサトシ、殺したのはケイタ?過去の自分の行いを思い、自己保身と刑事としての自分との間で揺れる四方。そして田所啓太(ケイタ)も同じように抱えてきたものがあったと知り、かつての友情を大切にする決意をするところがいい。29年前の秘密を抱え、誰にも心を開かず生きてきた四方の選んだ結末がよかった。
    あの夏、親に恵まれなかった三人だか涼子との出会いがせめてもの救いだと感じた。

  • 映画の公開前に読んでおくことに。著者は高倉健主演の『あなたへ』(2012)の脚本家で、小説家としてはこれがデビュー作。個人的には原作というよりもノベライズを読まされたような気がして仕方ありません。映画版のキャストも併記します。

    幼少時の家庭環境に恵まれなかったアツシ(岡田准一)、ケイタ(小栗旬)、サトシ(柄本佑)は、29年前の夏、それぞれが自宅や施設から逃げ出したところを、喫茶店主の涼子という女性に保護されて共に過ごす。しかしある出来事をきっかけに離れ、以降会うことはないまま大人に。アツシは刑事になるが、所轄で殺人事件が起きる。被害者はあのサトシで、事件前日ケイタに借金を申し込んでいたことを知るアツシ。被害者と容疑者が昔の友人であることを上司や同僚に隠し、アツシはケイタに会いに行くのだが……。

    物語に厚みがなくて、とても薄っぺらく感じます。真犯人はいったいいつの時代のミステリーなんだと言いたくなるような茶番もいいとこ。

    しかしこれが映像化されたものを観たならば、きっとラストは泣いてしまうと思うのです。上記の3人のほか、アツシの妻役に長澤まさみ、ケイタの妻役に木村文乃、サトシの妻役に西田尚美。喫茶店主の涼子に安藤サクラ、店の常連客に吉岡秀隆。人気があり演技力もある若手俳優を揃えるだけ揃えて、この原作どおりに進んだら、どんな茶番でもきっと泣きます、私(笑)。

    ゆえに、映画化ありきの小説であれば、これからもお書きになればいいのでは。脚本家としての力はきっと凄いと思います。

    映画の感想はこちら→http://blog.goo.ne.jp/minoes3128/e/74c8dd18a214122b3afe3e474ec2eb81

  • 岡田准一主演の映画ということで興味をひかれ読んでみる。
    いっきにさくさく読めた。
    刑事、容疑者、被害者、幼い頃に出会い、何十年ぶりの再会、という設定があの映画”ミスティック・リバー”を思い出させる。
    結局、犯人じゃないってとこもね。
    でもアンブレラのママ涼子さん、この役安藤サクラってぴったり。
    でもどうしてあんな最低な男とつきあったたんだよぉ。
    でなければ、でなければ…。
    山形さんがいてよかった。

  • 映画の予告を見て釣られて購入。
    被害者と刑事と容疑者の過去が暴かれてしまうのだろうかという緊迫感がメインなので現在の事件の収束はストンと簡単で読みやすい。

  • 面白かった。悲しかったけど、面白かった。
    小説を先に読んでしまったけど
    映画も見てみたいと思えるキャステング

    舞台が、小樽、札幌、江別と目に浮かぶ場所というのも
    小説を読んでいて、面白かったところでもある
    先が気になって、あっという間に読んでしまったけど
    丁寧に、淡々と、描いている小説だったと思う

  • 話題の映画化原作、初めての青島武。
    ひと夏の家出経験で繋がり、秘密を共有した三人の少年のその後に起きる殺人事件。成長し刑事となった少年の苦悩と捜査を描いています。

    正直言います。
    文庫で200ページ・・・ミステリとしても人間ドラマとしても、薄いです。特に犯人、ってかミステリの部分に関しては、ちょっとした禁じ手感もあり・・・それが残念です。
    ま、ライト感覚のミステリとわかって読む分には、悪くないですが・・・

全29件中 1 - 25件を表示

追憶 (小学館文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

追憶 (小学館文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

追憶 (小学館文庫)の作品紹介

岡田准一主演! 映画「追憶」原作小説!

二〇〇六年三月、王貞治監督率いる日本代表は、第一回ワールドベースボールクラシックで世界の強豪国と激戦を演じていた。同じ頃、北海道警察本部刑事部捜査一課の四方篤は、すすきののラーメン店で、野球仲間だった川端悟と二十九年ぶりの再会を果たす。川崎市在住の川端は、金策のため北海道にやって来たという。
その翌々日、小樽市郊外の臨海部で川端悟の刺殺死体が発見された。悟は死の前日、娘との電話で「懐かしい人たちに会った」と言い残していた。四方は、容疑者として浮上した人物もまた、古い友人であることを悟る――。


【編集担当からのおすすめ情報】
主演 岡田准一×監督 降旗康男×撮影 木村大作
映画「追憶」 2017年5月6日(土)全国東宝系にて公開!
原案・脚本:青島 武 瀧本智行
会いたくても、
会えなかった、
愛する人へ--。

追憶 (小学館文庫)のKindle版

ツイートする