- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094084306
感想・レビュー・書評
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いろいろ盛り込み過ぎてて ごちゃごちゃしてるせいか わかりづらい気が…。あと辰巳翔一の魅力があまり感じられないので 引き込まれない。これ 古い作品らしいから 仕方ないのかも。解説で この作品の続編が16年の歳月を経て 刊行されると書いてるケド なんて作品なんだろ。いまの香納諒一が書けば もう少し面白い作品になってるんじゃない?ある意味 楽しみで読んでみたい。
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2012/8/2 Amazonより届く。
2014/6/16〜6/19
およそ一年ぶりの香納作品。1993年12月刊の「春になれば君は」の改題。
元カメラマン探偵の辰巳翔一の設定が良い。後半の怒涛の展開は読み応え有り。久しぶりに良質のハードボイルドに出会えた。オススメです! -
主人公が探偵で、忌まわしい過去を抱えていて、アル中に近い酒の飲み方をするといったハードボイルドのステレオタイプ的な設定ですが、最近はこのような硬派な作家が減ったので逆に新鮮さを感じてしまいました。
作品中に登場する「自動車電話」という小道具に時代を感じますね。 -
力作なのだろうけれど……
どうにも探偵が飲酒して車を運転するのが引っかかってしまいました。
タバコ、酒、車、失敗した仕事、家族、
そんなあたりが、はーどぼいるど、なんでしょうけれど。
あと、ストーリの絡みが、もう少し整理されていると
もっと引き込まれた気がしました。 -
4月-17。3.0点。
元カメラマンの探偵。三年前のやらせ写真事件で、高校中退
した青年の事件を、調査する。研究学園都市での表と裏。
ハードボイルド。まあまあかな。飲酒運転の記述など、
古さが目立った。 -
筑波を思わせる学研都市で起こった自殺事件と殺人事件。そこには、研究者の歪んだ欲望と子供たちの差別が内在していた。主人公の人物造形と文章が好きな作家なので最後まで楽しめたけど、意外性はなかった。