アイアムアヒーロー THE NOVEL (小学館文庫 あ 37-1)

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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094064056

作品紹介・あらすじ

ゾンビが文芸界を侵食。大人気漫画小説化

累計800万部大人気コミックス『アイアムアヒーロー』(花沢健吾・著)の映画化を記念して執筆された、朝井リョウ、中山七里、藤野可織、下村敦史、葉真中顕、佐藤友哉・島本理生という豪華執筆陣によるアンソロジー小説集。日本文学界に激震が走ったゾンビ小説が待望の文庫化。迫り来る恐怖の物語の数々にあなたは耐えられますか・・・?
(内容)
ZQN前の世界、比呂美の幸せだったころの物語(朝井リョウ)
ZQN細胞を研究している機関で起こった衝撃(中山七里)
陸上部に所属する女子中学生たちに迫り来る恐怖(藤野可織)
ZQNに効くワクチンがあるという噂。鈴木英雄が行動を起こす(下村敦史)
将棋の最高峰「名人戦」。戦いを制するのはいったい・・・・?(葉真中顕)
男性目線と女性目線が見事に交錯。息をもつかせぬ合作小説。(佐藤友哉・島本理生)

感想・レビュー・書評

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  • 『アイアムアヒーロー』の世界観で、本編以外の所で何が起こっていたのか、本編が始まる前、本編の途中の別の場所、別の時間などなど、小さな物語を集めたアンソロジー小説。
    個人的にはこういう構成の物語は好物なので楽しく読めた。特に、将棋の棋士のお話はとても印象に残った。
    んだけども、最後にZQNになって終了というラストはちょっと悲しくもあったなー。
    なんにせよ、ある程度本編知っていて、かつ世界観の深掘りが好きな人じゃないと楽しめないでしょう。
    思い入れ無かったら面白みわかんないでしょうし。

  • 何も下準備がないまま(そうだ 旅先で読めるのは短編集)と思い、手に取った本
    朝井リョウ・島本理生など好きな作家が入っていたので。

    朝井リョウの「十七歳の繭」は どこかの学校にいる瞬間を切り取ったような
    瑞々しさを感じて面白かった。
    ところが・・・・
    次の中山七里あたりから ゾンビが続出
    (なんなんだ~)とついていけない。
    中学生の部活女子たちのゾンビ化した後でも青春している話や
    将棋の神の一手に執着する青年の話
    もう 訳が分かんない・・・・・と思ったが、

    これは人気コミックの映画化記念のオマージュ作品だったんですね
    うん それはそれで面白いかも。
    原作を知らない私にはジェットコースター短編集でした。

  • 漫画を読んでたからイメージは出来た。そもそも漫画自体が馴染まなかったので、読む必要は無かった。後悔。

  • 2016年4月小学館刊。2017年4月に小学館文庫刊。花沢健吾の同名コミックの映画化を記念してノベライズされた同じ世界を描いた5編のアンソロジー。興味を引くものは無く、あまり楽しめませんでした。

  • 初読作家さん大集合ということで、わりと楽しめました。朝井さんの本篇に繋がる前日譚を読んでる時、数年前に読んだ『映画 ドーン・オブ・ザ・デッド』の前日譚の短編(海外翻訳本)を思い出したはいいが、なんの本に収録されていたか誰が書いていたものだったかが思い出せずに今もモヤモヤしてます。ご記憶ある方、教えてください(苦笑)。因みに「アイアムアヒーロー」は漫画も映画も好きです。

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著者プロフィール

1989年岐阜県生まれ。2009年『桐島、部活やめるってよ』で、「小説すばる新人賞」を受賞し、デビュー。11年『チア男子!!』で、高校生が選ぶ「天竜文学賞」を受賞。13年『何者』で「直木賞」、14年『世界地図の下書き』で「坪田譲治文学賞」を受賞する。その他著書に、『どうしても生きてる』『死にがいを求めて生きているの』『スター』『正欲』等がある。

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