- Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094080308
作品紹介・あらすじ
腑に落ちない出来事、ままならない日常。どんなにムカついても腹が立っても、「猫をかぶった状態」でやり過ごすのが、普通の大人である―が、仮面が一度剥がれてしまったら!? 市役所に勤務する岩室とペット葬儀社で働く手原は、新興住宅街の隣人同士。小さな誤解からお互いに始めてしまった嫌がらせが、職場や家族までも巻き込んでエスカレート。後悔しながらも引くに引けず、どこまでもヒートアップする泥仕合に目が離せない!
感想・レビュー・書評
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どんどんヒートアップしていって面白かった
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記録
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子供の泣き声、犬の鳴き声、生活音、タバコの煙、車のマナー…ご近所トラブルの火種は尽きません。
注意などの行動に移す勇気は持てないものです。気まずいし、もしも逆恨みされたらと思うと恐い。
主人公達はそこがバッサリ抜け落ちてる。もうすでに何かを失い、振り切れていたとしか思えない。
延々と続く嫌がらせ合戦はまさに泥仕合、ここまでいくと戦争です。途中で辟易しましたが自分にもあり得る話、かも。
「恐いわぁ~」と野次馬根性で最後まで読みきりました。 -
書評で興味をそそられ積読。それが藤田香織だったことを解説を読んで思い出した。読み出した時の岩室が語る隣人に対する嫌悪感が他人事に思えず、読んだことに対する後悔のような気持ちを覚えた。次に配された手原の語りを読むと、双方ともに言い分と誤解があり、これが人間同士の付き合いの難しさを感じさせる。また、それぞれの家庭環境、職場の人間関係が二人の犯罪行為に少なからぬ影響を与えている。すいすい読めたが、読後感に爽快さはなかった。
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この著者の本を初めて読みました。
扱う内容はとても斬新でしたが、なにぶん、内容が「いやがらせ」のため、あんまりいい気持ちで読み進めることができませんでした。第三者であったとしても、これは読んでいていい気がしない内容です。あんまり「次はどんな嫌がらせで反撃するんだ?」とワクワクして次を期待する、、という気持ちにはどうしてもなれなかったのです。
とはいえ、扱う内容がそうなのだから、当然仕方がありませんよね。
他の題材の小説も読んでみたいです。 -
そんなことしたら、そうなっちゃうよ!
実際に怪我する頃からは痛そうで嫌だし、最初から飼い犬の存在がヒヤヒヤ。
笑って読める人もいるだろうけど。 -
隣人同士の諍いがどんどんエスカレートして…
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隣人との諍いが警察沙汰に…やりすぎ
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しまった、前買った本だった…。というわけで2度目読了。隣人トラブルの話なんだが、TV等のニュースでこういった事件を耳にすると、「なんでそこまで…」みたいな感想を抱くのだが、これを読むと、あーそうなっちゃいますか、ですよねぇ、となる。読後爽やかでは無いけど、面白かった。