きいろいゾウ (小学館文庫)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094082517

感想・レビュー・書評

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  • 小説でこんなに泣いたのははじめて。

    ツマにもムコさんにも共感してしまう。
    すぐそこにいて自分のことを想ってくれているのに
    この人がいなくなってしまったらどうしようとか。
    手を握りたい。名前を呼んでほしい。

    そんな気持ち。

    わかってるのにわからない感じ。

    この本に出逢えてよかった!!

  • 本気で読んだ
    この本の主人公ふたりは
    どんな答えを出すんだろう?
    どういうふうにして乗り越えるんだろう?

    前向きな意味で
    なんとなく、夫婦ってこんなもんなのかな
    ってのを感じさせてくれる本だった。

    大好きな本の一つになった。

    • yummyさん
      私も、これを読んだ当初から映画で観てみたいなぁと思っていたので、行こうと思ってます!
      私も、これを読んだ当初から映画で観てみたいなぁと思っていたので、行こうと思ってます!
      2013/02/10
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「行こうと思ってます!」
      如何でしたか?
      私は、良い感じに出来ていたと思います。
      一言だけ書くなら、リリー・フランキーと緒川たまきがgood...
      「行こうと思ってます!」
      如何でしたか?
      私は、良い感じに出来ていたと思います。
      一言だけ書くなら、リリー・フランキーと緒川たまきがgoodでした(個人的な好みですね)。。。
      2013/03/15
    • yummyさん
      Amazonプライムでみました!
      Amazonプライムでみました!
      2018/09/14
  • 西加奈子の言葉は、私の心のぼんやりとした不安をゆっくり和らげて、安心させてくれる。

    本作で大好きな言葉
    「たくさん、たくさん、あります」

    まだ知らないことや、知ろうとしなかったこと、ただそこに横たわっているだけで美しいようなことが、この世界にはたくさんある。

    死にたいわけではないけど居なくなりたいなあということがあって、でもその時にこの言葉を聞くと、まあもうちょっと生きてみるかあって、そう感じられる。

    あまり不安にならなくて大丈夫。
    必要なことは覚えているのもだし、そこにあるものだから、居なくならないから、大丈夫。

  • 将来結婚することがあるのならば、こんな夫婦間でありたいなーと思いました。ツマの見える世界観は可愛らしいです。

  • よく分からなかったけどすごく感動できる本だった。
    めちゃくちゃ面白かった。
    西加奈子先生これから注目していきたいと思う!

  • グラウンディングできる本だと思った。
    あるべきところにみんながおさまる、
    その力強さを体感させてもらった気がした。

  • 田舎で暮し始めた少し変りものの若い夫婦と近隣の人たちとの交流をユーモラスに描き出す前半部。メルヘンチックでファンタジックでユーモラスに描かれる暮しは、二人の過去に起因する心の揺れにより急激に危機へと向かう。各章は童話の一場面で始まり、その日の出来事が2人の視点で繰り返し語られる凝った構成で物語は進行する。キャラの立った登場人物、童話、エピソードが次第に結びついてきてエンディングに向かうストーリーの作り方はさすがに上手だが、ちょっと作り込みすぎ。話しがどちらに向かうのかわからないうちは面白いが、メッセージが単純なこともあり、収束に向かう後半は「あー、そうなるのね」という感じで醒めながら読んだ。

  • 再読(聴)。登場人物すべてがいとおしく、いつまでも物語の世界に浸っていたくなった。以前読んだ時より鮮やかにイメージできたような気がする。ナレーターさんがよかったからかな。

  • 「ちっぽけな夫婦の大きな愛の物語」
    田舎に住むほのぼのとした夫婦の生活が持つとてつもない陰の部分が小説後半で明かされる。主人公の2人にとってそれは大きな試練となるけれど、その試練を乗り越えることで、それまで分離していたツマとムコそれぞれの心と身体が一体化する。

  • 前半の、独特な言い回しや表現に私はついていけなかった…。
    どうにか読み進めていったが、前半がうまく飲み込めなかった私には、後半の盛り上がりも、そこまでグッとくるものは残念ながらなかった…。

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著者プロフィール

1977年イラン・テヘラン生まれ。2004年『あおい』で、デビュー。07年『通天閣』で「織田作之助賞」、13年『ふくわらい』で「河合隼雄賞」を、15年『サラバ!』で「直木賞」を受賞した。その他著書に、『さくら』『漁港の肉子ちゃん』『舞台』『まく子』『i』などがある。23年に刊行した初のノンフィクション『くもをさがす』が話題となった。

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