ハートシェイプト・ボックス (小学館文庫)

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制作 : Joe Hill  白石 朗 
  • 小学館 (2007年12月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (617ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094081305

ハートシェイプト・ボックス (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

  • 作者の長編第一作らしい。ハードロックバンドで成功し解散後も音楽活動は続けながら、無目的にだらだらと生きているジュードが主人公。次々と変わる女も本名ではなく出身地で呼ぶ程度にしか大事にしてない。ある日ネット上で幽霊が売り出されているのを見つけ何の気なしに購入した。送られてきたスーツに取り付いている幽霊と彼の闘いが始まる。
    闘いの中で主人公は、自らの過去や彼女との関係を見つめ直し、生き延びようとする強さを身に付ける。ホラー部分はピンとこなかったけど物語として楽しめた。

  • 最初救えないろくでなしに見えた主人公がいつの間にか愛すべき好漢に見えてくるように、長編ならではの色々な「転回」が巧み。はっと胸をうつ一文や気持ちの良い終わり方もいい。父親やバミーの扱いが意外にあっさりしていて、良くも悪くも父キングとは違うタイプの書き手なのだろうなあ。

  • 往年のロックスター、ジュード・コインの趣味は奇妙なものの収集。彼はある日、他愛ない好奇心から幽霊の出るという「死人のスーツ」を入手する。しかしそれはかつての恋人・フロリダの養父がジュードへと仕掛けた逃れられない死の罠だった。

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    自らの招いた過失によって呪術的な力に追い詰められていく、という序盤の展開でなんとなくキングの『痩せゆく男』を連想しましたが、その後の自分の過去を見つめなおす、自己救済的な話になっていくあたりはどことなくジョナサン・キャロルっぽい。ただキング、キャロルに比べて超自然展開への導入の仕方がかなり荒削り。いまいち乗りきれませんでした。ヒルは短編がすごかったので、あのはっとするようなキレを今後も期待。

  • 主人公ジュードは「幽霊の取り憑いたスーツ」を手に入れたが、
    それは前に捨てた女の姉による罠で、霊は姉妹の義父だった。
    この義父は催眠術に長けていた為、その能力は霊になったことで増大し、
    ジュードや一緒にいるモノたちを殺そうとする。
    霊を止める方法を模索しながら、ジュード達は元カノの姉の住む
    カリフォルニアを目指すのだが・・・って話なんだけど、
    状況説明が長い。回想が長い。
    そのせいで間延びした感じがして恐怖も薄れる。
    霊の怖さよりも、負傷の怖さが勝ってしまった。
    霊そのものより、義父の執着心の方が怖かった(^◇^;)
    物語の流れとか結末はよかったと思うんだけどね。

  • 正直なところ、あまり印象に残っていない
    Nirvana の Heart Shaped Box を久しぶりに聴いてみた。
    なるほど。
    Nirvana - Kurt Cobain - Courtney Love 。
    なるほど。
    うまい作品だが、
    デビュー短篇集ほどは夢中になれなかった。

  • ホラー要素少なめ。伏線を回収してないところが多かった。作者ジョー・ヒルはスティーヴン・キングの息子。

  • ホラーなめてた!怖い、怖過ぎる!というか、生活習慣の相違がこんなにも五感にダイレクトに来るとは思わなかった。ベーコンの焼けるにおいとか、樟脳のにおいとか、ノイズの多いラジオの音とか……。くるーー。

  • 催眠術師の霊。

    かつてのロックスター、ジュードがネットオークションで「幽霊の憑いたスーツ」を落とし、怪異に巻き込まれる。そのスーツには自分の娘を捨て、死に追いやったジュードに恨みを持つ義父の霊が取り付いてた。


    生前、凄腕の催眠術師だった男が幽霊になると・・
    時間に関係なく現れ、逃げることができず、止めることもできない相手が「聞いたら自殺したくなる」言葉を四六時中話しかけて来る。という回避不能のチート攻撃と化す。
    ジョー・ヒル、幻想物は好きなんだけどホラーはそんなに好きくないんだよなぁ・・。ジョー・ヒルの短編集読んで20世紀の幽霊たち、ポップアート、自発的入院が好きだった人にはオススメはしない。かな。

  • これこそ幽霊モノ。
    とはいえ洋モノだし大丈夫だろと思っていたら…
    目が××××されてるのは怖いです(>_<)

    犬とロックが好きならおすすめ。

    しかしツボの入り具合といい前半ちょっと説明でだらけちゃうんだけど後半一気にたたみかけて息もつかせぬ展開とか似てると思ったがまさかホントにあの方の息子さんとは。
    あとがき見てびっくり。ある意味一番のネタバレですわ〜。

  • 往年のロックスター・ジュードは、ダークな物を収集している。
    ある時、幽霊が憑いているスーツをネットで気まぐれに買い、幽霊を見るようになる。
    かって捨てた恋人フロリダが自殺、彼女の義父が幽霊と知るが、次々に命の危機にさらされるジュード。
    年下だが気丈な恋人ジョージアことメアリベスと愛犬のシェパード2匹と逃避行。フロリダの生家へ。
    ものすごく怖い〜血みどろ、かつ、映画的。
    映画化されるそうです。
    救いはある結末。
    2007年の作品、こちらでも2007年12月翻訳発行とは早いですね。
    作者は1972年生まれ。2005年デビュー短編集「二十世紀の幽霊たち」で、ブラムストーカー賞、英国幻想文学大賞、国際ホラー作家協会賞を受賞。
    なんとスティーブン・キングの実の息子らしいが、ひた隠しにしてデビューしたとか。

  • ジョー・ヒルのデビュー作(600ページを超える大作)
    スティーブン・キングの息子であることを昨年(2007年)、認めた。
    どうやら、キングの影響大で、ロックがめちゃめちゃ好きのようだ。
    というより、ロックの中で生きてきたという感じだろう!

    キングの作品を読み慣れているせいか、最初の100ページはちょっと読みにくかった。
    100ページを超えたこと、やっと、文体にもなれ、普通に読めるようになった。

    オークション、MySpaceと、映画だけでなく、小説にも、ネットの世界が当たり前になってしまった。

    短編集も文庫で日本語訳が出版されたので、いずれ読もう!
    ト、2008.9.24

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