十津川警部 十津川村天誅殺人事件〔小学館文庫〕 (小学館文庫 に 16-3)
- 小学館 (2008年3月6日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094082524
作品紹介・あらすじ
財団法人〈日本の自然と伝統を守る会〉理事長が十津川と名乗る男に殺された。現場に残された血書“義によって天誅を下すものなり”。自らの名を騙られた十津川警部は驚き戸惑いながらも捜査に乗り出す。その命名の由来となった奈良県十津川村、世界遺産に登録され脚光をあびる日本一広い村に足を踏み入れた十津川のまえに次々と起きる殺人事件。その背景に、維新以来、歴史の闇に翻弄され続けた十津川村の存在が浮かび上がってくる。 全国津々浦々を駆け巡り事件を解決してきた名警部十津川シリーズにあって初の十津川村捜査行に拍車がかかる。
感想・レビュー・書評
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似て非なる2つの殺人。それに関わる人間模様。
欲と誠実さ。タイミングのズレは時に決定的な隔たりを作る。
西村京太郎は人の世を教えてくれる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
奈良県に十津川村という村がある事、その名前が十津川警部の名前の由来なのは知っていたが、十津川郷士という集団や、明治維新でも関わりがあったというのは知らなかったから、興味深いものがあった。
読点の位置や多さは少し気になるが、面白さが勝って、読み進める上で大して障害にならなかった。
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