いつか棺桶はやってくる (小学館文庫 ふ 10-4)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 42
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094083613

感想・レビュー・書評

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  • 感想書き難い。面白かったことは面白かったのだけれども、わざと奇想天外の設定や背景を持ってきて、「普通とは違う」展開を組み込もうとしているな~っていうのが、ヒシヒシと伝わってきた。世界との繋がりだったり、謎の手紙だったり、謎のスーツの男だったり、宗教や人類愛の話を持ってきたり、原爆云々で世界平和を語ったり、なんだか村上春樹を思い出してしまった。それで村上春樹を思い出すってことは、やはり春樹の小説は影響大きいのかな・・と思って思ってしまった。
    結局最後は、マムシも科学から原爆が生まれたことに対して語るための伏線っぽくなったし、奥さんの失踪も、結局は夫婦関係の有り方のせいだったし、理解範囲内で収まるところに収まったのかな、と思った。

  • 12/22
    春樹を意識してることだけはわかる。
    類似点を挙げればキリがないが、少なくとも春樹のほうが面白い。
    文体が明るい割に解決しないまま終わる、というのが狙いなのだろうが、見えすぎ。

著者プロフィール

1963年、東京都生まれ。2003年、『アンダンテ・モッツァレラ・チーズ』(小学館)でデビュー。2014年、『世界でいちばん美しい』(小学館)で織田作之助賞を受賞。主な作品に『おがたQ、という女』(小学館)、『下北沢』(リトルモア/ポプラ文庫)、『いつか棺桶はやってくる』(小学館)、『船に乗れ!』(ジャイブ/ポプラ文庫)、『我が異邦』(新潮社)、『燃えよ、あんず』(小学館)など多数。エッセイ集に『小説は君のためにある』(ちくまプリマ―新書)など。

「2021年 『睦家四姉妹図』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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