モップガール (小学館文庫 か 17-1)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 85
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094083606

作品紹介・あらすじ

なんなのこの人たち?なんなのこの会社!?高給優遇・初心者歓迎…求人広告に誘われて、フリーターの桃子が就職した先は、事件・事故現場の後始末が専門の掃除会社だった。そこで働くのは、超犬好きの社長を筆頭に、売れない役者の重男、ギャルの未樹、イケメンだが無愛想な翔と、変人ばかり。ようやく仕事にも慣れてきた桃子だったが、ある事件現場の清掃中、フラッシュバックに襲われる。個性豊かな清掃員達が、桃子に起こる超常現象を手がかりに、事件や事故の謎に挑む日本初!お掃除サスペンス。

感想・レビュー・書評

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  • 心因性難聴で時々突然左耳が聞こえなくなるフリーターの桃子。
    求人広告に誘われて就職した先は事件・事故現場の清掃会社だった。
    事件現場の掃除中に、突然フラッシュバックに襲われる桃子。
    その映像はどうやら事件と関係がありそうで。

    あっさり軽く読めた。
    翔くんがずっと思わせぶりなんだけど、引っ張った割にバタバタなラスト。Eテレの子どもむけミステリのよう。
    ただもう、桃子の時代劇オタクぶりに震える。
    大川橋蔵やっぱイイよね。
    小出しの時代劇ネタに本編より持って行かれてる。同志みつけた感じ?
    周囲にはいないからなあ。
    私も月代が似合う人が好きなんだーとこの本で気づいた。
    あ、でも竹脇無我は総髪のほうが似合うけど。
    解説で警察の二人の名前にやられた!と思い、そういえばメインキャストはみんなソウなんじゃ?
    「酒飯屋 五郎八」い、行きたい。
    「江戸特捜指令」「同心部屋御用帳 江戸の旋風」懐かしすぎ!

  • 安っぽい。清掃を通じたヒューマンドラマが書きたいのか、恋愛話にしたいのか、ミステリーか、ファンタジーか。どれもこれも詰め込みすぎて中途半端。
    主人公がベタベタ他人に頼ってもっともらしい理由つけて感情的になってるミステリなんて楽しくもなんともない。これで満足してる感がぷんぷんするからたぶんもう彼女の作品は読まないと思う。

  •  軽いサスペンスとしては、楽しめた。サスペンスというべきなのかは分からないけれど、ちょっとした謎解きがあり、登場人物は皆キャラが濃くて面白みがあり、さらっと読むには良いかな。ただ、読んでいて、終始、なんだか今一歩のめり込めなかった。ぐいぐい引き込まれる要素は薄い。
     主人公の自分の才能や能力を見つけるために手あたり次第いろんな仕事をやってみているという「キテる」考え方がどこから来たのかとか、社長の常軌を逸した犬好きとそれ以外の面でもかなり変人な理由とか、刑事が清掃社の未樹に相当入れ込んでいる理由とか、それぞれのキャラが立っているのはいいのだが、その性格性質がどこから来ているのかや彼彼女が何故そうであるのか、といった部分が浅いように感じた。それゆえに、全体的に深みが感じられず、ぐっとくる部分や引き込まれていく要素に欠けていたのだと思う。
     続編があるような終わり方だったが、機会があれば読もうかな。

  • 自分を磨くための出会いを求めて、たどり着いた場所がわけあり清掃会社だった。そして初めて向かった仕事場所で昔からある原因不明の左耳だけの難聴と共に不思議な出来事が起こって……。
    面白かった!
    それぞれの事件によって主人公に起きることが違うところがいい仕事してます(*^^)v
    最後の短篇を読み終わった時に、チッ! 続き買ってないよと少しばかりお行儀の悪いことを呟いてる自分がいました。

  • 2009.4.1
    なんなのこの人たち?なんなのこの会社!?高給優遇・初心者歓迎……求人広告に誘われて、フリーターの桃子が就職した先は、事件・事故現場の後始末が専門の掃除会社だった。そこで働くのは、超犬好きの社長を筆頭に、売れない役者の重男、ギャルの未樹、イケメンだが無愛想な翔、と変人ばかり。ようやく仕事にも慣れてきた桃子だったが、ある事件現場の清掃中、フラッシュバックに襲われる。個性豊かな清掃員達が、桃子に起こる超常現象を手がかりに、事件や事故の謎に挑む日本初!お掃除サスペンス。

  • 05月-13。3.0点。
    特殊清掃の会社に入社したOL。死者のイメージが憑依する能力が。個性的なメンバーと事件を探っていく連作短編。

    サラッと読める。スプラッターシーンが多いのかと予想したが、全然。
    次作に繋がる終わり方。

  • 途中で断念。同じ作家さんの別作品がとても好きで読んでみましたが…体調のせいか…キャラがどうにも共感出来ず。若いけど時代劇大好きとか、イケメンだけど性格悪いとか、変人ばっかりの会社とか。好きになれる人がいないf^_^;突然フラッシュバックで亡くなった人の最期の記憶⁇が見えるとか…みんなどっかで読んだような。残念でした。

  • 特殊清掃員として働く桃子は、突発性難聴と引き換えに誰かの遺した感覚を感じるようになる。その間奪われる五感を取り戻すため、事件を解決するうちに、仲間の過去に近づき…
    超能力と主人公の若さか違うものの、インディゴシリーズと構成はにたような感じである。が、仲間が魅力的なのはインディゴと同じなので、インディゴシリーズが好きな人は好きなはず。個人的には重男が、何だかんだでかなりいいやつではないかと。未樹ちゃんは格好いい。

  • なんなのこの人たち?なんなのこの会社!?高給優遇・初心者歓迎…求人広告に誘われて、フリーターの桃子が就職した先は、事件・事故現場の後始末が専門の掃除会社だった。そこで働くのは、超犬好きの社長を筆頭に、売れない役者の重男、ギャルの未樹、イケメンだが無愛想な翔と、変人ばかり。ようやく仕事にも慣れてきた桃子だったが、ある事件現場の清掃中、フラッシュバックに襲われる。個性豊かな清掃員達が、桃子に起こる超常現象を手がかりに、事件や事故の謎に挑む日本初!お掃除サスペンス。

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著者プロフィール

1966年東京都生まれ。2003年「インディゴの夜」で第10回創元推理短編賞を受賞しデビュー。同作は書籍化され大人気シリーズとなり、ドラマ化、舞台化、コミック化された。他著に「モップガール」シリーズ、「アー・ユー・テディ?」シリーズ、『チャンネルファンタズモ』『ご依頼は真昼のバーへBarホロウの事件帳』『風が吹けば』『桜田門のさくらちゃん』『学スクール園王キングダム国』『ゴールデンコンビ 婚活刑事& シンママ警察通訳人』「メゾン・ド・ポリス」シリーズ、『警視庁レッドリスト』などがある。

「2023年 『警視庁アウトサイダー The second act 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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