烈火の月 (小学館文庫)

  • 235人登録
  • 3.35評価
    • (5)
    • (30)
    • (55)
    • (6)
    • (0)
  • 27レビュー
著者 : 野沢尚
  • 小学館 (2007年1月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (573ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094081459

烈火の月 (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 刑事ものですが暴力シーンが多く重い小説です。最初は主人公の刑事がどれだけアウトローかが書かれていて、その後、ドラッグの売人たちと主人公の刑事との闘いになってきます。主人公も犯罪者側も残虐な人格で、文章からその場面が浮かんできそうな表現力はさすが野沢さんです。読み始めると心が重くなるんだけど、読むのを止められない。続きが気になって読み進めてしまう、そんな内容でした。薬が切れた時の禁断症状が書かれていますが、怖いです。

  • ちょっと登場人物が無駄に多かったなー。警察官の枠を外れた我妻とマトリの女が、正義感からなのか無茶な行動で周りに迷惑をかけて、事実を表沙汰にしていく。途中から人となりが分かってきてだいぶ読みやすくなったし、心境もある程度共感出来る。でもやり過ぎ。

  • 話にはぐいぐい引き込まれるけど、如何せんエグい部分も多く、精神的に疲れる内容。
    何事もメデタシ、メデタシでは終わらない所がこの作者さんの良いところでもあり、悪い所でもある、と私は思ってます。
    本の中には「生きる」ことを真摯に考えていたと思われる描写があるにも関わらず、自ら死を選んでしまった野沢さん。そこに何かしらの葛藤はあったのでしょうか。

  • 強烈な印象を残す、ハードな警察小説。野沢尚にこのような作品があったのかと驚いた。無論、野沢尚作品なら期待を裏切ることは無いと信じていたが。

    主人公は千葉県・愛高警察署の我妻諒介。破天荒な暴力刑事の我妻は麻薬密売人殺害事件を捜査するうちに麻薬取締官の烏丸瑛子とコンビを組むことになる…

    北野武の『その男、凶暴につき』の原型となった作品だけに思い切りの良い派手な展開とプロットの面白さが光る。大沢在昌の『新宿鮫』に映画『ダイハード』、安達瑶の『悪漢刑事』を足したような面白さ。

  • 千葉の湾岸を舞台に,凶暴な刑事と強い女マトリが悪と戦う話。
    割とよくある設定だが,キレイなだけで終わらない読み応え。

  • 死ぬ前の2作品前。
    暴力警官と、マトリで街の麻薬犯罪を取り締まって行く。背景が非常にダークでここまで人の暗い部分をよくかけるなと感じる。死ぬ前だから作者もおかしいような気がする。

  • 暴力刑事が警察全体の悪事を暴く

  • 深作欣二が監督する予定で書いた脚本。急遽ビートたけしが監督となりその脚本を大幅に変えて、大ヒットした「その男、凶暴につき」その原版ともいうべきものである。野沢尚の深作欣二への思いというか執念はすごいものがある。あんなに嫌っているあとがきを書かざる負えないとこまで、深作へのこだわりが強い。しかし、たけしへのリスペクトもあり、複雑な心境がうかがえた。さて、本作。相変わらずうまい人物描写。凶暴な男と凶暴な男が対峙するシーンなど映像が起ちあがってくるほど。暴力的な描写も非常に秀逸。とにかく、各々に孤独と哀愁を抱えた登場人物たちがぶつかり合う戦闘シーンは圧巻である。警察組織というもう一つの闇も忘れず描ききっている。面白かった。

  • 野沢作品ならではの止まらなくなる感じはやっぱり良い。魔弾、リミットといいやっぱおもしろいです。

  • うーん、評価が難しい小説です。
    小説にのめりこめてしまう引力を持っているし、暴力やら麻薬、性などかなりえぐい部分もあるし。

    野沢氏の小説って全般に「生き続けていくことの大切さ」があるんですよね。
    それなのに、、、と思ってしまいます。
    この人の小説を読めば読むほど悲しくなってきます、、、

全27件中 1 - 10件を表示

野沢尚の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

烈火の月 (小学館文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

烈火の月 (小学館文庫)はこんな本です

ツイートする