坂本ミキ、14歳。 (小学館文庫)

  • 51人登録
  • 3.41評価
    • (4)
    • (10)
    • (7)
    • (5)
    • (1)
  • 13レビュー
著者 : 黒野伸一
  • 小学館 (2008年10月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094083156

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三浦 しをん
有効な右矢印 無効な右矢印

坂本ミキ、14歳。 (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

  • 普通の家族の話…
    無職の父、息子溺愛の母、膝が痛いおばあちゃん、短大生の姉は妊娠、キレイな次女は心を病んで年子の弟はイジメられている
    ミキ本人もクラスでは、マイナーグループ所属。あるきっかけからクラスメイトから無視されるでも、ミキは強い。
    暗い問題盛りだくさんでも、重くない、暗くない。登場人物みんなを応援したくなるそんな話でした。私もミキにたくさん元気をもらったなー

  • 一気読みで気持ち良い作品
    笑えるし登場人物も◎!

  • 主人公は坂本ミキ、14才。
    複雑な家庭環境かつ思春期によくある恋や友人関係の悩みを抱えている。
    これだけいろんな悩みを抱えているなら
    どんな読者でも共感できる部分はあるのでは。

    私自身も、クラスのグループに無理に入らずにいた時期があったなぁ。

  • 『サザエさんちと同じ7人家族。』というけど、中身はまるで違う。まぁ、でも坂本家はどこにでもいそうなちょっと変わった一家かな。
    サクサク、軽〜く読めた。

  • ミキはかっこいいなと思う。

    それぞれの抱える問題が、いい方向に動いていくのが気持ちいい。

  • 嫁棚より

    結構おもしろかった。

  • ミキはきっとそこらじゅうにいる存在の代表なのかもしれない。黒野伸一はいつもさくさく読める。

  • 14歳の少女の日常に降りかかる,数々の難題。
    人を辛辣に評価したり,いじめのシーンではいやーな感じを受けましたが,
    芯のしっかり通った主人公の性格や,問題大ありの家族でも,不思議と絆を感じる家族のおかげか,悲壮になりすぎず,読み進められました。
    ハードな現実だけど,最後には希望のようなものが見えてホッとした。

  • 坂本家はサザエさんちと同じ7人家族。ニートの父「源一郎」、息子を溺愛する母「美香」、サプリ漬けの祖母、大仏似で短大生の長女「ナナコ姐」、美人系不思議ちゃんで高一次女「マミちゃん」、秀才の中一長男「源五郎」、そしてしっかり者の三女「ミキ」、以上の7人だ。

    サザエさんちと同じ7人家族と言いながらも、そこにはお魚咥えたどら猫を追いかける人はいないし(やりそうなのはキャラ的にナナコ姐な気がするが)、「ばっかもーん!!」と息子を説教する頑固親父もいない(本書に登場するのはダメ親父です)。サザエさんちは何不自由ない幸せな家庭と言うことができるだろうが、坂本家はちょっと違う。色々な問題が起こって家族の絆が崩れていくのだ。まず、次女のマミちゃんが精神的におかしくなる。「口の中が変なの。青虫の臭いがするの」と言って、一日に5回は歯を磨くようになる。頭を掻き毟るようにもなり頭皮は瘡蓋だらけだ。気性の浮き沈みが激しくなり、ウザイぐらいミキや源五郎にちょっかいを出したり、自室に引きこもって読書に耽るようになった。年頃の女の子らしく、父と距離を置いてるのだが、一方の父は娘とコミュニケーションを取りたがる。そんな父の行動に対して嫌気が差したのか、イライラが自分のキャパを超えたのか、マミはゴルフクラブで父を後ろから襲い、精神病院送りになってしまう。

    源五郎は学校でイジメられていた。勉強ができる源五郎を生意気だと思ってる同級生らによって、下校時に全員分の鞄を持たせられているところをミキは偶然見てしまう。また、ミキが引き出しの中にためていたお金をちょこちょこ盗むということもするようになった。誰にも言えないつらさと誰にも言いたくない男のプライドが感じられる。

    ミキもクラスで孤立していく。クラスには戸栗さん率いる大所帯のグループがあって、大半の女子はそこに属している。群れることを好まないミキの元には横山と齋藤という女子が来ていたが、その二人もやがて戸栗グループところになびいていき、代わりに「大福(おおぞえ)さん」という太めの女子が来るようになった。大福さんは皆から「臭い」と言われ(実際には臭くないのだが)、嫌われていた。その大福(嫌われ者)と友達であるミキに対して、「大福の友達だから関わっちゃいけない」みたいな圧力が戸栗グループの幹部からあったのだろう(本文に明記されてるかどうか忘れた)、無視しようぜみたいな空気になってしまったのだ。

    しかし、ある日、戸栗さんと「大福さんが痩せれるかどうか」賭けをすることになった。大福さんが痩せれば、戸栗さんは大福さんと仲良くする、大福さんが痩せなければ、ミキは戸栗さんの言うことを何でもきくことが賭けの対象だ。結論を言ってしまうと、賭けに勝ったのはミキで、痩せた大福さんは美人になったためイジメもなくなる。坂本家に目をうつせば、父は仕事を見つけ、弟の源五郎のイジメもなくなり、マミちゃんは父を避けなくなった。ということで、全ていい方向に行って終わるのである。上手くいきすぎた感があって、僕は少し不満だったのだが。

    イジメに関して少し意見させて頂くと、なんというかまあアホくさいなと思ってしまう。怒りを通り越して、もはや呆れる。僕がミキと同じ14才の頃、幸いにも僕はイジメられたことはないんだけど、クラスの中にはイジメられてる子はいた。殴る蹴るという目に見える暴力ではなく、本書のようなハブるという目に見えない陰湿なイジメ。僕からしてみれば、別にその子は何ともないのに、「発言が生意気だ」とかくだらない理由でハブられてたわけだけど、もうハブってる本人たちが可哀そうでしょうがなかった。そうゆうイジメをゲーム感覚で楽しむ人ってのはさ、自分の居場所を確保したいんだよね。ホントは自分がいつハブられるのかビクビクしてる。だから、同じ思いをもっ... 続きを読む

  • 何となく手にとって、ジュンク堂でぱらぱらと立ち読みした本。

    おばあちゃんは未だにお父さんにお小遣いをあげていて、お父さんはニートで、お母さんは弟を溺愛していて、長女は短大生で家に寄りつかず、次女は美少女だけどちょっとおかしくて、弟は学校でイジメられている。そんな家族を持つ三女・ミキの、14歳の日常。

    じっくり読んだわけではないので、大体の流れしか掴めていませんが、学校内の「階級」のいざこざあたりはなかなかうまいなぁと思いました。

    垢抜けたグループにいる女の子と、なんとなく地味な女の子の違いって、元々の素材がどうこうというより、
    身だしなみをはじめとする諸々のことに怠惰であるかないかの差なのだと。

    ご飯を食べるときは制服が汚れないように気をつけるとか、相手の反応を見て一方的にしゃべりまくらないとか、自分の体型とか、
    当たり前だったりちょっと気遣えばいいことを、面倒くさがって「まぁいっか」と済ませてしまうから、いつまでもなんかちょっと垢抜けないままなんじゃないかと。

    中には戸栗さんみたいに元が良すぎる人もいるんだろうけど、大副さんみたいに自分で気づいて良い方向に変わろうとする人は、読んでいて気持ちが良かったです。

    まぁミキのように「階級」を気にせず我が道を行けたらば、いちばん良いのだけども。

    ただ、ラストの方はうまくまとまりすぎな気がして少し興醒めしてしまったので残念でした。

    物語の趣旨とは違うかもしれないけれど、「女の子は怠惰になってはいけない」ということに、今更ながら気づけて良かったです。

    いつか、細部までちゃんと読む機会があれば、また違った感想を持つでしょう。

  • 14歳とは思えない落ち着いた主人公だが、話としては違和感なくすんなり読めて面白かった。読後感もさわやか。

  • 現代のサザエさん家ってこんな感じか。50代にして未だに親に小遣い貰ってるようなニートオヤジ、息子を溺愛する母、親に内緒でキャバクラ勤めの姉その1、元不思議少女、統合性失調症で入院する姉その2、いじめられてる弟、本人もクラスでシカトされてたり。これだけテンコ盛りでも暗くないところが良い。なるようにしかならない、なんとなくなんとかなるものだ、と思えれば幸せなのでは。

全13件中 1 - 13件を表示

坂本ミキ、14歳。 (小学館文庫)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

坂本ミキ、14歳。 (小学館文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

坂本ミキ、14歳。 (小学館文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

坂本ミキ、14歳。 (小学館文庫)はこんな本です

坂本ミキ、14歳。 (小学館文庫)のKindle版

ツイートする