100回泣くこと (小学館文庫)

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著者 : 中村航
  • 小学館 (2007年11月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094082197

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100回泣くこと (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

  • 映画化もされ、泣けるかなぁと思い読んだけど・・
    よくありがちな展開で、先が読めすぎたためか・・・
    内容に深みがなかったのか・・
    感情移入できませんでした。

    「彼女」みたいに死を宣告されたとき
    果たして自分だったら、前向きに強く戦うことができるかなぁ
    と思ったりしました。

  • 初、中村 航作品。

    飼っていた犬が死にそうになる、
    犬が好きだったバイクを直す、
    彼女と結婚の練習をする、
    彼女が病気になる、
    彼女が死ぬ、
    犬が死ぬ。

    普通の男女が(私のイメージですが)普通に恋して、婚約して、
    大事な人が病気になる、
    先のことなんて誰にもわからない。

    大切な人がいなくなって、
    100回泣いて、普通に戻ってく。。

    誰にでも起こるかもしれない、普通の物語なんだなと思った。


    二人が初めて会うところが一番好き。
    初めてあって1時間で、彼のいいところを4つも見つけられる彼女。
    きっと出会うべくしてであった2人なんだと思う。

    感想を書いていて、書きたいことがじわじわ出てくる。
    普通なのに不思議な作品。

    ~~
    大倉忠義さんと、桐谷美玲さんで6月に映画化されたそうです。
    原作とはだいぶ設定が違うようですが、
    こちらは美男美女ですな。

  • 恋人が不治の病におかされ闘病の果てに亡くなる・・・というあらすじ自体はけして目新しくもなく、むしろ書き尽くされたテーマだと思いますが、あえてそこを書くからには、何かしら明確で、なおかつ他作品とは違う新しい視点からのメッセージが必要だと思うのです。一応作者がその努力をした痕跡は認められたのですが、正直、やさぐれた大人の自分の心にはあまり響かず、結果、類似の他作品との差別化にはあまり成功してなかった印象。「開かない箱」のエピソードも、あまり意味がわからず・・・。

    「結婚まで考えていたラブラブな恋人が不治の病におかされ闘病の果てに亡くなる。でも主人公は時間をかけて立ち直る」それだけの話。前半は恋人たちのラブラブな様子、病気発覚で急展開、闘病に関しては治療方法の羅列、主人公は必死に支えようとするもあえなく彼女は病死・・・という王道展開の予想を、良くも悪くも全く裏切りません。

    とはいえ、読後感は比較的爽やかで、治療法羅列しただけの闘病描写も、物足りないくらい早い展開も、逆にお涙頂戴的しつこさ回避にはなっていたので、それはそれで良かったと捉えることもできなくはないです。主人公もその彼女も、キャラクター的にはとても可愛らしく好感が持てました。

    ただその主人公たちの性格の良さゆえに、本来病気がもたらすネガティブな方向での葛藤というものが一切なく(あったとしてもばっさりカット)、彼らはひたすらポジティブに病気と向き合うのですが、だからさらっと読める反面、そんなキレイごとじゃないでしょ、という物足りなさもあり、微妙にモヤっとした気持ちも残ります。

    それは彼らの出会い(ほとんど一目惚れ)からラブラブな同棲生活にも現れていて、喧嘩もせず前向きで理想のカップルなのだけれど、それゆえに現実感がないというか、こんな欠点落ち度ひとつない彼らに何故こんな不幸が!感を際立たせるどころか、闘病や死というドロドロした感情を伴う現実を、やっぱりキレイごとで終わらせてしまっていて、個人的に心からは共感できなくなったかも。

    まあこれはバランスの難しい部分で、どろどろした重い話をただひたすら重く書かれても読んでいてしんどくなるし、軽すぎてもそんなもんかいと思っちゃうし、匙加減の問題ですかねえ。ケータイ小説世代の若い子にはこれくらいでちょうどいいのかもしれません。

    序盤の、実家で死に掛けてる犬のために、バイクを直して帰るエピソードはとても好きでした。こういうエピソードをもっと細かく積み重ねて、きちんと伏線として繋げられれば、もっと読み応えのある作品になってたかもしれないと思います。作者の視点自体は、非常に温かく前向きで気持ちのよいものだと思いました。

  • 大倉さんが映画をすると聞いたので、
    購入したんですが..


    泣きました。

    泣いたんですけど、

    「また読みたい!!」

    「超よかった!!」

    って気持ちはあんまり生まれなかったです。

    感動はしたんですが...



    という訳で、☆1です。

  • 交際3年。求婚済み。年の差なし。
    ここが、世界の頂点だと思っていた。
    こんな生活がずっと続くんだと思っていた・・・。
    っていう内容説明につられて買った本。

    最初の方の序章部分がものすごく淡々とつづられてて、
    最初は退屈な本だなぁ、って思ったけど、
    後半にさしかかってくると、逆にその淡々さ具合が悲しさを誘うのね。

    ちょこっと涙が出ただけだし、
    個人的にはそこまで好きな本ではないけど、
    でも、自分にこの本と同じ現実が降りかかったら、
    100回泣くくらいじゃ済まないと思う。

    ネタバレしちゃうのであまり詳細は書きませんが・・・

    大切な人をもっともっと大切にしたくなるよ。
    日々をもっと大切に生きていかなくちゃな、って思うよ。

  • 近場ブックオフのベストセレクションより購入。
    タイトル通り、連れ添った恋人との別れとどう向き合うか。
    主人公も恋人もとても魅力的に描かれている。

  • 泣ける話であることがウリのひとつなのかな、と思いましたが、そんなに泣ける話ではなかったように思いました。大垣に住んでいたことがあるので、揖斐川が出てきて嬉しかったです。

  • 出会い、そして別れ。
    普段はあまり気にしないけど、誰にでも訪れる可能性があることを、優しい描写で描いた切ない物語。今を大切にしなくてはと思い起こさせます。

  • 表紙の雰囲気から、ありがちな設定の恋愛モノかな、とあまり期待せずに読みましたが、よい本でした。
    二人のやりとりがキュートで暖かい。
    ブックと過ごす時間や、バイクを丁寧に直すシーンもよい。
    「人の字を逆から書くように」なんていう表現、夢がweになるところなど、細かくいい感じだった。

  • ★★★☆☆ 深海に奥深く沈んで行くような、仄暗く太陽の光芒さえ届かない紺碧の美しい海底に漂うようにゆっくりと潜行する…無力感、喪失感、虚脱感に支配されながら。バイクが復活すると同時に、愛犬ブックの命の炎は再び燃え始め、懸命に生き続ける。彼女と一緒に歯を磨く場面が好き♪朝食代わりのコーヒーと牛乳がカフェオレに変わる、とても幸せな雰囲気。串揚げレストランでの反省会も微笑ましい。だが愛するものを遺して先に旅立つ者、生き残る者…二人の哀しみが一気に押し寄せる。心が麻痺しても一歩ずつ強くなって生きるしかない。

  • 久しぶりに買った、泣ける本。死は切なくて苦しい。
    人間はいつか終わりがくることを知っているからこそ、毎日を、その人との時間を大切にしなければならないという当たり前のことを気づかせてくれた。
    風が吹いてもただひとつ残る愛を、守りたいと願うのだ
    この一文がすごく好き

  • なまねこ、ストーン、モグラの馬力、そういうエピソードは好き。結婚を意識したラブラブの恋人同士の生活の描写も素敵に描かれている。私は行間を読むのが苦手なのかな…バイクやブックに関わる象徴的なシーンが、じわっと効くように書いてあるのねと思ってしまって、イマイチ入り込めなかった。愛する人が死にゆく時、また自分が死んで行く時、こんなに綺麗に過ごせたらいいだろうけど…と。若い時ならもっと素直に読めたかもしれない。

  • 久しぶりに本読んで泣きました。
    この手の恋愛モノなんて安っぽいと思ってたけど、中村航さんのはもう何冊か読んでみたくなった。

  • 「僕の好きな人がよく眠れますよ うに」以来の読過。
    二つが自然と一つになる、ゆっくり重なって。 いつか二つが一つになることがあっても、と思う。
    お互いが、きみのため にできること。きみに僕がしてあげたいこと。 きみのためにあろうとすること。

  • 大切な人との別れ方の話。
    願って伸びる命もあれば、宣告通りの命もある。
    出会いがあれば必ず別れがあり、大切な人で、ずっと一緒にいたい人との別れは、死であることを改めて考えさせられた。
    今身近で調子悪そうにしている大切な人が重い病気とかじゃないよな?と一抹の不安が過った。

  • 一度読んだ時は中村航さんの中ではイマイチな方かなーと思い、一度読んだきり放置、しまいには売ってしまった。今回、映画化に伴い映画鑑賞後、再度購入し再読したところ、痛く感動してしまった。どういうワケだか以前よりずっとスケールの大きさを感じました。☆4つまでアップです(笑)

  • 結婚前に練習しちゃうところとか、可愛いなって思った。
    元気な頃の2人の話も、もっと読みたかった。
    こういう内容だったら、もっと厚くないと!(←本自体の厚み)

    映画は、みていませんが、内容が違うみたいですね。
    主演の大倉くんに期待。

  • 「もちろん。いい受け身をとるよ、おれは」

    こんな返しをしちゃう、藤井くんが素敵すぎた。

    しかし、あれだ。
    中村航の書くストーリーに出てくる女性は、いつも、魅力的だ。
    女のあたしでも、いいなあ、と思う。
    やっぱり、人間にはユーモアが必要だ。あとは、うははははと、よく笑うこと。
    ユーモア+うはは=魅力



    ずっとずっと続くと思っていた生活に、ある日終わりが出来てしまったら。

    そうなったら、あたしはどうなるだろう。
    何ができるだろう。
    何を考えるだろう。

    想像もつかないな。

    あたりまえは、いつも、ふとしたことで、あたりまえじゃなくなって。

    そこには容赦なく、悲しみや苦しみが襲ってくる。

    強さを身につけることが正しいかは、わからないけど。

    だけど、立ち向かう強さが欲しいと、受け入れる強さが欲しいと、そう思った。



    中村航の書く文章は、胸にすっと溶けて、その部分が暖かくなる。
    優しくて、時々、ふふっと笑っちゃうような柔らかさがあって、読んでいてとても気持ちがいい。

    悲しいストーリーなのに、こんな風に書いたら不謹慎かな。

    でも、ほんと、そんな感じ。



    大きなどんでん返しがある訳でも、あちこちに散りばめられた伏線を回収する気持ちよさがある訳でもない。

    だけど、面白い。

    優しい本を読みたくなったら、ぜひ、どうぞ。

  • 結婚式の誓いの言葉が印象的だった。いい言葉だなと改めて思った!!

  • ゆったりとして時間の流れ、失うことの悲しみ。何度読み返しても情景が浸透する作品であった。

  • 冒頭の愛犬ブックの描写からすでに「これは涙腺に良くない本だ」という予感がありました。舌を半分だしてバンザイの格好で寝ている子犬…想像しただけで“キュン死に”できそうな可愛らしさ。これが死に瀕しているっていうんだから、本作の最後は…まぁだいたい想像どおりだろうな、と思っていました。

    しかし、第2章から“泣き”の対象が彼女にスライド。前知識全く無しで読み始めたので、この展開には少々驚き。蓋をあけてみれば(悪く言うとよくある)恋人が病に瀕して〜というストーリーでしたが、やや想定外だったのでちょっと面食らいました。

    話自体は普遍的なテーマですが、個人的には本作独特の表現にじわじわ涙腺を刺激されました。序盤数多くあった彼女との会話が徐々に徐々に少なくなり、後半は会話する場面もかぎかっこ無しで描かれ、彼女が少しずつ弱って行く様子が表現されているように思います。また、それに反比例するように主人公が彼女を思う必至さが増してくるようで、物語が進むに従い、感情の触れ幅が大きくなってくるのを感じました。

    そして、いつの間にか主人公に共感しすぎて、クライマックスでは通勤電車の中で涙を流しそうになりました。

    とはいえ、なんだかんだで主人公は強い人。自身の想いに区切りをつけるため、思い出の時計を置き去り、バイクを廃車させるのは、私の感覚ではよほどの覚悟が無ければ出来そうにありません。この点でやや共感ポイントが下落しましたが、各所で感情を揺さぶられた本作は、私的にしばらく忘れられそうにない本になりそうです。

  • 自分が藤井君だったら1000回は泣いています。

  • 映画は陳腐になりそうな予感がする。小説だと雰囲気がいいのにね。

  • 解説でも書かれていることだが、『愛する人の死』がテーマの小説を書くのは難しいんだろうなと思う。
    散々書かれてきたテーマなだけに、何か飛びぬけたものがないと、「よくある話ね」で終わってしまう。

    本書は、妙に淡々としているところがあった。
    たしかに映画向けなのだろう。
    読んでいる間、ゆったりとした音楽が流れる中を、場面がころころ変わり、ただ映像を見せている様子が浮かんできた。

    よかったと思うのは前半。
    主人公カップルがお互い自然と惹かれあい、結婚の練習として、きちんとお互いの役割や物事を決めていく。
    そして、二人の会話も楽しく、個性的で、ユーモアがある。
    こういう夫婦になってみたいな、と素直に思えた。

    だからこそ、このまま彼らの幸せな日常を描いてほしかった。

    入院することになった彼女に対し、彼は「彼女のためになにができるか」を何度か考えている。
    とはいえ、考えているだけで、たいしたことはしていない。
    同じテーマの他作品のように、サプライズをしかけたり、どこかに連れ去ろうとしたり、といったことはしないのだ。
    だからこそ、つまらない、とも言えるかもしれない。
    だが、こういうとき、本当に何ができるのだろう。
    あなたはどう? と語りかけられているような気分だった。

    最後まで読んだが、泣くことも、涙ぐむこともなかった。
    これは、ただ文章を読むだけより、綺麗な映像と音楽で魅せたほうが感動できるんじゃないだろうか。
    もしくは、もっと彼女側の話が読めたら、感情移入しやすかったのではと思う。

  • 話題になった時にはなんとなく敬遠してしまってました。 永遠かと思われた幸せな日々が、彼女の病気によって悲しい結末に向かっていくというストーリーが、あまりにありきたりな感じがしてたので。 その頃読んだ『世界の中心で愛を叫ぶ』があまりにも酷い代物だったというのもあって(こちらは話題になり具合がハンパなかったので思わず読んでしまった。。読後に捨てたくなった)、似たような設定の本書も避けていたというのもあります。 『あなたがここにいて欲しい』がすごく良かったので、とうとう本書も読んでみたのですが、、、すっごい良かった!! 設定自体はほんとにありきたりだけれども、二人の会話がとても微笑ましく素敵で、キャラクターに非常に好感が持てます。 病魔に侵されていく彼女と、そのことで苦しむ彼氏の二人の辛さが心に沁みます。 悲しいお話だけれども、涙しながら読んだけども、やりきれないもどかしさを感じるけども、爽やかな気持ちにもなりました。

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100回泣くこと (小学館文庫)の作品紹介

実家で飼っていた愛犬・ブックが死にそうだ、という連絡を受けた僕は、彼女から「バイクで帰ってあげなよ」といわれる。ブックは、僕の2ストのバイクが吐き出すエンジン音が何より大好きだった。四年近く乗っていなかったバイク。彼女と一緒にキャブレターを分解し、そこで、僕は彼女に「結婚しよう」と告げる。彼女は、一年間(結婚の)練習をしよう、といってくれた。愛犬も一命を取り留めた。ブックの回復→バイク修理→プロポーズ。幸せの連続線はどこまでも続くんだ、と思っていた。ずっとずっと続くんだと思っていた-。

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