- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094082258
感想・レビュー・書評
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以前読んだので再読。短編が2本入っています。20歳になる前は断然ミシンの方が面白かったけど、今読んでみると世界の〜の方の良さもかなり分かってきた気がする。たぶんまた読む。
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再読。野ばら作品を読み漁っていたのは中学、高校時代。その頃と明らかに感じ方が変化していて驚く。
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久々に小説などを読んでみようと思い立って手にとってみた一冊ですけれども、これがなかなか…良かったです!
元々野ばら氏の文章に惹かれるところもあったため、今作も順調な滑り出しで(?)読めました。
まあ…内容はこれまで読んだ野ばら作品とそう変わりはなかったんですけれどもね…君、と称される女の子に語り続ける手法は野ばら氏ならでは…といったところでせうか。
ま、小説も作者のものだけではなくてそこには読者も含まれますよ、みたいなスタンスは今作にも健在ですね。 ←え?? 社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
内容はともかく流麗な文章…というか、個性的な文章に惹かれた作品でしたね。おしまい。
ヽ(・ω・)/ズコー -
すっごく綺麗な純愛。おとぎ話みたいなのに引き込まれてしまう。いちいち文章も人物も美しい。
読み終わってから夢中で『MILK』について調べてサイトを見ながら世界観に浸ったことが忘れられない。高級な砂糖菓子のような、栄養にならなくて可愛くて甘い話。短編ふたつとも甲乙つけがたい愛しさです。
とろけるほど魅了されました。 -
ある意味、キレイはお話しだと思う
ロリータ趣味だとか関係なく、登場人物の思考がキレイだ
まったく、作者が薬さえやらなければねぇ…
もったいない -
既読でしたが、久しぶりに読んだら面白かったです。やっぱり初期作品の方が好きかな。
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著者の小説処女作。
客観性を極限まで削り落とした一人称小説。
です/ます調で描かれる偏執的思考は読んでいくと不安と恍惚感を引き起こす。
エロティシズムの観点から論じられる処女性や美少年に特有な孤高の精神が感じられる。
本書の解説を読んでみると、これは嶽本氏が好んで用いる「乙女」という概念と同じものだと思われる。
また、この文庫に寄せられた榎本正木氏による解説は文芸評論家の本領発揮と言えるような説得力と易しさを兼ね揃えた文となっており、一読の価値あり。 -
自分は乙女ではないと実感させられた
自分の周りの見慣れた景色
洋服 バンド 出待ち…苦笑
これだけ共通するものがあるのに
なぜ共感はできないのか
乙女ではないと思うのか
楽しく考えられました -
忙いでてムシャクシャして借りました。
なので、何時もなら選ばないジャンルの本だったけど、こんなに面白い物語に出会えたから後悔はしていません。
「ミシン」も「世界の終わりという名の雑貨店」も愛が主題の物語を、服描写多彩に美意識でできた様な文章で作られていますが、180度中身が違うように感じました。
個人的には、アップテンポの「ミシン」よりも、スローテンポの「世界の終わり…」の方が好き。
魂をパレットの上の絵の具と表現するところとか。ねぇ、君、雪が降っていますよ。とか、切り取りたい文章が沢山ありました。 -
洋服、靴、鞄、全ての自分を包む空間にこだわりを持ってる人がこだわりぬいて書いた物語。女の子って、誰でもこれくらいかわいくて怖い。でも、目が離せない。それが女の子。