ガサガサ・ガール (小学館文庫 ヒ 2-1 庭師マス・アライ事件簿)

  • 小学館
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094081985

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  • NYで再建中の日本庭園のオーナーが死体で見つかり、娘婿が容疑者になった。
    日系二世の庭師マス・アライは娘との絆を取り戻すため捜査に乗り出す。

    コミカルサスペンス。とはいえ、比較的セオリーは守られている。
    謎解きもきちんとしているし。むしろ興味深いのは日系人の暮らしの方だったのだけど、イマイチその辺が少ないかなと感じた。
    せっかくの日系人庭師と言う設定をもう少し生かしてもよかったんじゃないかと思う。日本人の"ハジ”の概念が語られていたら、犯罪動機ももっとすっと受け入れられただろうし。
    シリーズ1作目なので、その辺を軽くしてアメリカの読者に受け入れられやすくしたのかも知れないけど、ちょっと残念だ。

  • 推理小説としては、期待できないけれど話的には面白かった、マリは最初はマスのことが嫌いで仕方なかったけれど、だんだん心を開いていき最後は、マスのピンチにかけつけて犯人のミス・ワックスリーをやっつけたりしていたけれど何も殺すことはなかったのではないだろうか・・・私は最初夫である「ロイド」が犯人ではないかと思った。とても頼りない夫(いざとなると、居なくなっちゃう)だったので、それにチャッカリしているところもあって、最初「マリ」を犯人として捕まえさせてその後保釈金をマスの自宅を担保にしたりするところは、余りにチャッカリしすぎていてもしかしてコイツが犯人なのではないだろうか?と思ったりした。

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