世界音痴〔文庫〕 (小学館文庫 ほ 4-1)

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784094084412

感想・レビュー・書評

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  • 「かっこ悪い自分の姿を赤裸々に描いた」として名高いエッセーですが、評判程にはかっこ悪くありませんでした。むしろ、文章の彼方此方に、才気あふれる人気作家としての揺るぎない自信が透けて見えて、それが少々鼻に付きました。

    「ダメ人間」かもしれませんが「凡庸」なわけではないのですよね。

    巷には「ダメ人間でも許されるんだ」と自分を安心させるための安酒のようなメンタルヘルス本が氾濫していますが、私の場合は残念ながら、その手の本を読んでも虚しくなるだけで一向に自己肯定ができません。この本に一縷の望みを託して読んでみたのですが、自己肯定どころか、むしろ大いに劣等感を刺激されてしまいました。

    このような卑しい了見の人間には向かない本だったようです。これから読む方は充分お気をつけください。

  • 途中で読了。好みの問題。

  • トイレで地道に読み進めた本。あまり印象に残っていない。ただ漠然といい日本語を使う人だなという印象。他のものを読んでみて判断したい。

  • 又吉氏のおすすめ本ということで
    共感するとこもあれば、本当に???というとこもあるという感じでした・・・。

  • 穂村弘さんという一風変わった方のエッセイ集。
    なんかこう、良く言えば目の付けどころが違う、悪く言えばどうでもよい無駄な事を考えすぎという感じの変わり方。
    回転寿司屋にいってコートを脱ぐかどうかでまず迷う、そして目の前の回転寿司の「流れ」を読む、しばらく欲しいものが来ないでじっと待ってると店員に声をかけられ「この店員、テレパシーが使えるのか?」と考える。

    世界音痴っていうタイトル、なんかパッ聞いた感じどういうことか分かんないが、読んでるうちに穂村さんをズレなく表現しているなあと思うようになります。

    でもあんまし面白くない。

  • わかっててやってる感じがすることがあった

著者プロフィール

穂村 弘(ほむら・ひろし):1962年北海道生まれ。歌人。1990年に歌集『シンジケート』でデビュー。短歌にとどまることなく、エッセイや評論、絵本、翻訳など広く活躍中。著書に『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』、『ラインマーカーズ』、『世界音痴』『もうおうちへかえりましょう』『絶叫委員会』『にょっ記』『野良猫を尊敬した日』『短歌のガチャポン』など多数。2008年、短歌評論集『短歌の友人』で伊藤整文学賞、2017年、エッセイ集『鳥肌が』で講談社エッセイ賞、2018年、歌集『水中翼船炎上中』で若山牧水賞を受賞。

「2023年 『彗星交叉点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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