anego (小学館文庫 は 5-2)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 1031
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094081725

感想・レビュー・書評

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  • 32歳の奈央子は、アネゴと言われていた。10年OLをやっている。結婚を夢見るがなかなかできないでいる。そんな中新入社員の黒沢がアネゴに恋をしてしまう。不倫や仕事など30代の女性を中心の物語である。

  •  姉御肌の主人公、野田奈央子。
    新入社員の、黒沢明彦。
    この二人の、年の差10歳。
    黒沢がアネゴを慕い、それが恋へと変わってゆく。
     アネゴの生きざまが、とてもかっこ良い。
    アネゴが不倫をして、そのせいで会社に迷惑をかけたため、
    会社をやめる。何十年も同じところに勤めていた所をやめる、
    というのは、ものすごく勇気のいることだと思う。
    だが、スッパリと辞めてしまう思い切りの良さが良いと思った。
    あのような、人望の厚い人になりたいと思った。

  • このお話はドラマでも拝見しました。
    ちょっと怖い部分もあったな。と感じました。

  • これを読んで、幸せは追うものではなく、見つけ出すものなんだと思いました。ドラマとは少し違って、怖かったです。

  • 合コン、お持ち帰り、セクフレ、不倫、泥沼…この小説の中には、女性ならだれしも経験してきた、思い出すだけで“痛すぎる”恋愛のすべてのパターンがある物語です。背筋まで凍りつくような濃密な愛の姿が見えてきます。奈央子のキャラクターもずっと不器用で、抱えている背景が重苦しい印象を受けます。ドラマのようなさっぱりとした爽やかさは感じられず、どこか悲観的で後ろ向きで陰険、ねっとりとした女性っぽさが感じられる人です。ラストは背筋が寒くなる感覚さえ覚えました。もっと大人になった時に読んだら今と違う印象を持つのかなと思いました。

  • この小説はドラマ化もされており、キャリアウーマンで仕事バリバリの野田奈央子はみんなからアネゴと慕われる人です。
    そんな奈央子が新入社員の黒沢明彦との年下との恋愛、不倫関係に悩んだり30代のOLのリアルな現状が描かれていました。
    今後の人生の参考になりました。

  • 仕事がバリバリできるなおこと新入社員あきひこの恋の話です。誰からも頼りにされるなおこはアネゴ的な性格で、でも年下のあきひこに恋をしてしまう話でした。なおこは年の差や会社での評判のせいで素直になれない感じで、不倫というドロドロなところもありながらの面白いお話でした。

  • キャリアウーマンで仕事バリバリ、面倒見のよいあねご。そんな姉御の前に年上のすてきな男性と新入社員の後輩が現れる。周囲を巻き込みながらも後輩くんとの恋愛を決めるがなかなか発展しなくどっちつかずのまま。

  • 不倫がでてきたりと結構どろどろな話だった。
    ナオコには何故か、感情移入する部分はあるけど。

  • 2009/11

    終盤の展開にびっくりしました.
    私も,「も」て変だけど,いい恋愛たくさんしたいな~.
    そのためにも,もうちょっと外身を磨かなきゃな・・・

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著者プロフィール

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。

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