きいろいゾウ (小学館文庫)

  • 6521人登録
  • 3.76評価
    • (676)
    • (803)
    • (737)
    • (201)
    • (42)
  • 882レビュー
著者 : 西加奈子
  • ¥ 710
  • 小学館 (2008年3月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094082517

きいろいゾウ (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

  • 途中までなかなか入り込めなかったのですが、中盤から登場人物たちが頭の中で生き生きと動き始めて、終盤は溢れる優しい愛情にただ癒されました。一生に一度の大恋愛を経験した後でも、また別の形の愛にも出会えるんだ〜…とホッとした。
    手元に置いて読み返したい一冊。

  • ほんわかとした雰囲気のお話でした。お互いを大切に、いないと生きていけないと思い、それゆえに言えないこともある。だけどそれを乗り越えて、しあわせになろうというお話だと感じました。とても綺麗なお話でした。

  • 売れているというだけで敬遠していたが、読んでよかった。
    変わった不思議ちゃん夫婦の愛とかそんな感じの話なんだろ(笑)、と思ってたら、変わった不思議ちゃん夫婦の愛とかそんな感じの話(泣)だった。
    最後のページぐっときた。むこさんの歌も泣ける…
    ツマ、かわいいんだが、変り者で天然で純真で誰かが守ってやらねば!みたいな人に個人的に嫉妬してイラついてしまうので若干きつい。
    周りの人たちが最高。大地君かっこよすぎ。

  • 出張に機内で読もうと買って読み進めたものの、泥のように眠ってすすまず。
    仕事と育児のスキマ時間をぬって、読みおえた。

    はんぶんに差し掛かるくらいに、ギアチェンジするのが分かる。物語がぶわーっと動きだす。読みかたにもよるだろうけど、このドライブ感がけっこう圧倒的でした。

  • 文字が多い。文字だと方言読みづらい事がわかった。

  • 他の方のレビューを拝見すると、割と高評価ですね。
    申し訳ないけれど、私的にはイマイチでした・・・。
    中盤から終盤にかけては、読んでいてどんよりしました。
    何だろう・・・『ノルウェイの森』の読後感?
    このまま終わったらどうしよう、っていう感じ(笑)。
    まぁ、結末はさておき。
    実は『漁港の肉子ちゃん』もまぁまぁまぁ・・・だったんですよねぇ。
    2冊しか読んでいないので何ともですが、西さんの作品が好みじゃないのかもしれません。

  • 面白くて読み応えがあった。西さんの小説は声に出して笑えるところがとても良い。

    絵本のお話、ツマ視点の話、ムコ視点の話がぐるぐると入れ替わり立ち替わりで展開していく。特に1つの山場では入れ替わりが激しくなって、どきどきとツマ、ムコ2つの話の先の展開が気になって読み進めれた。

    内容は面白かったのだけど、解説が最悪。「さくら」まだ読んでないんですけど…。この文庫本読んでる人がみんな「さくら」をすでに読んでると思ってるのか、あるいは今後読まないだろうと思ってるのか、それとも解説で書かれてた「さくら」内の平和な状態に訪れる試練てのは、作中すぐに出てくるだとか、帯で書かれてるから気にする必要なしってことなのか。私は「さくら」読みたかったし、読むんだけど、あんまり「訪れる大きな試練」ての、予め知りたくなかったなぁ…。

  • 田舎で暮らす1組の夫婦、ツマとムコ。
    ツマとムコだって、響きが可愛い。
    人とは違う世界と共存するツマとそれを恐れるムコ。
    子どものようなありのままのツマが瑞々しくて、ツマを愛するムコさんがあったかくて、
    とびきり幸せな気持ちになる。
    きいろいゾウはすぐ隣にいたんだね。
    貴方を愛している。そんな風に堂々と言える人にいつかは会いたいなぁ、
    大事な人にこっそり、教えたくなるような一冊。

  • 小説が、なれないはずの誰かの人生を生きてみることだとしたら。この本でなぞる、ツマとムコさんという二人の生。ツマの感じ方や自由さやユーモアは、うらやましい。ツマをとりまくいろいろなものたちも。そしてそれはなぜだか西さんに対するうらやましさ、嫉妬のような気もする。よく知ってるはずなのにどこか得体の知れないツマを、あやういものに感じるむこさん。あまりにも大きな存在が欠けてしまうことを思って、立ちすくむツマ。二人の共通点は、日々を愛して暮らしながらも、現在のまぎれもない現実を、生きることができていないということだった。

  • SFかオカルトか恋愛小説か分からへん。
    つかみどころがないけど、不思議と人情のある暖かい話でした。

  • ツマと、ムコ。

    ふたりの愛ある生活。

    愛おしい結末。

  • ★★★★☆ 不死鳥の炎と鮮やかな羽根が降り、色彩に溢れた傘たちが街を虹色の光に変えて行く。積乱雲を掻き分けて灰色の空に浮かぶイチゴ色した満月に想いを馳せ、ずっと彼女のそばにいたいと願う。縁側で向日葵みたいに咲くツマと太陽のような暖かさで優しく甘酸っぱいトマトみたいなムコさん。メルヘンチックで爽やかな世界が、夏の日の淡い記憶と甘い匂いでドロドロと混沌とした世界に変わる。幼稚園の先生に恋するような感情がガラスのように硬く、割れてしまいそうに脆い瘡蓋になる。毎日綺麗なお花をありがとうの一言で涙が溢れた。

  • ツマとムコさん、2人の毎日。鮮やかな光や風や緑、生き物や植物の声、2人を支えてくれる近所の人たち。何気ない日々の中に、夫婦だけの物語がある。愛している、自分にとってなくてはならない存在。涙が出る愛おしい結末だった。

  • 読みたかった西加奈子さんの作品初読み。読書後に気持ちがあったかくなるお話。でもつかみどころがなくて(なさすぎて)記憶には残らない。西加奈子さんの他の作品をもう少し読んでみて、自分との相性を確かめてみたい。

  • ムコとツマの物語。
    そこまで好きじゃない

  • 今までに見たことのない恋人関係。一度読んだだけでは分からないが非常に興味深い過去がいくつもあり、お互いそれに触れずに補いあっているような空気感がある。植物や動物と会話のできるツマに何を言うでもなく支えるムコさん、彼には彼でツマの知らない過去があり背中の刺青にも意味がある。出てくる動物達の生活も同時進行で描かれていて、近所に住む子供達や、アレチさんの過去も非常に奥が深く、恋愛モノというよりはすごく不思議な世界観の中で色んな人の生活が描かれていて、面白い。

  • ムコさんとツマの他愛ない会話とか、ツマのつっこみ(特に洋子に対しての)とか、アレチさんのぼっかりとか、前半は声に出して笑ってしまうくらいおもしろかった。

    でも、話が進むにつれて苦しくなる。

    それでもラストは感動したし、こんな夫婦いいなぁと思った。


    はっきりとコトバにしなくても、大切なことは伝わるんだろうな。


    すべてがすっかり収まる。

    そんな感情、最近ないな。

  • 思いっきり感情移入してしまい、途中2回くらい読むのをやめてしまった。
    あまりにも切実で切なすぎた。
    でも、読後感はサイコー。「イェーぃ」って感じ。
    多分、幸せになれる小説です。

  • ツマとムコ。
    小説家のムコさんと専業主婦のツマさん。
    辛い過去を背負ったムコさんと心臓が弱く不思議な世界で暮らすツマさん。

    心が不安定で、いろんな植物や動物と会話ができちゃうツマさんの、その不安定な様子が切なくて、愛おしい。

    自分には見えない世界を見ているツマがどこかへ飛んで行ってしまうのではないかと心配してしまうムコさん。

    お互いが愛し合い、大切にし合っているはずなのに、肝心なことを伝えないからか、生まれる距離感。

    やきもきもするけど、2人ともちょっとずつ前に進み、成長していく姿は、きゅんとします。
    そして、読んでいると、どうしても登場人物がウチの会社のとある方とだぶって、さらに愛おしく思えます。

  • 涙が出た。

    「行かないで」
    言えなかった言葉。わからなかった言葉。

    ムコさんもツマさんも、とても繊細で、不器用だけど、うらやましい。

    「愛してる」という言葉は世の中にいっぱい溢れかえっているけど、この本の「愛してる」は、とてもいい。

    私もこんなふうに、言えるといいな・・・

  • 映画を先に観ていまいちだったが、原作の方が良いという意見が多数あったので読んでみた。
    が、こちらもいまいちだった。
    むしろ映画は原作に結構忠実に作られている部類では、と思った。

  • 世界観は、わりと好き。

  • ちょっと、無理でしたね。
    時々なかなか読み進めることが出来ない作品もありますが、好みの問題なのかもしれませんが、最後までだめでした。
    この作品がそうなのか?作者との相性の問題なのか、全く人物に魅力?共感することが出来ないまま読みきりました。
    仕方がないですね。

  • 気になっていた西加奈子さんの作品初読み。初読みだから初期作品から有名なこの作品を選んだ。
    映画化されたので、最初の部分は知っていたものの、後半は意外な展開。
    とてものびのびと描かれ、色彩や自然や生活が豊かだ。

全882件中 1 - 25件を表示

きいろいゾウ (小学館文庫)に関連するまとめ

きいろいゾウ (小学館文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

きいろいゾウ (小学館文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

きいろいゾウ (小学館文庫)に関連するサイト

きいろいゾウ (小学館文庫)の単行本

亀のジョンソン (KCデラックス BE LOVE)

大島 安希子

ペットは家族。亀とアラサー女子の痛快、同居ライフ!

ひょんなことから、亀(クサガメ)を飼い始めた主人公、はるか。亀の名は、ジョンソン。
初めてづくしながら、一生懸命ジョンソンを理解しようと必死なはるかに対し、そんなこともお構いなしに傍若無人でマイペースなジョンソンとのやりとりは、さながらコントのようです。
そして結局はるかが折れるかたちで決着がつきますが、ペットは家族で可愛い存在なので、振り回されても許してしまうその気持ちもわかる気がします。
またその他にも、偶然知り合ったカメ友達たちがジョンソンに負けず劣らずユニークで、亀の生態や豆知識をはるかに助言しながら、熱いカメ愛をぶつけてきます。いい人たちですが強烈です。
亀の意外な姿、そしてペットと暮らすことの楽しさを感じられる作品です。

本の詳細&レビューを読む

ツイートする