スペインの宇宙食 (小学館文庫)

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著者 : 菊地成孔
  • 小学館 (2009年4月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094083781

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スペインの宇宙食 (小学館文庫)の感想・レビュー・書評

  • うーん。すごいよ、菊地さんは。。

    こんな文体は絶対誰にもできないでしょ。

    私にとってカルトです。

  • 「セッション」「la la land」と、大ヒットしたジャズ映画に超長文の辛辣な文章を寄せる菊地成孔。
    どんな本を書いているのかと気になって、手に取ったみた。
    「粋な夜電波」での流れるような口上に覚えがあったが、本を開けばまさしくこれは彼の文章であると確信した。

    一番最初の壮絶な幼少期の話が一番好き。

  • 美味しそうなんスペインの宇宙食がいろいろ紹介されてるんだと思って・・・
    ページをめくっても宇宙食が出てこない。

    あぁ、ミュージシャンのエッセイだったのね。
    最後まで読みきることできず!
    なんか、村上春樹の匂いを感じた。

  • 新宿歌舞伎町のコントめいた話やあっけらかんと性的雰囲気に身を任せるラジオを聴いて、
    面白い人だなぁと思ったので、読んでみた。

    読みながらDCPRGやスパンクハッピーの音楽も聞いたが……
    音楽面で好き! といえるのは、「Vendome,la sick KAISEKI」くらい。
    あの曲は歌詞も雰囲気も歌っている姿も、すべてが衝撃だった。
    (チャイナドレスの瞳ちゃんとスケベな中年親父のセクシュアルなデュエット。)

    さてこの本は、上機嫌と饒舌とビザールと悪趣味と趣味とグルメとファッションと人形のような女の子があふれた、優れたエッセイ集だ。

    決して文章が練られているわけではない。
    ともすれば講談調、ともすれば文意も伝わりづらい。
    しかしこの人、貯め込んだ知識と語彙力がすごいので、読ませる。
    なんでも楽しんでやろうという貪欲さが、いい塩梅に決まっているためだろう。

  • この人の食事の描写はとてもえろい(褒め言葉)。ひりひりするような危うい感覚に満ちたオサレなミュージシャン、キクチさんの日々なのだけど、不思議と鼻につかないのは彼の知性とセンスなのかなあ。音楽に疎い私だけど菊地さんとスパンクハッピーのCDは何枚か持っててどれも愛聴してます。(児)

  • 日本で屈指のグルメな美文家ミュージシャン、菊地成孔さんの初エッセイ集。

    人生は官能と甘美というエッセンスが仕上げる悲しくも美しい一時の連なり、どこを読んでも芳しく濃艶なデギュスタシオンを召し上がれ。

  • 装飾の多い言葉遣いが新鮮。回りくどいと受け取るか人もいるだろうけれど、自分には生み出せない言葉の並びはふとした時に浴びたくなる。

  • "Cuisine cosmique espagnole"(スペインの宇宙食) シンプルなデザインの表紙がかっこいい。

    菊地成孔さんという人もブクログで知った人。事前情報からかなりぶっ飛んでそうな本と予想した。そして事実そうであった。

    破格の文体(文体か?)と繰り出される多彩な固有名詞(食べ物多し)。菊地さんの周りの人もかなりハイテンションで(実在の人物なの? あるいは創作なの?)よくわからないが、何かが巻き起こっている。ミラーボールが激しく回っている感じ(なんだこの例え) でも「変なコト言ってる」という自意識はあるのかなんとなくところどころ寸止めになっている気がする。だからヨミモノとしては成立している。素晴らしいとしかいいようがない(絶賛するのもなんか違うのか?)

    よくわからないがやや中毒性のある文章で、たまに読みたくなりそう。Webにていろいろ調べてみたが菊地さんの実体がもう一つ掴めない。カリスマっぽいことはわかる。いやはやこんな人がいるんですね。ちょこちょこどんな人なのか情報を仕入れよう。

    今のところの印象として、菊地さんは実際会うとものすごくいい人のような気がする。なんとなくそんな気がする。

  • 久しぶりに、何度目か。古い文章も楽しい

  • 菊地成孔に惹かれる理由の一つは、彼のように真っ向から受容し格闘しつつ生きることができなかった自分自身の"あの時代”への郷愁と悔恨のせいだ。わけのわからない憂鬱と焦燥に覆い尽くされたアドレセンス。わずかな救いは遅れて生まれてきたことを嘆きつつ前時代への憧憬に浸ることで、ジャズ喫茶と映画館がシェルターだった。したがって菊地のダブ・セクステット=マイルスの60年代、DCPRG=70年代という符牒が21世紀の妄迷にジャスト・ミートしてしまったのだろう。欲求不満の地点への退行、固着だ。
    80年代のマイルスは不思議な機械装置のようだった。その裏返しがウイントンで、どちらにも興味が持てず古いR&Bばかり聴いていた。新宿公演にも行く気すら起きなかった。
    菊地という存在を知ったのは廃刊になった『エスカイヤ』という雑誌のラテン音楽特集号だった。『南米のエリザベス・テーラー』がリリースされた直後で、菊地とアート・リンゼイのミニCDが付録に付いていた。
    自分なりには音楽遍歴に筋道はあるつもりでいるのだがなかなか身近な仲間にも理解されにくく音楽の宇宙の拡大に反比例してどんどん自閉が加速されてゆく。まるでペルソナとゼーレの関係のように。菊地は深い無意識の底から現れ出た元型なのかもしれない。

  • 現実なのか妄想なのか、それとも巧妙なフィクションなのか、ジャズミュージシャンにして文筆家の菊地成孔氏が送る優雅憂鬱グルメエロティックサディスティックマゾッホ云々

  • ひとみちゃんかわいいな。
    キクチ氏と別世界の人っぷりが良い感じ。
    ラジオリスナーなだけで音楽ぜんぜん知らないけど音楽家の人なんだなと、たまに息継ぎなし!ライブ!みたいな文章をわざとなのか書いてたり、死ぬほどカッコつけてみたりしていて、おおーって感じです。
    スパンクハッピーは好き。
    こんどジャズのCDきいてみよう。

  • 私の知らない分野の話がいっぱいかいてあって面白かった。落ち込んでいた時期だったので読んで癒された。有り難い

  • あの手紙が、なんだか、あまりにクールで、わたしはえらく興奮したものです。

  • 数度となく読み返しているが、食に関する文章が素晴らしい。明日のアラン・デュカスのレストランでのランチに備えて読み返したが、やはり上手い。

  • 文章にテンポがあって、シュールでありエロスを感じる。やはり、音楽的感性のなせる技ななのか?

  • よくわからない。

  • 2010年10月31日購入

    少し読んで何だかそりが合わないので
    読むのを保留中。

  • 日本で屈指のグルメな美文家ミュージシャン、菊地成孔さんの初エッセイ集。

    人生は官能と甘美というエッセンスが仕上げる悲しくも美しい一時の連なり、どこを読んでも芳しく濃艶なデギュスタシオンを召し上がれ。

  • 友人からの紹介で読んだので、菊地成孔という人間を全く知らない状態で読み始めましたが、それでも面白い。というか、美味しそう。
    ああ、この方はミュージシャンなのか、と気付いて音源を漁り、インタビューを漁り、としていたら菊地氏のあのセクシーな声で再生されるようになって困っています。
    文章に色気があって、(苦笑)が多くて、半勃起的な菊地氏が可愛くて仕方ないです。

  • 中身も躁鬱状態。

  • (ジャケットとタイトルで、)

  • 最後のよしもとばななさんの解説の通りだ!
    としか言えなくて、
    頭の中に映像が浮かぶ文章だった。

    読んでて苦しくなる部分もあったけど、おもしろくてhappyになれる要素もいっぱいで、特に岩澤瞳さんが出てくる文章が和んで好きでした。

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スペインの宇宙食 (小学館文庫)の作品紹介

二十一世紀のカリスマ音楽家=文筆家、菊地成孔の快進撃はここから始まった。うつろな美少女の微笑、リストカット縫合の痕、中年ストリッパーのあえぎ、喧嘩に負けた男の悲鳴、全裸での恋人とのダンス、元同級生との夜のドライヴ、ダンスフロアの戦争衝動…。妄想的な時代観察者による、音楽・料理・セックス・精神分析・暴力・戦争・映画・文学・ダンス・絶望そして希望の、華麗にして饒舌なアマルガム。ボーナス・トラックとして、単行本未収録作品「やっと体力が戻ったら、もう女の子の話や食べ物の話ばかり」「宝石求む」の二編を追加。

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