間宮兄弟 (小学館文庫)

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著者 : 江國香織
  • 小学館 (2007年11月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094082180

間宮兄弟 (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 女性にもてない兄弟の話なのに、読み終わってこんなに優しい気持ちになれるなんて、何だか不思議な物語です。
    彼らの健全さが、逆に世間から取り残されているようで、メルヘンチックというか、キュートというか。
    こちらがすっかり安堵させられてしまっているところが、不思議でしょうがないです。

  • 江国さんの本はあまり読まないのですが、これはとても好きでした。自分の苦手なものと好きなものを知って、選んで生活する兄弟の暮らし方は、「それは理想だけどチョット」と二の足踏んで、窮屈に暮らしている人間には軽やかに羨ましく映ります。

  • 間宮兄弟は、タイトルや装丁が雰囲気じゃないなーなんて敬遠していたのだけど、読むとすっかりすきになった。タイトルも装丁もぴったり。

    似ているようで似ていない兄弟。兄弟は面白い。親もしらない、絆といってはきれいすぎるようなきがするけれど、そういうものでつながっている。家族という社会を、共有している。

    どこかで、彼らのようなひとたちが、生活を送っているかもしれないと思うと、不思議にほっとするのだった。

  • 仲が良い・・・良すぎる兄弟のお話。
    がんばってと応援したくなるような二人。
    映画よりも、せつない感じがしました。

    もし近くにいたらお友達になって、
    一緒にごはんを食べて遊びたい。
    だけど実際にあんな仲の良すぎる兄弟がいたら、
    異様な感じでちょっと近よりがたいのかもしれないですね。

    そんな感じの2人のお話なのですが、
    読んだ後はほのぼのとして
    ほんわか あたたかい気持ちになりました。

  • 中学か高校で読んだ時は、風変わりなの兄弟の面白い話という感じでさくっと読んだ気がしたけれど、今回は、「モテない」という部分にすごく引っ張られた。容姿という理不尽さが凝縮されたようなものとの、折り合い。自分がどうしようもなく自分でしかないということを耐えて、日々を暮らすことの強さ。そして自分に対しても他人に対しても正直であり、まっとうであること。そんなことを考えた。

  • 酒造メーカーに勤める兄・間宮明信と、小学校の事務員である弟・間宮徹信。二人は同じ家に暮らし、マイペースな毎日を過ごす。女性にもてなくとも幸福に生きる兄弟の日常の物語。

    「人生を楽しむ」とはまさに間宮兄弟の生き方そのものである。二人は自分がどうすれば幸せを感じるか、心地よく過ごせるかを熟知している。それだけではなく、その術を日々実践している。私たちにはその“実践”が、なかなか難しい様に思う。「私はこうしているときが幸せだ」と分かっていても、一般的な価値観で否定してしまったり、周囲の人の目が気になって恥ずかしくなったり、つい見栄を張ってしまったりするものである。間宮兄弟の楽しみは、例えば贔屓のプロ野球球団の試合のスコアを欠かさずつけること、レンタルビデオ店で3本ずつ選んだ洋画を、昼も夜もひたすら観ること、夜の公園で紙飛行機を飛ばすこと、といったもの。お金がかかったり派手であったりするようなものでは決してない。しかし等身大の幸せがそこにある。
    生きていく中で辛いことや嫌なことはあるけれど、その分きっちり楽しいことをすればいい。「人生を楽しむ」とはどういうことであるかを間宮兄弟は教えてくれた。

  • やっぱり江國香織さんの書く文章好きだなあ。

    ズレててもいいじゃんって、背中を押されてる気がする。

  • 自分自身がしっかりしてれば、兄弟がいれば大丈夫って感じの人物たちだけど、ラストには一緒に楽しめる相手がいるっていいなって方向になっていく感じがよかった。
    やっぱり人間一緒に楽しめる相手がいることは幸せなんだ。

  • 映画化されて気になっていたので、今頃なのですが、本日図書館で借りて読みました。
    映画に登場していたお二人を想像しながら読んでいたので、面白さが倍増。
    あとがきにも書かれていましたが、兄弟の幸せは結婚ではなく、お互いが兄弟ならではの生活なのだと思うと、恋愛でうまくいかないままで終わるエンディングが凄く間宮兄弟ならではでしっくりしました。

  • 間宮兄弟の日常。2人が趣味に没頭するシーンがいいなぁ。ジグソーパズルを「おもしろ地獄」と言ったり、「読書日」を設けたりとか。

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