- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094081619
感想・レビュー・書評
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問題解決への土台として必要不可欠な
ロジカル・シンキングを身につける為の入門書。
何回も繰り返し読む羽目になった
オレにとっては苦い一冊。
印象としては同著「考える技術」を
より詳しく解説したようなデキ。
CHECK POINTで簡潔にまとめられており、復習にも
使いやすい。
外資系コンサルは
これが普通に出来ているのかと思うと
正直、焦るし危機感が募る・・・(笑)
だって本にされてる位なら
これでも入門中の入門レベルなんでしょ(笑)?
とにかく、日常生活でも大いに役立つ技術なので
皆さんも読んでみては?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
数ある問題解決本の中でもタイヘン参考になる1冊。
情報収集からプレゼンまでの流れの作り方。
常日頃鍛えなければいけない脳力について
何度か読み返したい1冊 -
本書はマッキンゼー時代の新人研修プログラムを基にした「経営管理者育成プログラム/問題解決必須スキルコース・基礎編」のエキスを1冊の本にしたものらしい。 要所要所に要点を纏めたプレゼンシートがちりばめられており、体系的に理解することができる。
問題把握のステップとして、
?取り巻く環境の理解
?情報収集
?チャート化
?フレームワークでの情報整理
の理論を説明している。
本書はあくまで情報を整理することによる原因抽出に主眼が置かれているため、解決の施策については詳しく述べていない。 ただ、原因の抽出がもっとも重要な部分であり、本書でも「問題の根本原因」が判明すれば問題解決の60%は達成したことになる、と述べているため原因の発見部分の手法だけでも十分に価値のある本と思う。
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この手の『問題解決法』な分野は人に教わったことがなく、実戦でなんとなく身に付いたものが多く、本として体系だったものに触れるのを楽しみにしていました。
偶然出会った本書ですが、そんなに間違ったことはしていなかったようで、ほっとしました。
冒頭の大前研一氏の言葉で心をまず鷲掴みにされます。
丸暗記の知識は役に立たない
「IT頭脳」とは、私に言わせれば、ボーダレスに通用するロジカル(理論的)な頭脳である。では、ボーダレスに通用するロジカルな頭脳をつくるために教育がやるべき事は何か?私は2つしかないと思う。1つはロジカル・シンキング(理論思考)の回路を確立すること、もうひとつは英語などの語学とITを身につけることである。
理論が完璧な頭脳であるかどうかは抜けば、割と私のキャリアと重なることが多いようです。英語が不自由だった、当時学生の私が、心理学をあきらめ、コンピュータサイエンスを専攻することになったのは、振り返れば奇跡だったのかもしれません。
本書前半は、大前研一氏のこれからの社会を生き抜く術、後半はそれを実戦する演習の構成になっています。個人的には前半の蘇生術の部分が非常に興味深く感じました。前に読んだダニエル・ピンク氏の『ハイコンセプト』に近いものがあり、社会のグローバル化が進み、知識労働者がどのような進化を遂げるべきかは、これからも非常に興味のある分野です。
統計によると、いわゆる「Change Maker」というのは人工の2-3%にとどまるようです。このような変化を起こせる人の育成に自分の知識が少しでも役に立たないかと思いは高まるばかりです。